ル「母ちゃん！」

恋歌を見つけたルフィは船から飛び上がって抱きついてきた。

ル「怪我は!?」

『ないよ

ちゃんと勝ってきた』

ル「さすが母ちゃん！」

ルフィを抱えたままメリー号に着地する。

チ「大丈夫なのか!?

どこか凍らされたとこあるか!?」

一番に駆けつけてきてくれたのはチョッパーで、凍傷の心配をしてくれている。

『大丈夫よ

どこも怪我してないから』

ナ「無傷!?

海軍大将相手に!?」

ル「勝ってきたってよ！」

ナ「やっぱあんたわけわかんないわ…」

無事に帰ってきたことにほっと息をつくルフィたち。

ただウソップだけが情けない顔をして遠くから恋歌が帰ってきたことを確認するのだった。









『さてと、ちょっと行きたいところできたし私行くね』

「「「「は？」」」」

暫くの雑談のあと、急に背伸びをした恋歌は行くところがあると立ち上がる。

ニ「どこに行くんですか？」

『白ひげさんのところよ、来る？』

「「「し、白ひげ!?」」」

ニ「いえ、私は…」

『そう？じゃあニーナを迎えにもう一度ここに来るから待っててくれる？』

ニ「はい」

ル「なんだよー行っちまうのか？」

いじけたように言うルフィの頭を微笑みながら撫でてやる。

『ニーナを迎えに来たときに会えるよ

あ、でもなんかあったら呼んでね』

ル「わかった！」

一瞬で桜姫の変装をした恋歌は空中に立つ。

『じゃあ暫くの間だったけどお世話になりました


ニーナとルフィをよろしく』

ナ「来るときも帰るときも唐突ね…

またいらっしゃい」

『うん

じゃあね』

手を振ってくれるルフィたちに手を振り返すと一瞬でその場から消えた。







ナ「いつもの恋歌見てると桜姫だってこと忘れちゃうわよねー」

サ「見た目からはあの強さは想像もつかないからな」

ロ「…」

ウ「強さ…」

チ「また来るんだもんな」

ル「もちろんだ！」