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『う…ん?』
エ「あ、起こしちまったか?」
『ここは?』
エ「前に俺と住んでた家に送ってる途中の森だ」
若干伝わってくる振動に気づいたのか家に着く前に恋歌の目が覚めてしまった。
『ごめんね、重いでしょ?
降りて歩くよ』
何故か横抱きにされている恋歌はエースの胸を押して降りようとする。
だがエースの腕の力か緩まない。
エ「いいよ、重くないし
何も持ってないぐらい軽い
ちゃんと食べてたか?」
『食べてたよ
最近食べすぎかなって思ってたとこだし…
エースの腕力が強いお陰だね』
エ「それだけじゃないとは思うけど…
まぁでも近道してるしこの辺足場悪いし木の枝とか出てるし足に傷が付くから乗ってろ」
恋歌は今日も太股までの短パンにヒールのあるサンダルに上は長袖カッターシャツなので先の尖った枝などに引っ掛かれば間違いなく傷が付く。
『それじゃあエースも足が…』
エ「俺はその辺の枝なんかには傷付けられねぇよ」
にっ、と笑って言うエースに恋歌は大人しくしてることにした。
『とうとうエースに抱えられるようになっちゃった』
恋歌はエースの胸に寄りかかるように頭を預ける。
『ほんとに大きくなったね
エースとサボはかっこよくなっちゃって海賊になって手配書に写真載ったらモテるよきっと
ルフィはまだまだ可愛いけど』
エ「…………そんなことねぇよ
俺もサボもそんでルフィも一番の美人を間近で見て育ってるからな例えモテたとしてもそんじょそこらの女じゃ靡かねぇよ」
『?へーそんな人いたんだ
今度紹介してね』
エ「…ああ(自分のことって気づいてないのか?)」
恋歌はこの世界に来た当初は自分の容姿を鏡で見て綺麗だとは思っていたが、時が経つにつれてこの容姿に慣れ、何とも思わなくなっていた。
それに加え、見た目は変わらないが精神年齢は増えていくため自分のことを普通の容姿だと思ってしまっているのだ。
『でもあと三年で二人には歳越されちゃうね
それでもあなたたちが私の誇りで自慢の息子っていうのは変わらないけど』
エ「三年か…
実はさ俺たち17でこの島を出て海賊になるんだ」
『そっかー
じゃあここで皆で暮らせるのも後二年か』
楽しそうに言う恋歌にエースは疑問に思う。
エ「寂しくないのか?
そのうち俺たちいなくなるんだぞ?」
大切に思う息子が誰一人としてここにいなくなるというのに寂しくないのか。
しかしその問いには満面の笑みで恋歌は答えた。
『私を誰だと思ってるの?
例え地の裏でも呼ばれても呼ばれなくても会いに行くわ』
エ「そういえばそうだったな…
普段の母ちゃん見てるとあの桜姫だっての忘れるんだよな」
『そう?』
普段ののほほんとした柔らかい雰囲気を持つ彼女のどこをどう見たら懸賞金20億以上の人物にみえるだろうか。
しかし怒ると手がつけられないぐらいの殺気を放ち、止められるのは息子三人しかいないとなると息子の誰も側にいなかったとき一体誰が止めることができるのだろうか。
天竜人の時がいい例だ。
あそこまでするとは誰も思ってなかった。
でも怒るのは息子のことと恋歌が守りたいと思ったごく少数の人についてだけなのだからよっぽどのことがない限り誰も被害を受けないはずなのだが…。
エ「あ、起こしちまったか?」
『ここは?』
エ「前に俺と住んでた家に送ってる途中の森だ」
若干伝わってくる振動に気づいたのか家に着く前に恋歌の目が覚めてしまった。
『ごめんね、重いでしょ?
降りて歩くよ』
何故か横抱きにされている恋歌はエースの胸を押して降りようとする。
だがエースの腕の力か緩まない。
エ「いいよ、重くないし
何も持ってないぐらい軽い
ちゃんと食べてたか?」
『食べてたよ
最近食べすぎかなって思ってたとこだし…
エースの腕力が強いお陰だね』
エ「それだけじゃないとは思うけど…
まぁでも近道してるしこの辺足場悪いし木の枝とか出てるし足に傷が付くから乗ってろ」
恋歌は今日も太股までの短パンにヒールのあるサンダルに上は長袖カッターシャツなので先の尖った枝などに引っ掛かれば間違いなく傷が付く。
『それじゃあエースも足が…』
エ「俺はその辺の枝なんかには傷付けられねぇよ」
にっ、と笑って言うエースに恋歌は大人しくしてることにした。
『とうとうエースに抱えられるようになっちゃった』
恋歌はエースの胸に寄りかかるように頭を預ける。
『ほんとに大きくなったね
エースとサボはかっこよくなっちゃって海賊になって手配書に写真載ったらモテるよきっと
ルフィはまだまだ可愛いけど』
エ「…………そんなことねぇよ
俺もサボもそんでルフィも一番の美人を間近で見て育ってるからな例えモテたとしてもそんじょそこらの女じゃ靡かねぇよ」
『?へーそんな人いたんだ
今度紹介してね』
エ「…ああ(自分のことって気づいてないのか?)」
恋歌はこの世界に来た当初は自分の容姿を鏡で見て綺麗だとは思っていたが、時が経つにつれてこの容姿に慣れ、何とも思わなくなっていた。
それに加え、見た目は変わらないが精神年齢は増えていくため自分のことを普通の容姿だと思ってしまっているのだ。
『でもあと三年で二人には歳越されちゃうね
それでもあなたたちが私の誇りで自慢の息子っていうのは変わらないけど』
エ「三年か…
実はさ俺たち17でこの島を出て海賊になるんだ」
『そっかー
じゃあここで皆で暮らせるのも後二年か』
楽しそうに言う恋歌にエースは疑問に思う。
エ「寂しくないのか?
そのうち俺たちいなくなるんだぞ?」
大切に思う息子が誰一人としてここにいなくなるというのに寂しくないのか。
しかしその問いには満面の笑みで恋歌は答えた。
『私を誰だと思ってるの?
例え地の裏でも呼ばれても呼ばれなくても会いに行くわ』
エ「そういえばそうだったな…
普段の母ちゃん見てるとあの桜姫だっての忘れるんだよな」
『そう?』
普段ののほほんとした柔らかい雰囲気を持つ彼女のどこをどう見たら懸賞金20億以上の人物にみえるだろうか。
しかし怒ると手がつけられないぐらいの殺気を放ち、止められるのは息子三人しかいないとなると息子の誰も側にいなかったとき一体誰が止めることができるのだろうか。
天竜人の時がいい例だ。
あそこまでするとは誰も思ってなかった。
でも怒るのは息子のことと恋歌が守りたいと思ったごく少数の人についてだけなのだからよっぽどのことがない限り誰も被害を受けないはずなのだが…。