エ「さてと…」

エースは恋歌が上がってきたらコーヒーでも入れようとお湯を沸かし始める。

エ「これでも飲んで待っとくか」

自分には牛乳をたっぷり入れてカフェオレを作って飲みながら恋歌を待つことにした。

小さかったときに一緒に買いに行ったソファーに座る。

エ「(しかし…

サボにはああ言ったけど二人きりでしかも相手が無防備ってのはなぁ…

母ちゃん自分が美人なの気づいてなかったのか

ま、それは別にいいんだけど


それより前の世界で彼氏とかいたのか？

あんだけ優しいもんな…


周りがほっとかないか…

何人もいたんだろうか


いや、こればっかりは考えても仕方ない

どんな男が好きなのかとか聞いてみないことにはわからないもんな

よし、今日はせっかく二人なんだ

聞きたいことは全部聞いとかないとな

でも答えてくれるかな？

いやでも彼氏がいたのかは一番気になるとこだな

でもいたらこっちに来ようとは思わなかったか…)」

『エース？』

エ「へ？って母ちゃん!?」

エースがいろいろ頭の中で考え事をしていると、考えていた人物である恋歌が目の前にいた。

エースの顔を覗き込むようにしているため随分と顔が近い。

エ「ち、近くね？」

『だってエース返事してくれないから』

少し頬を膨らませながら離れていく恋歌。

エ「ちょっと考え事を…って!!

なんてかっこしてんだよ!?///」

『へ？だって今日暑いじゃない？』

エ「それはそうだけど…////」

恋歌の格好は上にサイズの大きい丈の長い半袖のパーカーを着ているだけだ。

下は下着は見えないぐらいの丈だがエースにとっては目のやり場に困る。

しかも前をファスナーで閉めるタイプの物で胸元が見えそうなぐらいまで下がっている。

『変かなぁ？

エースが嫌なら着替えて来るけど』

エ「へ、変じゃねーよ///

お、俺も風呂行ってくる！」

エースは真っ赤になってしまった顔を隠すように走って風呂場に向かった。

『変なエース』