さっきの銃声はロビンの読み通り二回戦を承諾した銃声だった。

ルフィはナミとウソップに勝負を受けたことでぼこぼこにされている。

ナ「せっかく勝ったのに何やってんの！」

ル「ずみばせんでしだ…」

『まぁまぁナミ落ち着いて』

ニ「次も勝てばいいんだし、ね？」

恋歌とニーナに宥められてナミは拳をおさめる。

『まだまだ帰れそうにないね』

ニ「私は楽しいからいいです！」

『確かにね』

ル「次はニーナも出れるぞ！」

ニ「本当!?」

『よかったね』

ナ「この…お気楽家族！」











『ドッジボール？』

二回目のデービーバックファイトの一回戦はドッジボールらしい。

審判も何人もいてルールブックが分厚い辞書のようになっている。

外野を予め決めておき、その人は相手をアウトにしても内野に戻ることはできない。

内野はアウトになれば外野に行く。

だがアウトになれば失格になる。

『つまりは普通のドッジボールってわけね』

ナ「私外野ね」

一番最初に手をあげて宣言したのはナミ。

恐らく当てられる心配がないからだろう。

ウソップも志願したがロビンが外野に行くということで却下された。

ロ「恋歌とニーナはいいの？」

『私はどっちでもいいよ

ロビンはそのルールブック読んでルールの勉強してくれてるし外野でいいんじゃないかな』

ニ「私も異論はないわ」

ニーナもルフィがメンバーに加えてくれたため今回から参加できるようになった。

ちなみに恋歌だけの特別ルールもナミとウソップの猛抗議によりなくなった。

だがひとつの技は一度ずつしか使えないということになった。

ナ「ほんと卑怯なやつら」

『大丈夫だよ

リセットされただけでも十分だし』

ナ「ならいいんだけど…」

「始めるので外野の選手は外野へ行ってくれ

内野はコートの中へ」

審判の指示に従い内野と外野にわかれる。

さすがフォクシー海賊団は500人の海賊団なだけあって人数が麦わらの一味とは比べ物にならなかった。

外野の選手だけでこちらのコートには隙間がないほどだ。

ル「うしっ！ぜってぇ勝つぞ！」

「「「「おお!!」」」」