物語開幕
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だが、その銃弾はエースに当たることはなかった。
ダ「止めねぇか、海坊主」
ブルージャムの銃口を変えてエースに当たらないようにしたのは手下と一緒に助けに来たダダンだった。
ドグラが傷ついたルフィを抱え、マグラがエースの腕を掴む。
ダ「何の因果かそいつらの仮親登録されちまってね
例え仮でも子の命が取られようって時に指をくわえて見てる親はいねぇ!
このまま引きゃよし、引かねぇなら腕ずくで片付けるしかねぇ!」
山賊たち全員が武器を構える。
ブ「やってみな」
ダ「そうかい…
さぁて…
逃げるぞー!!」
睨みあったかと思えばダダンの合図で一斉に逃げ出す山賊たち。
だが、逃げていないのが一人だけいた。
エ「俺は…
逃げない!!」
その姿に何を思ったのかダダンは手下たちにだけ先に逃げるように言った。
自分はエースを必ず連れて帰ると約束して。
ブ「少し腕に自信があるぐらいで過信すると血を見るぞ?」
ダ「はん、望むところさ
ところであの白いやつは一体誰なんだい?」
黙って山賊のやり取りを見ていた人物に気づいたダダンはエースに問う。
エ「知らねぇのか?
"桜姫"ってやつ
今は俺たちの味方だがな」
ダ「"桜姫"だって!?
なんでそんなやつが…」
『ダダンさんあなたにひとつ頼みがあります』
急に名指しで呼ばれたダダンは驚いたがしっかりと話を聴く。
『私はこの火をなんとかしてきます
ですのでエースを頼みたいのです
お願いできますか?』
こんな大火事をどうやってなんとかするのかはわからないが断ってはいけない気がしてダダンは頷く。
『ありがとうございます
それでは』
そして三人の目の前から"桜姫"は消えた。
火事をなんとかすると言った恋歌は火を消すために空中にいた。
『【霜天に座せ 氷輪丸
天相従臨】』
氷輪丸の基本能力である天候を支配する能力を使って雪を降らせる。
その雪が火の熱で水に変わり、火を消していく。
ダークブーツの霧風でも火を消し飛ばす。
すると一隻の船から突風とも呼べる程の風が道を作った。
その道をまだ生き残っていたグレイ・ターミナルの住人たちが通る。
『(もうあの人たち以外の生きている人間の気配はしない…
ということはこれ以上火を消しても生きれる人はいないってことね
エースも心配だけどダダンさんがいるし大丈夫
それなら…)』
恋歌は粗方火を消し終えたグレイ・ターミナルをあとにした。
ルフィのペンダントの気配を辿ってみればそこには山賊たちがダダンとエースを心配してグレイ・ターミナルに向かって叫んでいた。
ル「エースー!!」
『ルフィ』
ル「かぁ、じゃねぇ…桜姫!!」
泣きながら叫んでいたルフィに声をかけると嬉しそうに振り向いた。
山賊たちは"桜姫"という存在を知っているようで何故こんなところにいるのかと驚いている。
抱えられていたルフィは下ろしてもらうと恋歌に飛び付いた。
ル「エースが…
ダダンが…
戻ってこねぇ!」
『大丈夫よルフィ
二人は必ず戻ってくる
ダダンさんが約束してくれたでしょう?』
ル「でも!でも!!」
『信じて待つことも必要よ
二人はこんな火事でどうにかなるほど柔じゃないわ
それはわかってるでしょ?』
ル「わかってるよ…」
『私はダダンさんを信じてエースを置いてきた
ほんとは抱えてでも逃げたかった
でもそれはエースの意思を無視することになる
それだけはしたくなかったから…』
ルフィは強く握られた恋歌の拳を見て辛いのは自分だけではないと悟った。
ル「わかった!
俺二人が帰ってくるの待つよ!
ダダンとエースが火事なんかに負けるわけねぇよな!」
励ますかのように明るく言うルフィに恋歌は少し心が軽くなった気がした。
『ルフィ、怪我見せて』
斬られた額の傷を治してやる。
『はい、もういいよ』
ル「やっぱすげぇなぁ!!
ありがとう!」
あっという間に治った決して浅くはなかった傷に山賊たちは驚いた。
『ちょっと私行くところがあるのでルフィのことお願いしますね』
そしてまた恋歌はどこかに消えた。
ダ「止めねぇか、海坊主」
ブルージャムの銃口を変えてエースに当たらないようにしたのは手下と一緒に助けに来たダダンだった。
ドグラが傷ついたルフィを抱え、マグラがエースの腕を掴む。
ダ「何の因果かそいつらの仮親登録されちまってね
例え仮でも子の命が取られようって時に指をくわえて見てる親はいねぇ!
このまま引きゃよし、引かねぇなら腕ずくで片付けるしかねぇ!」
山賊たち全員が武器を構える。
ブ「やってみな」
ダ「そうかい…
さぁて…
逃げるぞー!!」
睨みあったかと思えばダダンの合図で一斉に逃げ出す山賊たち。
だが、逃げていないのが一人だけいた。
エ「俺は…
逃げない!!」
その姿に何を思ったのかダダンは手下たちにだけ先に逃げるように言った。
自分はエースを必ず連れて帰ると約束して。
ブ「少し腕に自信があるぐらいで過信すると血を見るぞ?」
ダ「はん、望むところさ
ところであの白いやつは一体誰なんだい?」
黙って山賊のやり取りを見ていた人物に気づいたダダンはエースに問う。
エ「知らねぇのか?
"桜姫"ってやつ
今は俺たちの味方だがな」
ダ「"桜姫"だって!?
なんでそんなやつが…」
『ダダンさんあなたにひとつ頼みがあります』
急に名指しで呼ばれたダダンは驚いたがしっかりと話を聴く。
『私はこの火をなんとかしてきます
ですのでエースを頼みたいのです
お願いできますか?』
こんな大火事をどうやってなんとかするのかはわからないが断ってはいけない気がしてダダンは頷く。
『ありがとうございます
それでは』
そして三人の目の前から"桜姫"は消えた。
火事をなんとかすると言った恋歌は火を消すために空中にいた。
『【霜天に座せ 氷輪丸
天相従臨】』
氷輪丸の基本能力である天候を支配する能力を使って雪を降らせる。
その雪が火の熱で水に変わり、火を消していく。
ダークブーツの霧風でも火を消し飛ばす。
すると一隻の船から突風とも呼べる程の風が道を作った。
その道をまだ生き残っていたグレイ・ターミナルの住人たちが通る。
『(もうあの人たち以外の生きている人間の気配はしない…
ということはこれ以上火を消しても生きれる人はいないってことね
エースも心配だけどダダンさんがいるし大丈夫
それなら…)』
恋歌は粗方火を消し終えたグレイ・ターミナルをあとにした。
ルフィのペンダントの気配を辿ってみればそこには山賊たちがダダンとエースを心配してグレイ・ターミナルに向かって叫んでいた。
ル「エースー!!」
『ルフィ』
ル「かぁ、じゃねぇ…桜姫!!」
泣きながら叫んでいたルフィに声をかけると嬉しそうに振り向いた。
山賊たちは"桜姫"という存在を知っているようで何故こんなところにいるのかと驚いている。
抱えられていたルフィは下ろしてもらうと恋歌に飛び付いた。
ル「エースが…
ダダンが…
戻ってこねぇ!」
『大丈夫よルフィ
二人は必ず戻ってくる
ダダンさんが約束してくれたでしょう?』
ル「でも!でも!!」
『信じて待つことも必要よ
二人はこんな火事でどうにかなるほど柔じゃないわ
それはわかってるでしょ?』
ル「わかってるよ…」
『私はダダンさんを信じてエースを置いてきた
ほんとは抱えてでも逃げたかった
でもそれはエースの意思を無視することになる
それだけはしたくなかったから…』
ルフィは強く握られた恋歌の拳を見て辛いのは自分だけではないと悟った。
ル「わかった!
俺二人が帰ってくるの待つよ!
ダダンとエースが火事なんかに負けるわけねぇよな!」
励ますかのように明るく言うルフィに恋歌は少し心が軽くなった気がした。
『ルフィ、怪我見せて』
斬られた額の傷を治してやる。
『はい、もういいよ』
ル「やっぱすげぇなぁ!!
ありがとう!」
あっという間に治った決して浅くはなかった傷に山賊たちは驚いた。
『ちょっと私行くところがあるのでルフィのことお願いしますね』
そしてまた恋歌はどこかに消えた。