数分後に泣き止んだエースと一緒に夕飯を食べた(目が赤くなっていたため恋歌が夕飯を作っている間に冷やしていた)。

今回もエースが恋歌の膝の上でご飯を先に食べた。

夕食はちゃんと恋歌の分もしっかりと残してあった。

それを素早く食べて二人で片付けをする(エースがふらふらながらも食器を運んで恋歌が洗うという作業だ)。










『さて、次はお風呂入ろっか』

夕食を食べてから一時間。

先ほどのようにベッドの上でゆっくりしていたが、エースが眠くなってきたようなのでこのままでは寝てしまいそうだと判断した恋歌はお風呂に入れることにした。

既に限界が近いのかエースは素直に頷く。

あまり目の開いていないエースを抱き上げて風呂場に連れていく。

『服、自分で脱げるかな？』

今にも寝てしまいそうなエースにそう声をかけると頷いたあとにゆっくりと脱ぎ出したので自分でやらせることにした。

そしてふと脱衣場にある洗面台の鏡を見ると前の世界にいたときとは違う髪と目の色をした自分がいた。

『(へぇー
こんな風になってたんだ

朝は寝ぼけてたから鏡ちゃんと見てなかったもんなぁ

これ神様の趣味かなぁ…
滅茶苦茶綺麗な人間がいるんですけど？)』

恋歌が見ている自分は肩より少し長めの金髪で目は薄いピンクで身長はあまり変わらないがスタイルはいい。

顔も整っていて可愛いというよりは綺麗という表現が似合う女性がそこにはいた。

『(流石神様

これならこの子達の母親って堂々と言えるわね)』

暫く鏡に映っている変わってしまった自分を見ていると足を何度か叩かれた。

視線を下げると服を脱ぎ終わったエースが待っていた。

エ「寒い…」

『あ、ごめんね

流石に裸は寒いよね

ちょっと待って、私もすぐに脱ぐから』

そう言って恋歌は服を脱ぎはじめた。