未来の海賊王の出航、そして仲間たちとの出会い
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恋歌がキッチンを去った後そこには痛いぐらいの沈黙が流れていた。
普段騒がしいルフィが悲痛そうな顔をしているので空気が重くなっているのだ。
ル「俺は…どっちにも辛い思いをしてほしくない…」
ゾ「そりゃ全員同じ意見だ
だが、本人たちが了承した以上はあとは船長であるお前が決めろ」
サ「俺たちももちろんそれに従う」
ウ「例えどっちが病気だろうと俺たちは全力で医者を探す」
三人の力強い言葉にルフィは涙を流す。
ル「あいつは…恋歌は…いつもいつも俺たちのために体を張ってくれる!
昔から!ずっとそうだ!
自分が傷ついても笑って…俺たちが無事ならそれでいいって…!!
今回だって!!…俺に頼まれたからって…
でもナミも大事な仲間だ!失いたくねぇ!
だから!!」
ルフィは三人に頭を下げて涙をポタポタと地面に落とした。
ル「恋歌に酷いことを頼むのはわかってる!
だから!!頼むから俺に力を貸してくれ!
俺は恋歌も失いたくねぇんだ…」
必死に懇願するルフィの姿を見てゾロは呆れたようにため息をついた。
ゾ「そんなこと言われなくてもやってやる
船長なんだから俺たちにもっと頼ればいい
助けたいと思ってんのはお前一人じゃねぇんだ」
サ「それにあんな優しい美人を長い時間苦しませる訳にはいかねぇからな」
ウ「美人関係ねぇだろ!
でも俺も助けになるぜ!このウソップ様がついてるんだ
安心しろ!」
ゾ「一番安心できねぇな」
ウソップが胸を叩いて大見得をきっていたがゾロに一刀両断されていた。
ウ「なんだと!?」
ル「あ、ありが、どう!!」
ルフィの涙声での感謝に全員で笑った。
キッチンでの話し合いの後男性陣がナミの部屋に戻ってきた。
『決まった?』
ル「ああ」
恋歌はルフィの赤い目を見て泣かしてしまったのかと少し心が痛くなった。
ル「恋歌、ナミを助けてくれ!」
ルフィの言葉とともに頭を四人で下げる。
サ「俺たちからも頼む」
ウ「絶対に医者を見つけてみせるから」
やっぱりいい仲間だなと恋歌は嬉しくなり、全員に笑った。
『了解しました』
『ナミさん、聞こえてましたか?』
ナ「ええ…ほんと酷い男たちでごめんね…」
『いいえ、いい仲間をお持ちですね
後は皆さんを信じます』
ナ「任しといて…」
『では始めます』
恋歌は布団の中に手を入れてナミの斑点のある皮膚に直接触れ目を閉じる。
『【移し身の術】』
小さく呟くと手を当てた所から薄い緑色の光が漏れてきた。
布団が被っていてもわかる光に全員が息を飲んだ。
『くっ…』
どんどん苦しそうな顔になってくる恋歌にルフィが目を反らそうとしたとき光が納まった。
手を布団から出した恋歌は俯いてしまい表情が読み取れない。
ウ「終わった…のか?」
ウソップが疑問の声を上げると先ほどまで苦しそうにしていたナミが自力で起き上がった。
「「「ナミ(さん)!!」」」
ナ「治ってる…」
ビ「ほんとに!?」
ビビが喜びの声を上げて恋歌にお礼を言おうと顔を向けたが様子がおかしいことに気づいた。
ビ「大変!
早く恋歌さんを寝かせないと!!」
ビビの言葉に全員思い出したのか慌てて別のベッドの準備をしようとした。
『まだ大丈夫です…』
だが、恋歌が自力で立ち上がったのだ。
そこで全員の動きが止まる。
『成功してよかったです…
もう大丈夫ですか?』
自分の方が辛いはずなのに懸命に笑顔を作ってナミに笑いかける。
それを見たナミとビビは口元を覆って涙を流す。
ナ「うん、うん!
私は大丈夫!一刻も早く医者を見つけるから!」
『ありがとう…ございます…
ルフィ…』
恋歌はふらふらした足取りでルフィに近寄り、頬に手を添えた。
『泣かせて…ごめんね?』
ル「そんなこと…!?」
最後に笑ったかと思ったらそのままルフィの方に倒れてきてしまい、それを受け止めたルフィは驚いた。
ル「恋歌!!めちゃくちゃ体熱いじゃねぇか!!
ナミ、ビビ!!どうすりゃいいのか教えてくれ!」
頷いたナミとビビは全員に指示を出し始めた。
普段騒がしいルフィが悲痛そうな顔をしているので空気が重くなっているのだ。
ル「俺は…どっちにも辛い思いをしてほしくない…」
ゾ「そりゃ全員同じ意見だ
だが、本人たちが了承した以上はあとは船長であるお前が決めろ」
サ「俺たちももちろんそれに従う」
ウ「例えどっちが病気だろうと俺たちは全力で医者を探す」
三人の力強い言葉にルフィは涙を流す。
ル「あいつは…恋歌は…いつもいつも俺たちのために体を張ってくれる!
昔から!ずっとそうだ!
自分が傷ついても笑って…俺たちが無事ならそれでいいって…!!
今回だって!!…俺に頼まれたからって…
でもナミも大事な仲間だ!失いたくねぇ!
だから!!」
ルフィは三人に頭を下げて涙をポタポタと地面に落とした。
ル「恋歌に酷いことを頼むのはわかってる!
だから!!頼むから俺に力を貸してくれ!
俺は恋歌も失いたくねぇんだ…」
必死に懇願するルフィの姿を見てゾロは呆れたようにため息をついた。
ゾ「そんなこと言われなくてもやってやる
船長なんだから俺たちにもっと頼ればいい
助けたいと思ってんのはお前一人じゃねぇんだ」
サ「それにあんな優しい美人を長い時間苦しませる訳にはいかねぇからな」
ウ「美人関係ねぇだろ!
でも俺も助けになるぜ!このウソップ様がついてるんだ
安心しろ!」
ゾ「一番安心できねぇな」
ウソップが胸を叩いて大見得をきっていたがゾロに一刀両断されていた。
ウ「なんだと!?」
ル「あ、ありが、どう!!」
ルフィの涙声での感謝に全員で笑った。
キッチンでの話し合いの後男性陣がナミの部屋に戻ってきた。
『決まった?』
ル「ああ」
恋歌はルフィの赤い目を見て泣かしてしまったのかと少し心が痛くなった。
ル「恋歌、ナミを助けてくれ!」
ルフィの言葉とともに頭を四人で下げる。
サ「俺たちからも頼む」
ウ「絶対に医者を見つけてみせるから」
やっぱりいい仲間だなと恋歌は嬉しくなり、全員に笑った。
『了解しました』
『ナミさん、聞こえてましたか?』
ナ「ええ…ほんと酷い男たちでごめんね…」
『いいえ、いい仲間をお持ちですね
後は皆さんを信じます』
ナ「任しといて…」
『では始めます』
恋歌は布団の中に手を入れてナミの斑点のある皮膚に直接触れ目を閉じる。
『【移し身の術】』
小さく呟くと手を当てた所から薄い緑色の光が漏れてきた。
布団が被っていてもわかる光に全員が息を飲んだ。
『くっ…』
どんどん苦しそうな顔になってくる恋歌にルフィが目を反らそうとしたとき光が納まった。
手を布団から出した恋歌は俯いてしまい表情が読み取れない。
ウ「終わった…のか?」
ウソップが疑問の声を上げると先ほどまで苦しそうにしていたナミが自力で起き上がった。
「「「ナミ(さん)!!」」」
ナ「治ってる…」
ビ「ほんとに!?」
ビビが喜びの声を上げて恋歌にお礼を言おうと顔を向けたが様子がおかしいことに気づいた。
ビ「大変!
早く恋歌さんを寝かせないと!!」
ビビの言葉に全員思い出したのか慌てて別のベッドの準備をしようとした。
『まだ大丈夫です…』
だが、恋歌が自力で立ち上がったのだ。
そこで全員の動きが止まる。
『成功してよかったです…
もう大丈夫ですか?』
自分の方が辛いはずなのに懸命に笑顔を作ってナミに笑いかける。
それを見たナミとビビは口元を覆って涙を流す。
ナ「うん、うん!
私は大丈夫!一刻も早く医者を見つけるから!」
『ありがとう…ございます…
ルフィ…』
恋歌はふらふらした足取りでルフィに近寄り、頬に手を添えた。
『泣かせて…ごめんね?』
ル「そんなこと…!?」
最後に笑ったかと思ったらそのままルフィの方に倒れてきてしまい、それを受け止めたルフィは驚いた。
ル「恋歌!!めちゃくちゃ体熱いじゃねぇか!!
ナミ、ビビ!!どうすりゃいいのか教えてくれ!」
頷いたナミとビビは全員に指示を出し始めた。