大将青雉
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それから数日、ルフィの船で世話になることでルフィとニーナも仲良くなり、他のクルーとも仲良くなっていた。
ある日ニーナが緊張した面持ちで恋歌に話しかけてきた。
ニ「あの…ルフィに私の過去を…聞いてもらおうと思ってるんです…」
『いいの?』
ニ「隠したままは嫌なんです…
兄弟だと認めてくれた人に…」
『大丈夫、ルフィなら受け入れてくれるから
言い終わったらちょっと来てくれる?』
ニ「はい…行ってきます!」
ニーナは気合いを入れてルフィの首根っこを掴んで女部屋に連れていった。
あそこなら男が入ることはできないし、ナミとロビンなら真剣な話をしているとわかったら入ってこないからだ。
『頑張ってニーナ』
暫くすると女部屋から強く壁を殴る音が聞こえてきた。
何事かとクルーたちは慌て出す。
『気にしないで
多分ルフィだから』
ゾ「なにやってんだよあのバカは…」
心配で女部屋の扉を全員で見つめていると勢いよく扉が開いた。
『ルフィ…』
出てきたのはルフィ。
雰囲気からして怒っているようだ。
ル「母ちゃんちょっといいか」
『うん…』
ルフィに呼ばれ大人しく女部屋に入る。
中には涙を流しているニーナがいた。
『全部聞いたの?』
扉が閉まったのを確認してルフィに問いかける。
ル「本当なのか?ニーナの話は」
『背中の見せてもらった?』
ル「ああ…だけど俺には見たことねぇマークだ
でも天竜人っていうのは聞き覚えがある」
『サボの時の人よ
ゴア王国に来てた世界貴族』
ル「そうだったのか…
エースとサボはこのこと知ってんのか?」
『ええ
ちょっと前に教えてもらったわ』
ル「でも…なんでニーナが…」
強く拳を握りしめて悔しそうに俯くルフィ。
ル「なんでニーナがそんな仕打ちを受けなきゃいけないんだ!!」
ルフィがどこにぶつけたらいいのかわからない怒りを恋歌に怒鳴ることでぶつける。
ニ「ルフィ止めて!」
『ニーナ…』
恋歌に怒鳴るルフィを涙目のニーナが必死に止める。
ニ「恋歌に怒鳴っても何もかわらないわ
私のために怒ってくれるのは嬉しい
でも恋歌には…」
ル「わりぃ…」
『いいのよ
ルフィが優しいのは知ってるから』
ルフィがはっとしたように恋歌に謝るが恋歌はさほど気にしていないようだ。
ル「このヘンテコな印がニーナを苦しめてんのか?」
ニ「これは人間以下という印
これを見られてしまえば私が奴隷だったということが一目でわかる」
『ニーナはその印が消えることを望む?』
ニ「できることならそうしたいです…
でもこれは消えない…」
心配させないように作り笑いを浮かべるニーナの目を恋歌は優しく見つめ返す。
『私は貴女がその跡を消すことを望むなら叶えるわ
もう貴女は自由で、奴隷でもなんでもないの
家族じゃない、言いたいこともしたいことも全部言って?ね?』
ル「そうだぞ
俺たちは兄弟じゃねぇか」
恋歌の優しい声とルフィの笑顔に一度止まった涙がもう一度溢れてくる。
ニ「我が儘を言ってもいいの?」
『もちろん』
ニ「私は生きてていいの?」
ル「当たり前だ!!」
人間以下の扱いを受け、最近まで一人で生きてきた。
恋歌と一緒にいても自分が生きていてもいいのかわからなかった。
我が儘など許されるはずがないと思ってた。
ニ「みんなと生きていたい…
恋歌と、ルフィと、エースと…サボとずっとずっとずっと!一緒にいたい…」
『お安いご用よ』
ル「ああ、ずっと一緒だ」
『今度エースにもサボにも同じことを言ってあげるといいわ
きっと二人とも喜ぶから』
ニ「はいっ!」
恋歌は泣きじゃくるニーナを抱き締めて背中に手をあてる。
『【双天帰舜】』
ニーナの背中がオレンジの光に包まれる。
暫くしてから光が消える。
『これからもどんどん我が儘言ってね
そっちの方が嬉しいから』
ニーナは背中を部屋の鏡で見て驚いた顔をする。
ニ「消え…てる…」
ル「にししっ!やっぱ母ちゃんはすげぇな」
『ありがと』
ニ「恋歌…ありがとう…
本当に…ありがとう…」
『貴女は私の娘よ
気にしないで』
ある日ニーナが緊張した面持ちで恋歌に話しかけてきた。
ニ「あの…ルフィに私の過去を…聞いてもらおうと思ってるんです…」
『いいの?』
ニ「隠したままは嫌なんです…
兄弟だと認めてくれた人に…」
『大丈夫、ルフィなら受け入れてくれるから
言い終わったらちょっと来てくれる?』
ニ「はい…行ってきます!」
ニーナは気合いを入れてルフィの首根っこを掴んで女部屋に連れていった。
あそこなら男が入ることはできないし、ナミとロビンなら真剣な話をしているとわかったら入ってこないからだ。
『頑張ってニーナ』
暫くすると女部屋から強く壁を殴る音が聞こえてきた。
何事かとクルーたちは慌て出す。
『気にしないで
多分ルフィだから』
ゾ「なにやってんだよあのバカは…」
心配で女部屋の扉を全員で見つめていると勢いよく扉が開いた。
『ルフィ…』
出てきたのはルフィ。
雰囲気からして怒っているようだ。
ル「母ちゃんちょっといいか」
『うん…』
ルフィに呼ばれ大人しく女部屋に入る。
中には涙を流しているニーナがいた。
『全部聞いたの?』
扉が閉まったのを確認してルフィに問いかける。
ル「本当なのか?ニーナの話は」
『背中の見せてもらった?』
ル「ああ…だけど俺には見たことねぇマークだ
でも天竜人っていうのは聞き覚えがある」
『サボの時の人よ
ゴア王国に来てた世界貴族』
ル「そうだったのか…
エースとサボはこのこと知ってんのか?」
『ええ
ちょっと前に教えてもらったわ』
ル「でも…なんでニーナが…」
強く拳を握りしめて悔しそうに俯くルフィ。
ル「なんでニーナがそんな仕打ちを受けなきゃいけないんだ!!」
ルフィがどこにぶつけたらいいのかわからない怒りを恋歌に怒鳴ることでぶつける。
ニ「ルフィ止めて!」
『ニーナ…』
恋歌に怒鳴るルフィを涙目のニーナが必死に止める。
ニ「恋歌に怒鳴っても何もかわらないわ
私のために怒ってくれるのは嬉しい
でも恋歌には…」
ル「わりぃ…」
『いいのよ
ルフィが優しいのは知ってるから』
ルフィがはっとしたように恋歌に謝るが恋歌はさほど気にしていないようだ。
ル「このヘンテコな印がニーナを苦しめてんのか?」
ニ「これは人間以下という印
これを見られてしまえば私が奴隷だったということが一目でわかる」
『ニーナはその印が消えることを望む?』
ニ「できることならそうしたいです…
でもこれは消えない…」
心配させないように作り笑いを浮かべるニーナの目を恋歌は優しく見つめ返す。
『私は貴女がその跡を消すことを望むなら叶えるわ
もう貴女は自由で、奴隷でもなんでもないの
家族じゃない、言いたいこともしたいことも全部言って?ね?』
ル「そうだぞ
俺たちは兄弟じゃねぇか」
恋歌の優しい声とルフィの笑顔に一度止まった涙がもう一度溢れてくる。
ニ「我が儘を言ってもいいの?」
『もちろん』
ニ「私は生きてていいの?」
ル「当たり前だ!!」
人間以下の扱いを受け、最近まで一人で生きてきた。
恋歌と一緒にいても自分が生きていてもいいのかわからなかった。
我が儘など許されるはずがないと思ってた。
ニ「みんなと生きていたい…
恋歌と、ルフィと、エースと…サボとずっとずっとずっと!一緒にいたい…」
『お安いご用よ』
ル「ああ、ずっと一緒だ」
『今度エースにもサボにも同じことを言ってあげるといいわ
きっと二人とも喜ぶから』
ニ「はいっ!」
恋歌は泣きじゃくるニーナを抱き締めて背中に手をあてる。
『【双天帰舜】』
ニーナの背中がオレンジの光に包まれる。
暫くしてから光が消える。
『これからもどんどん我が儘言ってね
そっちの方が嬉しいから』
ニーナは背中を部屋の鏡で見て驚いた顔をする。
ニ「消え…てる…」
ル「にししっ!やっぱ母ちゃんはすげぇな」
『ありがと』
ニ「恋歌…ありがとう…
本当に…ありがとう…」
『貴女は私の娘よ
気にしないで』