ドラム王国
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ワ「決めたぞ!貴様この俺様の妃になれ」
『はぁ?』
ワポルの発言に間の抜けた声を出してしまう恋歌。
ワ「喜べ、この国の王女になれるのだからな!」
『いや、お断りさせていただきます』
ワ「なんだ?太った男は好みではないか?
ならば"バクバクファクトリー!"」
急に自分を食べ始めたかと思うとバケツみたいなものになってしまった。
もちろん手は離されたため今のうちに逃げようかとも思ったが、ワポルを見に来たのに逃げるのはおかしい。
そんなことを考えているうちにワポルが出てきた。
ワ「"スリムワポール"」
『…』
先程より細くなったワポルが出てきた。
そして再び腕を掴まれる。
ワ「どうだ、これならいいだろう?」
『いえ、結構です』
ワ「貴様…王様の言葉に逆らうのか?」
『嫌なものは嫌なので』
ワ「この俺様を侮辱しおって!
死刑にしてくれる!」
ワポルが激怒し、手を大砲に換えて恋歌の頭に突きつける。
ワ「詫びるなら許してやらんこともないが?」
『……』
ワ「そうか!ならば…「何やってんだ!」ぐはっ…!?」
大砲を恋歌に突きつけていたワポルが急に吹っ飛び壁に激突した。
それをやったのは…
『ルフィ』
ル「大丈夫か!?」
駆けつけてくれたルフィだった。
『大丈夫よ』
ル「………ちょっと腕見せてみろ」
ルフィに腕をそっと掴まれ、袖を捲られる。
先ほどワポルに掴まれた場所だ。
『あらま…』
ル「あの邪魔口!!絶対に許さねぇ!!」
恋歌の腕にはくっきりとワポルの手の痕がついてあった。
白い恋歌の腕にくっきり残ったそれを見てルフィはワポルを怒鳴る。
ル「よくも…よくも恋歌を…
母ちゃんを傷つけてくれたな!」
ルフィはそのままワポルに突っ込んでいき天井高く飛ばしてそれを追いかけていったので二人とも恋歌の前から消えてしまった。
『あれ?何か落ちてる』
ワポルがさっきまでいた場所にはひとつの鍵が落ちていた。
『これって…
(持っといて損はないよね)』
恋歌はそれをポケットに仕舞ってルフィの後を追うために階段を上っていった。
ゾ「で?お前は城のてっぺんで何してたんだ?」
『戦ってたのよ、この国の元王様とね』
「「「恋歌(さん)!!」」」
ルフィに置いていかれたためやっと追い付いた恋歌はルフィの後ろから顔を出す。
ナ「あんた歩いて大丈夫なの!?」
『大丈夫よ
もう熱は下がったしね』
ビ「よかった!」
く「大人しくしてろと言ったはずなんだけどねぇ…」
笑いあう三人の背後から黒いオーラを出したくれはが出てきた。
『ほんとに治りましたから』
く「いいから病室に戻りな
他の怪我人もだよ
あの黒いガキはすでに病室に放り込んどいた」
ルフィはチョッパーを追いかけて森の中に走っていってしまうし、ゾロはくれはをクソババア呼ばわりしたことで殴られ、ウソップはそれに怯えて何もできないでいる。
『わかりました…』
恋歌はナミとビビの付き添いのもと病室に戻ることにした。
く「ドルトン、この城の武器庫の鍵ってのはどこにあるんだい
知ってるね?」
ド「武器庫?何故貴方がそんなものを…」
く「どうしようとあたしの勝手さね」
ド「あの鍵は昔からワポルが携帯していたのでずっとそうならワポルと一緒に空へ…」
く「何?ほんとかい…
困ったねぇ…」
ナ「何か物騒な話してるわね…」
ビ「そうね
武器庫の鍵なんてなくてよかったわ」
『あるわよ?武器庫の鍵』
恋歌がポケットから出した鍵に部屋にいた全員の視線が集まる。
く「本物かい?それ!
一体どこで…」
『ルフィがワポルと戦ってるときに落ちてきたんです』
恋歌がくれはに渡そうとすると、ナミに横から盗られた。
ナ「ドクトリーヌ、この子とルフィ、サンジくんの治療代はタダにしてくれない?」
ナミは武器庫の鍵をくれはに見せつけて意地の悪い笑顔を浮かべる。
く「このあたしに条件をつきつけるとはいい度胸だ」
『あ、ついでに私を退院させてください』
ビ「でもちゃんと見てもらわないと…」
『大丈夫よ、私丈夫だって言ったでしょ?』
く「呆れた小娘たちだね
いいだろう」
くれははナミから鍵を奪い取って上着を着て扉に向かって歩いていく。
く「治療代はいらないよ
ただしそれだけさ
もう一方の条件は飲めないね
医者として…」
『ドクトリーヌ!』
く「いいかい小娘!
あたしはこれから用事があって部屋空けるよ
奥の部屋にあたしのコートが入った箪笥があるし別に誰を見張りに立ててるわけでもない
それに、背骨の若造の治療はもう終わってんだが、いいね!決して逃げ出すんじゃないよ!」
『ドクトリーヌ…』
く「お前たちちょっと来な!
力仕事だ」
そう言い残してくれはは部屋にいた数人の村人を連れて出ていった。
『はぁ?』
ワポルの発言に間の抜けた声を出してしまう恋歌。
ワ「喜べ、この国の王女になれるのだからな!」
『いや、お断りさせていただきます』
ワ「なんだ?太った男は好みではないか?
ならば"バクバクファクトリー!"」
急に自分を食べ始めたかと思うとバケツみたいなものになってしまった。
もちろん手は離されたため今のうちに逃げようかとも思ったが、ワポルを見に来たのに逃げるのはおかしい。
そんなことを考えているうちにワポルが出てきた。
ワ「"スリムワポール"」
『…』
先程より細くなったワポルが出てきた。
そして再び腕を掴まれる。
ワ「どうだ、これならいいだろう?」
『いえ、結構です』
ワ「貴様…王様の言葉に逆らうのか?」
『嫌なものは嫌なので』
ワ「この俺様を侮辱しおって!
死刑にしてくれる!」
ワポルが激怒し、手を大砲に換えて恋歌の頭に突きつける。
ワ「詫びるなら許してやらんこともないが?」
『……』
ワ「そうか!ならば…「何やってんだ!」ぐはっ…!?」
大砲を恋歌に突きつけていたワポルが急に吹っ飛び壁に激突した。
それをやったのは…
『ルフィ』
ル「大丈夫か!?」
駆けつけてくれたルフィだった。
『大丈夫よ』
ル「………ちょっと腕見せてみろ」
ルフィに腕をそっと掴まれ、袖を捲られる。
先ほどワポルに掴まれた場所だ。
『あらま…』
ル「あの邪魔口!!絶対に許さねぇ!!」
恋歌の腕にはくっきりとワポルの手の痕がついてあった。
白い恋歌の腕にくっきり残ったそれを見てルフィはワポルを怒鳴る。
ル「よくも…よくも恋歌を…
母ちゃんを傷つけてくれたな!」
ルフィはそのままワポルに突っ込んでいき天井高く飛ばしてそれを追いかけていったので二人とも恋歌の前から消えてしまった。
『あれ?何か落ちてる』
ワポルがさっきまでいた場所にはひとつの鍵が落ちていた。
『これって…
(持っといて損はないよね)』
恋歌はそれをポケットに仕舞ってルフィの後を追うために階段を上っていった。
ゾ「で?お前は城のてっぺんで何してたんだ?」
『戦ってたのよ、この国の元王様とね』
「「「恋歌(さん)!!」」」
ルフィに置いていかれたためやっと追い付いた恋歌はルフィの後ろから顔を出す。
ナ「あんた歩いて大丈夫なの!?」
『大丈夫よ
もう熱は下がったしね』
ビ「よかった!」
く「大人しくしてろと言ったはずなんだけどねぇ…」
笑いあう三人の背後から黒いオーラを出したくれはが出てきた。
『ほんとに治りましたから』
く「いいから病室に戻りな
他の怪我人もだよ
あの黒いガキはすでに病室に放り込んどいた」
ルフィはチョッパーを追いかけて森の中に走っていってしまうし、ゾロはくれはをクソババア呼ばわりしたことで殴られ、ウソップはそれに怯えて何もできないでいる。
『わかりました…』
恋歌はナミとビビの付き添いのもと病室に戻ることにした。
く「ドルトン、この城の武器庫の鍵ってのはどこにあるんだい
知ってるね?」
ド「武器庫?何故貴方がそんなものを…」
く「どうしようとあたしの勝手さね」
ド「あの鍵は昔からワポルが携帯していたのでずっとそうならワポルと一緒に空へ…」
く「何?ほんとかい…
困ったねぇ…」
ナ「何か物騒な話してるわね…」
ビ「そうね
武器庫の鍵なんてなくてよかったわ」
『あるわよ?武器庫の鍵』
恋歌がポケットから出した鍵に部屋にいた全員の視線が集まる。
く「本物かい?それ!
一体どこで…」
『ルフィがワポルと戦ってるときに落ちてきたんです』
恋歌がくれはに渡そうとすると、ナミに横から盗られた。
ナ「ドクトリーヌ、この子とルフィ、サンジくんの治療代はタダにしてくれない?」
ナミは武器庫の鍵をくれはに見せつけて意地の悪い笑顔を浮かべる。
く「このあたしに条件をつきつけるとはいい度胸だ」
『あ、ついでに私を退院させてください』
ビ「でもちゃんと見てもらわないと…」
『大丈夫よ、私丈夫だって言ったでしょ?』
く「呆れた小娘たちだね
いいだろう」
くれははナミから鍵を奪い取って上着を着て扉に向かって歩いていく。
く「治療代はいらないよ
ただしそれだけさ
もう一方の条件は飲めないね
医者として…」
『ドクトリーヌ!』
く「いいかい小娘!
あたしはこれから用事があって部屋空けるよ
奥の部屋にあたしのコートが入った箪笥があるし別に誰を見張りに立ててるわけでもない
それに、背骨の若造の治療はもう終わってんだが、いいね!決して逃げ出すんじゃないよ!」
『ドクトリーヌ…』
く「お前たちちょっと来な!
力仕事だ」
そう言い残してくれはは部屋にいた数人の村人を連れて出ていった。