未来の海賊王の出航、そして仲間たちとの出会い
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ふと頭に冷たい物が乗った気がして恋歌は目を開ける。
ナ「あ、起こしちゃった?」
側にいてくれたのはナミで冷たい感触は頭のタオルを変えてくれたのだろう。
『いえ、すみません…』
いきなり来た自分を看病してくれるナミに申し訳なくなって咄嗟に恋歌は謝った。
そんな恋歌を見てナミは笑う。
ナ「なんで恋歌さんが謝るのよ
ほんとうちの船長と姉弟だとは思えないわ」
『見ず知らずの私の看病などさせてしまって…』
高熱のためすぐにタオルを変えるナミがタオルを取って出てきた額にデコピンを一発入れた。
『いたっ…』
ナ「見ず知らずの私の病気を受け取ってくれたのは誰かしら?
そんなお人好しもこの世にいるんだから見ず知らずの人を看病するぐらいどうってことないわ」
笑顔で言ってくれるナミに恋歌も精一杯微笑んだ。
『ありがとうございます』
恋歌は腕を使って自分の体を起こした。
ナ「ちょっと!そんな無茶したら…」
『大丈夫です、私丈夫ですから
それよりひとつ頼みを聞いてもらってもいいですか?』
ナ「なんかルフィと姉弟っていうの少しだけ納得したわ…
何?」
『ルフィを呼んできてほしいんです』
ル「恋歌!!あだっ…!」
ナ「静かにしろって言ってんの!」
大声で名前を呼んだ上に扉を勢いよく開けたことでルフィはナミに殴られていた。
ル「悪かったよ
恋歌起きてて大丈夫なのか?」
ナ「本人が大丈夫だって言うのよ
こういうむちゃくちゃなとこはあんたたちそっくりね」
呆れたように言うナミに恋歌は苦笑いを浮かべる。
『そうですか?』
ナミは今まで座っていた椅子に座る。
ルフィは恋歌の寝ているベッドの横に新しい椅子を引っ張ってきてナミとは反対側に座った。
そして恋歌の額に手を当てて顔をしかめた。
ル「まだ熱ぃな…」
ナ「だから寝てなさいって言ってるんだけどね」
『今は体の中で病原菌を抑えつけてるんで大丈夫です
長い時間はもたないんですけど』
ナ「不思議なことできるのね
あいつらに聞いたんだけど詮索はしないことが条件みたいだから私も詳しくは聞かないけど」
『ありがとうございます』
ル「そういや何で俺を呼んだんだ?」
ルフィが呼ばれた理由を恋歌に聞く。
『ルフィに一応言っておこうと思ってね
私が体の中で病原菌を抑えつけられるのは一日一時間程度が限界
抑えつけている間は別の力は使えないわ
それをわかっておいてほしいの』
ル「わかった」
『それからこの病気は人から人に移るものではないの
だからこの船の人は病気が移ることはないわ
でも今回私は抑えつけるだけで精一杯
だから足手まといにしかならないけど…』
恋歌が申し訳なさそうに言うとルフィに頭を小突かれた。
ル「俺の我が儘で苦しい思いさせてんだ
俺の仲間も必死で恋歌を助けようとしてくれてる
だから足手まといなんて言うな」
『ごめんね』
ル「わかればいいんだ」
上から目線になったルフィに笑いつつもうひとつ言いたかったことを言う。
『さっきも…ごめんね?』
ル「さっき?」
恋歌は先ほどと同じようにルフィの頬に手を添える。
『泣かせるつもりはなかったの
ルフィにとっては辛い選択だっていうのもわかってた
でも頼ってくれて嬉しかった
何かルフィのためにしたかったの』
ル「恋歌…」
『この世界で生きる意味を私にくれる貴方たちのために
自己犠牲だなんて思わないでね?
得た力の全て、使える力の全てを貴方たちのために使うことは私の生きる意味であり誇り
私はいつだって元気で明るいルフィに救われてた
そして私は何よりも貴方たちを傷つけることを許さないのは知ってるよね?』
ル「…う"ん」
『だから……今ルフィを傷つけて泣かせてる自分が今一番許せない
泣かないで?』
ルフィの目からはまた涙が溢れてきていて恋歌の手を濡らしていた。
ル「…う"んっ」
『おいで?』
次から次へと涙が溢れてくるルフィに両手を広げて優しく微笑む。
ルフィは恋歌が病人ということも一瞬忘れて胸に飛び込む。
しっかり受け止めた恋歌はルフィの頭を麦わら帽子の上からぽんぽんと叩く。
ル「俺は…!いつも頼ってばっかだ…!
謝るのは!俺の方だ…!!」
ルフィの恋歌を抱き締める腕に力が入る。
『私はルフィの謝罪が聞きたいんじゃないわ
"ありがとう"ってそう言ってもらえると嬉しいな』
ル「恋歌だって謝ってる…」
『私はルフィを泣かせてしまったことに対して謝ってるのよ
病気を移したことに後悔はないわ』
ル「ありがとう…!!」
抱き合っている二人を残してナミは静かに部屋を後にした。
ナ「あ、起こしちゃった?」
側にいてくれたのはナミで冷たい感触は頭のタオルを変えてくれたのだろう。
『いえ、すみません…』
いきなり来た自分を看病してくれるナミに申し訳なくなって咄嗟に恋歌は謝った。
そんな恋歌を見てナミは笑う。
ナ「なんで恋歌さんが謝るのよ
ほんとうちの船長と姉弟だとは思えないわ」
『見ず知らずの私の看病などさせてしまって…』
高熱のためすぐにタオルを変えるナミがタオルを取って出てきた額にデコピンを一発入れた。
『いたっ…』
ナ「見ず知らずの私の病気を受け取ってくれたのは誰かしら?
そんなお人好しもこの世にいるんだから見ず知らずの人を看病するぐらいどうってことないわ」
笑顔で言ってくれるナミに恋歌も精一杯微笑んだ。
『ありがとうございます』
恋歌は腕を使って自分の体を起こした。
ナ「ちょっと!そんな無茶したら…」
『大丈夫です、私丈夫ですから
それよりひとつ頼みを聞いてもらってもいいですか?』
ナ「なんかルフィと姉弟っていうの少しだけ納得したわ…
何?」
『ルフィを呼んできてほしいんです』
ル「恋歌!!あだっ…!」
ナ「静かにしろって言ってんの!」
大声で名前を呼んだ上に扉を勢いよく開けたことでルフィはナミに殴られていた。
ル「悪かったよ
恋歌起きてて大丈夫なのか?」
ナ「本人が大丈夫だって言うのよ
こういうむちゃくちゃなとこはあんたたちそっくりね」
呆れたように言うナミに恋歌は苦笑いを浮かべる。
『そうですか?』
ナミは今まで座っていた椅子に座る。
ルフィは恋歌の寝ているベッドの横に新しい椅子を引っ張ってきてナミとは反対側に座った。
そして恋歌の額に手を当てて顔をしかめた。
ル「まだ熱ぃな…」
ナ「だから寝てなさいって言ってるんだけどね」
『今は体の中で病原菌を抑えつけてるんで大丈夫です
長い時間はもたないんですけど』
ナ「不思議なことできるのね
あいつらに聞いたんだけど詮索はしないことが条件みたいだから私も詳しくは聞かないけど」
『ありがとうございます』
ル「そういや何で俺を呼んだんだ?」
ルフィが呼ばれた理由を恋歌に聞く。
『ルフィに一応言っておこうと思ってね
私が体の中で病原菌を抑えつけられるのは一日一時間程度が限界
抑えつけている間は別の力は使えないわ
それをわかっておいてほしいの』
ル「わかった」
『それからこの病気は人から人に移るものではないの
だからこの船の人は病気が移ることはないわ
でも今回私は抑えつけるだけで精一杯
だから足手まといにしかならないけど…』
恋歌が申し訳なさそうに言うとルフィに頭を小突かれた。
ル「俺の我が儘で苦しい思いさせてんだ
俺の仲間も必死で恋歌を助けようとしてくれてる
だから足手まといなんて言うな」
『ごめんね』
ル「わかればいいんだ」
上から目線になったルフィに笑いつつもうひとつ言いたかったことを言う。
『さっきも…ごめんね?』
ル「さっき?」
恋歌は先ほどと同じようにルフィの頬に手を添える。
『泣かせるつもりはなかったの
ルフィにとっては辛い選択だっていうのもわかってた
でも頼ってくれて嬉しかった
何かルフィのためにしたかったの』
ル「恋歌…」
『この世界で生きる意味を私にくれる貴方たちのために
自己犠牲だなんて思わないでね?
得た力の全て、使える力の全てを貴方たちのために使うことは私の生きる意味であり誇り
私はいつだって元気で明るいルフィに救われてた
そして私は何よりも貴方たちを傷つけることを許さないのは知ってるよね?』
ル「…う"ん」
『だから……今ルフィを傷つけて泣かせてる自分が今一番許せない
泣かないで?』
ルフィの目からはまた涙が溢れてきていて恋歌の手を濡らしていた。
ル「…う"んっ」
『おいで?』
次から次へと涙が溢れてくるルフィに両手を広げて優しく微笑む。
ルフィは恋歌が病人ということも一瞬忘れて胸に飛び込む。
しっかり受け止めた恋歌はルフィの頭を麦わら帽子の上からぽんぽんと叩く。
ル「俺は…!いつも頼ってばっかだ…!
謝るのは!俺の方だ…!!」
ルフィの恋歌を抱き締める腕に力が入る。
『私はルフィの謝罪が聞きたいんじゃないわ
"ありがとう"ってそう言ってもらえると嬉しいな』
ル「恋歌だって謝ってる…」
『私はルフィを泣かせてしまったことに対して謝ってるのよ
病気を移したことに後悔はないわ』
ル「ありがとう…!!」
抱き合っている二人を残してナミは静かに部屋を後にした。