対世界政府
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ル「メリー!!」
真っ二つになってしまったメリーを信じられないといった顔で見るルフィたち。
サ「これが当然の結果なんじゃねぇのか?
メリーは二度と走れないと断定された船だ
寧ろここまでもったのが不思議なぐらいだ」
ル「で、でもよ!アイスのおっさんとかに言えば直してくれるかも…!」
ゾ「ルフィ」
泣きそうな顔でメリーを直してもらおうとするルフィを止めたのは静かに名前を呼んだゾロの声だった。
ル「ゾロ…」
ゾ「こいつはここまでよくやってくれた
俺たちの自慢の仲間だ
でもだからこそここで休ませてやらねぇか?
限界を越えてでも助けに来てくれた
もう…十分だ」
『ほんとは言わないでおこうかと思ってたんだけどね
メリーをもう一度動かせるようにしたのは私』
ル「母ちゃんが?」
『ニーナと一緒に暫く出ていっていたときあったよね?』
ロ「ええ」
『あの時私はメリーに呼ばれたの
最後の願いがあるって』
ル「最後の…」
『メリーの願いは"もう一度"動きたい
あとたった一度だけでいい、自分を大切にしてくれた仲間を迎えに行きたいってそう言っていた
だから私はできる限りメリーを直した
そのあとは海を操れるニーナにお願いしてきたの』
ニ「でも私はほとんど何もしてないわ
海を特別操る必要がないぐらいメリーは迷いなく進んでいった
力を使ったのは流れを早くするときぐらい
メリーにはまるでみんなの居場所がわかってるみたいだった」
黙って話を聞いていたルフィは俯いていた顔をあげて決意の目を全員に向ける。
ル「わかった
もうメリーを休ませてやろう」
メリーから降りて小舟に乗る。
ルフィは一人で乗って火のついた松明を持ちメリーの側にいて、あとの全員はもうひとつの船に乗っていた。
ル「海底は暗くて寂しいからな
俺たちが見届けてやる」
全員が見守る中、ルフィの手によりメリーに火がつけられる。
ナ「雪?」
メリーが燃えて煙があがると雲もないのに雪が降り始める。
メリーが燃える中、一味はメリー号と過ごした思い出を思い出し、涙を流す。
"ごめんね"
そんなときメリー号から声が聞こえてきた。
聞き覚えのある声に全員が顔をメリーに向ける。
"もっとみんなを遠くまで運んであげたかった…
ごめんね
もっと一緒に冒険したかった
でも僕は…"
ル「ごめんっつうなら俺たちの方だぞ!!
俺、舵下手だからよ、お前を氷山にぶつけたりよ
帆も破ったことあるしよ!
ゾロもサンジもあほだから色んなもん壊すしよ!
そのたんびにウソップが直すんだけど下手くそでよ!
ごめんっつうなら…!!」
ルフィは涙を流しながらメリーに謝る。
"それでも僕は幸せだった
今まで大切にしてくれてどうもありがとう
恋歌さん僕の我が儘を聞いてくれてありがとう
最後にみんなを守れて本当によかった"
『あなたみたいに素晴らしい船に会えて本当によかったわ
こちらこそありがとう』
"僕は本当に幸せだった
君たちがいたから"
ル「メリーー!!!!」
この日東の海からの仲間が一人、海へ旅立って行った。
あのあとは心配して迎えに来てくれたガレーラカンパニーの船に乗せてもらい、無事W7に帰ることができた。
『あ、忘れてた』
フ「何をだよ」
『こっちに連れてきたらいいか』
戦いの疲れで眠ってしまった一味をガレーラカンパニーが貸してくれた部屋に休ませていると恋歌が思い出したように立ち上がる。
ちなみに今起きているのは恋歌とフランキー、ニーナ、ココロ、ここを貸してくれたアイスバーグの五人だけである。
フ「何の話をしてんだ?」
『外、着いて来る?
会いたい人に会えるよ』
フランキーは意味がわからないといった顔をしていたが、気になるため恋歌に着いていった。
フ「今さらその格好をして一体何があるってんだ?」
ちなみに恋歌は今、桜姫の変装をしている。
始めて見たアイスバーグは目が点になっている。
『海軍の人もいるからね
ちょっと離れてて』
言われた通りに恋歌から距離をとると、急に恋歌の頭上に巨大な箱のようなものが現れた。
フ「なんだあれは!?」
真っ二つになってしまったメリーを信じられないといった顔で見るルフィたち。
サ「これが当然の結果なんじゃねぇのか?
メリーは二度と走れないと断定された船だ
寧ろここまでもったのが不思議なぐらいだ」
ル「で、でもよ!アイスのおっさんとかに言えば直してくれるかも…!」
ゾ「ルフィ」
泣きそうな顔でメリーを直してもらおうとするルフィを止めたのは静かに名前を呼んだゾロの声だった。
ル「ゾロ…」
ゾ「こいつはここまでよくやってくれた
俺たちの自慢の仲間だ
でもだからこそここで休ませてやらねぇか?
限界を越えてでも助けに来てくれた
もう…十分だ」
『ほんとは言わないでおこうかと思ってたんだけどね
メリーをもう一度動かせるようにしたのは私』
ル「母ちゃんが?」
『ニーナと一緒に暫く出ていっていたときあったよね?』
ロ「ええ」
『あの時私はメリーに呼ばれたの
最後の願いがあるって』
ル「最後の…」
『メリーの願いは"もう一度"動きたい
あとたった一度だけでいい、自分を大切にしてくれた仲間を迎えに行きたいってそう言っていた
だから私はできる限りメリーを直した
そのあとは海を操れるニーナにお願いしてきたの』
ニ「でも私はほとんど何もしてないわ
海を特別操る必要がないぐらいメリーは迷いなく進んでいった
力を使ったのは流れを早くするときぐらい
メリーにはまるでみんなの居場所がわかってるみたいだった」
黙って話を聞いていたルフィは俯いていた顔をあげて決意の目を全員に向ける。
ル「わかった
もうメリーを休ませてやろう」
メリーから降りて小舟に乗る。
ルフィは一人で乗って火のついた松明を持ちメリーの側にいて、あとの全員はもうひとつの船に乗っていた。
ル「海底は暗くて寂しいからな
俺たちが見届けてやる」
全員が見守る中、ルフィの手によりメリーに火がつけられる。
ナ「雪?」
メリーが燃えて煙があがると雲もないのに雪が降り始める。
メリーが燃える中、一味はメリー号と過ごした思い出を思い出し、涙を流す。
"ごめんね"
そんなときメリー号から声が聞こえてきた。
聞き覚えのある声に全員が顔をメリーに向ける。
"もっとみんなを遠くまで運んであげたかった…
ごめんね
もっと一緒に冒険したかった
でも僕は…"
ル「ごめんっつうなら俺たちの方だぞ!!
俺、舵下手だからよ、お前を氷山にぶつけたりよ
帆も破ったことあるしよ!
ゾロもサンジもあほだから色んなもん壊すしよ!
そのたんびにウソップが直すんだけど下手くそでよ!
ごめんっつうなら…!!」
ルフィは涙を流しながらメリーに謝る。
"それでも僕は幸せだった
今まで大切にしてくれてどうもありがとう
恋歌さん僕の我が儘を聞いてくれてありがとう
最後にみんなを守れて本当によかった"
『あなたみたいに素晴らしい船に会えて本当によかったわ
こちらこそありがとう』
"僕は本当に幸せだった
君たちがいたから"
ル「メリーー!!!!」
この日東の海からの仲間が一人、海へ旅立って行った。
あのあとは心配して迎えに来てくれたガレーラカンパニーの船に乗せてもらい、無事W7に帰ることができた。
『あ、忘れてた』
フ「何をだよ」
『こっちに連れてきたらいいか』
戦いの疲れで眠ってしまった一味をガレーラカンパニーが貸してくれた部屋に休ませていると恋歌が思い出したように立ち上がる。
ちなみに今起きているのは恋歌とフランキー、ニーナ、ココロ、ここを貸してくれたアイスバーグの五人だけである。
フ「何の話をしてんだ?」
『外、着いて来る?
会いたい人に会えるよ』
フランキーは意味がわからないといった顔をしていたが、気になるため恋歌に着いていった。
フ「今さらその格好をして一体何があるってんだ?」
ちなみに恋歌は今、桜姫の変装をしている。
始めて見たアイスバーグは目が点になっている。
『海軍の人もいるからね
ちょっと離れてて』
言われた通りに恋歌から距離をとると、急に恋歌の頭上に巨大な箱のようなものが現れた。
フ「なんだあれは!?」