デービーバックファイト
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しーんと静まり返る会場。
着地をしてダークブーツの発動を解いて倒れるゾロとサンジに駆け寄る。
『大丈夫?』
意識は二人ともあるようで笑って大丈夫だと返してくれた。
『そこの実況の人』
唖然としたままの回りをほって恋歌はイトミミズに話しかける。
「は、はい!!」
『審判が不慮の事故で気絶しちゃったけどゴールに入ったから私たちの勝ちですよね?』
イトミミズからは恋歌の表情は見えないが断れない雰囲気が漂っていた。
「あ!そうですね!
試合終了!!
グロッキーリングを勝ったのは麦わらの一味!!」
イトミミズが麦わらの一味の勝利を宣告すると盛り上がる麦わら海賊団。
ゾロとサンジを心配して駆け寄ってきたが恋歌は何も話すことなくそのまま背をむけてどこかに歩いていく。
ル「母ちゃん?」
『はぁ…』
恋歌は海賊たちから離れたところの草原で一人寝転がりながら空を見ていた。
ル「どうしたんだ?」
心配して着いてきてくれたのかルフィが恋歌の顔を覗き込む。
『いいの?
みんな向こうにいるんでしょ?』
ル「今は母ちゃん優先だ
それでどうしたんだよ」
『……』
ルフィは恋歌の横に腰を下ろすと同じように空を見上げた。
ル「らしくねぇよ
母ちゃんがそんな難しい顔するなんてさ」
『難しい顔、か
さっきのゲーム、私ゾロとサンジくんに悪いことしちゃったなって思ってさ』
ル「どういうことだ?
母ちゃんは二人を助けてくれたじゃねぇか」
『あの二人なら私が手を出さなくても勝てた
それだけの実力があの二人にはあるわ
でも私は二人が怪我をしたのを見て自分を抑えられなかった
あの二人は私に手を出してほしくなかったはず
強い人ってさ、しかも男の人ほど勝負に手を出してほしくないものだってわかってたはずなんだけどなぁ…』
恋歌は腕を目にあてて視界を遮った。
ル「…よくわかんねぇけどさ
俺は助けられたくないんだったら助けてもらった人以上に強くなればいいと思う
確かにプライドはある
自分を強いと思っているやつほど助けてもらえばプライドを傷つけられる
でもな、プライドを傷つけられたくなけりゃ誰よりも強くなればいい
誰にも助けられなくてもすむように…」
『ルフィ…』
ル「大丈夫だ
ゾロはいつか世界一の剣豪になる男だし、サンジだってオールブルーっていう伝説の海を見つけなきゃならねぇ
だからあいつらはまだまだ強くなる
まだあいつらは強くなっていってる途中なんだ
俺だって海賊王になるけど俺より強いやつはいっぱいいる
いつか母ちゃんも越えなきゃならねぇ
ずっと守ってもらってきたけどエースもサボも俺も母ちゃんを越えて守るために強くなりたかった
だからさそんな顔すんなよ
俺は大事な仲間を助けてくれて感謝してる
いつも助けてくれてありがとう」
『そっか…』
腕で目は見えないが口は弧を描いていた。
着地をしてダークブーツの発動を解いて倒れるゾロとサンジに駆け寄る。
『大丈夫?』
意識は二人ともあるようで笑って大丈夫だと返してくれた。
『そこの実況の人』
唖然としたままの回りをほって恋歌はイトミミズに話しかける。
「は、はい!!」
『審判が不慮の事故で気絶しちゃったけどゴールに入ったから私たちの勝ちですよね?』
イトミミズからは恋歌の表情は見えないが断れない雰囲気が漂っていた。
「あ!そうですね!
試合終了!!
グロッキーリングを勝ったのは麦わらの一味!!」
イトミミズが麦わらの一味の勝利を宣告すると盛り上がる麦わら海賊団。
ゾロとサンジを心配して駆け寄ってきたが恋歌は何も話すことなくそのまま背をむけてどこかに歩いていく。
ル「母ちゃん?」
『はぁ…』
恋歌は海賊たちから離れたところの草原で一人寝転がりながら空を見ていた。
ル「どうしたんだ?」
心配して着いてきてくれたのかルフィが恋歌の顔を覗き込む。
『いいの?
みんな向こうにいるんでしょ?』
ル「今は母ちゃん優先だ
それでどうしたんだよ」
『……』
ルフィは恋歌の横に腰を下ろすと同じように空を見上げた。
ル「らしくねぇよ
母ちゃんがそんな難しい顔するなんてさ」
『難しい顔、か
さっきのゲーム、私ゾロとサンジくんに悪いことしちゃったなって思ってさ』
ル「どういうことだ?
母ちゃんは二人を助けてくれたじゃねぇか」
『あの二人なら私が手を出さなくても勝てた
それだけの実力があの二人にはあるわ
でも私は二人が怪我をしたのを見て自分を抑えられなかった
あの二人は私に手を出してほしくなかったはず
強い人ってさ、しかも男の人ほど勝負に手を出してほしくないものだってわかってたはずなんだけどなぁ…』
恋歌は腕を目にあてて視界を遮った。
ル「…よくわかんねぇけどさ
俺は助けられたくないんだったら助けてもらった人以上に強くなればいいと思う
確かにプライドはある
自分を強いと思っているやつほど助けてもらえばプライドを傷つけられる
でもな、プライドを傷つけられたくなけりゃ誰よりも強くなればいい
誰にも助けられなくてもすむように…」
『ルフィ…』
ル「大丈夫だ
ゾロはいつか世界一の剣豪になる男だし、サンジだってオールブルーっていう伝説の海を見つけなきゃならねぇ
だからあいつらはまだまだ強くなる
まだあいつらは強くなっていってる途中なんだ
俺だって海賊王になるけど俺より強いやつはいっぱいいる
いつか母ちゃんも越えなきゃならねぇ
ずっと守ってもらってきたけどエースもサボも俺も母ちゃんを越えて守るために強くなりたかった
だからさそんな顔すんなよ
俺は大事な仲間を助けてくれて感謝してる
いつも助けてくれてありがとう」
『そっか…』
腕で目は見えないが口は弧を描いていた。