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『えっと…』
残された恋歌と女性。
「まずは自己紹介ね
私はニーナよ、よろしくね」
『あ、私は恋歌です
よろしくお願いします』
ニ「そんなに畏まらなくていいわ
あまり歳も変わらないだろうし」
『はい…』
ニ「さ、時間があまりないからさっさと済ませるわよ」
『何を?』
ニ「いいからここ座って」
ニーナに無理矢理座らされたのは三面鏡の前。
ニ「私は貴女を綺麗にするために呼ばれたの
元がいいからあんまりいじるのはやめておくけど」
櫛を取り出したニーナは恋歌の髪をとかし始めた。
ニ「はじめてのデートなんでしょ?
だったら綺麗にしていかないとね」
楽しそうに笑うニーナ。
『デートっていっても、その、一緒に行ってくれるかどうか…』
ニ「じゃあ断れないぐらい綺麗にしていけばいいのよ」
ここからニーナの技術により恋歌を女の子に変えていった。
ニ「さ、できた」
『こ、こんなことされたの、始めて…』
鏡に映った恋歌は薄く化粧をされていて、髪は巻かれ首の後ろでふたつに分けられ前に流されている。
ニ「とっても綺麗よ
これなら恋歌の彼氏もびっくりするわ」
『変じゃない?』
ニ「私の技術を信じなさい
さ、祭に行くんでしょ?行っておいで」
『うん!ありがとう行ってきます!』
ぱたぱたと出ていく恋歌を優しい眼差しで見送るニーナ。
サボ「悪かったな
急に頼んで」
ニ「いいのよ別に
あれだけ綺麗な子だったらやりがいもあったしね」
サボ「そっか」
ニ「あんたもあの子のこと好きなんでしょ?」
サボ「…何でわかった?」
ニ「女の勘は恐ろしいのよ」
サボ「覚えておくよ
確かに一人の女としても好きだ
でも何よりあの人が幸せならそれでいいんだ
親孝行ってやつかな」
ニ「親孝行?何言ってんの?」
サボ「はは、俺たち家族だけの秘密だな」
サボに部屋から出たときに言われた通りエースのペンダントの気配を探してそこまで歩いていく。
『(案外近いところにいたのね)』
もう少しでエースのところにつくというときに誰かに腕を掴まれた。
見るとにやにやした男たちが数人いた。
「お嬢さん一人?」
『(なんかデジャブ…)
いえ、人に会いに行くので』
「俺たちと遊ばない?」
『(人の話を聞いてるのかしら…)
ですから私は人と…』
「そんなやつより俺たちの方が楽しいって」
『(何を根拠に…)
急いでいるので失礼します』
腕を振り払って立ち去ろうとしたが行き先を封じられる。
『退いてもらえますか?』
「強気なお嬢さんだな
そんなとこも可愛いけど」
「俺たちが怖くないのか?」
『特に』
「まぁいいじゃねぇか
俺たちといいことしようぜ」
二人の男に両腕を掴まれて連れていかれそうになる。
『いい加減に…!!』
恋歌がそろそろ限界を迎えようとしたとき道を塞いでいた男が急に倒れた。
「何だ!?」
エ「人の女に気安く触るとはいい度胸してるじゃねぇか」
『エース』
エ「よっ、久しぶり」
男を踏みつけながら現れたのはエースだった。
「てめぇ何しやがる!」
仲間をやられた男たちは恋歌を離してエースに殴りかかる。
だが一般人の拳が当たるわけもなく簡単に避けられる。
エ「言っとくが俺は争い事はあまり好きじゃねぇ
それでも来るのか?」
「当たり前だ!!」
「おい!ちょっと待て!!」
「何だよ!?」
「そいつもしかして…火拳のエースじゃねぇか!?」
一人の男がエースのことに気づいたらしく青くなる。
「何だと!?」
エ「へぇ、俺のこと知ってんのか?」
「やべぇぞ!逃げろ!」
エースの正体に気づいたとたん一目散に去っていく男たち。
エ「いやーどうもお騒がせしました」
エースは丁寧に回りの人たちに頭を下げて謝罪する。
残された恋歌と女性。
「まずは自己紹介ね
私はニーナよ、よろしくね」
『あ、私は恋歌です
よろしくお願いします』
ニ「そんなに畏まらなくていいわ
あまり歳も変わらないだろうし」
『はい…』
ニ「さ、時間があまりないからさっさと済ませるわよ」
『何を?』
ニ「いいからここ座って」
ニーナに無理矢理座らされたのは三面鏡の前。
ニ「私は貴女を綺麗にするために呼ばれたの
元がいいからあんまりいじるのはやめておくけど」
櫛を取り出したニーナは恋歌の髪をとかし始めた。
ニ「はじめてのデートなんでしょ?
だったら綺麗にしていかないとね」
楽しそうに笑うニーナ。
『デートっていっても、その、一緒に行ってくれるかどうか…』
ニ「じゃあ断れないぐらい綺麗にしていけばいいのよ」
ここからニーナの技術により恋歌を女の子に変えていった。
ニ「さ、できた」
『こ、こんなことされたの、始めて…』
鏡に映った恋歌は薄く化粧をされていて、髪は巻かれ首の後ろでふたつに分けられ前に流されている。
ニ「とっても綺麗よ
これなら恋歌の彼氏もびっくりするわ」
『変じゃない?』
ニ「私の技術を信じなさい
さ、祭に行くんでしょ?行っておいで」
『うん!ありがとう行ってきます!』
ぱたぱたと出ていく恋歌を優しい眼差しで見送るニーナ。
サボ「悪かったな
急に頼んで」
ニ「いいのよ別に
あれだけ綺麗な子だったらやりがいもあったしね」
サボ「そっか」
ニ「あんたもあの子のこと好きなんでしょ?」
サボ「…何でわかった?」
ニ「女の勘は恐ろしいのよ」
サボ「覚えておくよ
確かに一人の女としても好きだ
でも何よりあの人が幸せならそれでいいんだ
親孝行ってやつかな」
ニ「親孝行?何言ってんの?」
サボ「はは、俺たち家族だけの秘密だな」
サボに部屋から出たときに言われた通りエースのペンダントの気配を探してそこまで歩いていく。
『(案外近いところにいたのね)』
もう少しでエースのところにつくというときに誰かに腕を掴まれた。
見るとにやにやした男たちが数人いた。
「お嬢さん一人?」
『(なんかデジャブ…)
いえ、人に会いに行くので』
「俺たちと遊ばない?」
『(人の話を聞いてるのかしら…)
ですから私は人と…』
「そんなやつより俺たちの方が楽しいって」
『(何を根拠に…)
急いでいるので失礼します』
腕を振り払って立ち去ろうとしたが行き先を封じられる。
『退いてもらえますか?』
「強気なお嬢さんだな
そんなとこも可愛いけど」
「俺たちが怖くないのか?」
『特に』
「まぁいいじゃねぇか
俺たちといいことしようぜ」
二人の男に両腕を掴まれて連れていかれそうになる。
『いい加減に…!!』
恋歌がそろそろ限界を迎えようとしたとき道を塞いでいた男が急に倒れた。
「何だ!?」
エ「人の女に気安く触るとはいい度胸してるじゃねぇか」
『エース』
エ「よっ、久しぶり」
男を踏みつけながら現れたのはエースだった。
「てめぇ何しやがる!」
仲間をやられた男たちは恋歌を離してエースに殴りかかる。
だが一般人の拳が当たるわけもなく簡単に避けられる。
エ「言っとくが俺は争い事はあまり好きじゃねぇ
それでも来るのか?」
「当たり前だ!!」
「おい!ちょっと待て!!」
「何だよ!?」
「そいつもしかして…火拳のエースじゃねぇか!?」
一人の男がエースのことに気づいたらしく青くなる。
「何だと!?」
エ「へぇ、俺のこと知ってんのか?」
「やべぇぞ!逃げろ!」
エースの正体に気づいたとたん一目散に去っていく男たち。
エ「いやーどうもお騒がせしました」
エースは丁寧に回りの人たちに頭を下げて謝罪する。