そのあとはトンジットに勝利の報告。

モーグラという生物に乗った少年が突然現れ、その少年がトンジットの孫だとわかり再会を喜んでいた。

その少年の穴を辿っていけば村につけるとわかり麦わら海賊団は心配することもなくなり出航することにした。







ル「エースとサボはどうすんだ？」

ちゃっかりメリー号に乗っている二人を見てルフィが声をかける。

もちろん恋歌とニーナも乗っている。

エ「ちょっとやらなきゃならねぇことがあってな」

サボ「そうそう

それが終わったら俺らは降りるからさ」

ル「やらなきゃならねぇこと？」

エ「悪いんだけどさ酒とコップ４つ貸してくれねぇか？」

サンジに持ってきてもらうように頼むと不思議そうな顔をしながらもサンジは厨房から持ってきてくれた。

ル「なるほどな」

ルフィもしたいことがわかったらしくコップを持つ。

エ「ま、俺らは二回目だけどな」

サボ「何回しても変わらねぇさ」

サボがニーナに空のコップを渡す。

ニ「私も？」

意味がわかっていないのはルフィ以外のクルーとニーナだけだ。

恋歌は最初からわかっていたようで微笑んで見てるだけだ。

エースが酒の入ったビンを持って四人のコップに酒をつぐ。

エ「知ってるかニーナ」

サボ「盃をかわすと兄弟になれるんだ」

ニ「え？」

ル「だから俺たちは今日から正式に…」

「「「兄弟だ!!」」」

ガツンとコップをニーナにぶつけあって一気に酒を飲み干す。

サボ「なにやってんだ

主役が飲まねぇと」

エ「そうだぞ

せっかく俺らがそろってんだ

こういうときにやらねぇといけねぇしな」

ル「集まることがなかなかねぇからな」

三人は一気に酒を飲み干したがニーナだけは俯いたまま口をつけようとしない。

『よかったね

これでみんなとも兄弟になれた

私からはこれ渡しとくね』

恋歌がニーナの首にかけたのは兄弟三人がしているネックレス。

ニーナの石は水色だ。

ニ「これ…」

『いつも一緒にいるからね

いつ渡そうかと思ってたんだけど』

サボ「よかったじゃねぇか」

ニ「うん…うんっ!!」

ポロポロと涙を流しながら頷くニーナはそれを隠すように酒を一気に飲んだ。

ニ「これからよろしくね!!」

「「「ああ!!」」」










ゾ「美しき兄弟ってな」

チ「やっぱり兄弟って素晴らしいんだな」

ナ「やっぱり恋歌は兄弟盃は飲まないのね」

ロ「母親ですものね」

ウ「ルフィも昔ああやってエースたちと兄弟になったんだろうな」

サ「いいもんだな、兄弟ってのは…」