ル「こっちだ！」

ルフィに案内されてひとつの部屋に入った。

中にはルフィの仲間が全員集まっていた。

その中で一人のオレンジの髪をした女の子が苦しそうにベッドで寝ているのを見つけた。

ル「あいつなんだ

診てくれ」

ルフィに促されて側に寄ろうとしたが回りからの視線が痛い。

「おい、ルフィ

一体誰連れてきたんだよ

しかもこんな海の真ん中でこんな美人を」

一番始めにルフィに話しかけたのは長い鼻をした男の子。

ル「恋歌は俺の姉ちゃんだ

ナミを診てもらおうと呼んだんだ」

ルフィの言葉に全員が固まった。

「誰が誰の姉さんだって？」

と長い鼻をした男の子。

ル「だからこいつが俺の！」

とルフィに指を指される恋歌。

「こんな超絶美人がか!?」

と金髪の男の子。

ル「だからそうだって言ってんだろ」

ルフィもめんどくさくなってきたのか、返事が適当だ。

「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」」

そしてとうとう全員で病人がいるというのに叫んでしまった。





『面白い人たちね』

ル「だろ？」

『挨拶が遅れました

私恋歌といいます

ルフィも言った通りルフィの姉でここへどうやって来たかはルフィの姉ということで納得していただけると幸いです』

むちゃくちゃな言い分だが、ルフィの姉という部分に納得したようだ。

「それで？そのルフィの姉が何しにここへ？」

緑色の髪をした男の子が訊ねる。

『ルフィに頼まれて病気だという人を診に来ました

高熱だと聞いたのですがどのぐらいまで熱は上がってますか？』

「今のところ41℃まで上がっています」

丁寧に青色の髪をした女の子が教えてくれた。

『(この高熱…そしてこの仲間のメンバーからしてこの病気は…)

男の人は外に出てもらってもいいですか？』

恋歌は本当にあの病気なのかを確かめるために男性陣に外に出るように言う。

ル「ここに居ちゃだめなのか？」

『男の人に見せるのはちょっとね

そこの女の子だけ手伝ってもらえます？』

「あ、はい」

ル「わかった

外に出てよう、恋歌に任しとけば大丈夫だ」

ルフィに言われて外に出ていくが皆心配なようでなかなか全員出ていかなかった。

特に金髪の男の子は…。