物語開幕
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エースとルフィがブルージャムと話をしている間に恋歌は王宮まで足を運んでいた。
『(マルコさんの情報だと次に天竜人が視察に来るのはこの王国
サボの父親の様子からしてかなりここの人たちは人を人として見ていないのがよくわかる
世界的貴族である人物を迎える時にこの王国はどう行動するのか…
今日貴族と王族で最終会議が行われるって高町の人間が言ってたから忍び込めれば…)』
恋歌はこの隔離社会の成功例と言われるこの国がグレイ・ターミナルというゴミ山を抱えて天竜人に会うとは思えなくて、盗み聞きをすることにしたのだった。
王宮に忍び込むことは恋歌にとっては容易く、会議をする場所も警備が厳重になっているところを覗けばそこには王族、貴族が集まっていた。
『(ここで間違いなさそうね)』
「では天竜人が来られた際の最終確認と行きましょうか」
「歓迎セレモニーの準備は滞りなく進んでおります」
「食材や宿泊される部屋も最高級の物を用意いたしました」
「ゴミもいつも通りにグレイ・ターミナルに廃棄済みです」
「となると残る問題はグレイ・ターミナルだけということですね」
「あそこはゴア王国の汚点ですからな」
「いっそのこと天竜人が来る前に消してしまうというのは?」
「それは名案!
あそこは消しても問題などないクズの人間とゴミの集まりですからな」
「だがあそこをどうやって消すかですな」
「あそこはゴミ山なのですから、焼却するのが一番かと
あとは誰がそれをするかですな」
「何、わざわざ我等の手を汚すまでもありません
確か貴族に金を渡している海賊がいたはずです
そいつらに罪を被ってもらいましょう」
「ああ、あのブルージャムとかいう海賊のことですね
ではあいつらが火事を起こしたことにして…
決行はいつになさいますか?」
「準備ができ次第今すぐに決行する
我が国の汚点を焼き払ってしまえ」
「「「承知しました」」」
最後に国王らしき人物の言葉により火事についての話は終わり、セレモニーの最終確認に入り始めた。
『(これ以上はつまらない話しか聴けなさそう…
そろそろここを出てあの子たちにグレイ・ターミナルが火事になると伝えなければ…)』
恋歌は来たときと同じように誰にも気づかれることなくその場から姿を消した。
王宮から出てきた恋歌は考え事をしながら高町を歩いていた。
『(グレイ・ターミナルを燃やすということはかなり大きな火事になるでしょうね
しかもグレイ・ターミナルの住人は端町に入ることもできないし、コルボ山には獣が多いから逃げ道がないということになるわね
でもグレイ・ターミナルを全て燃やそうと言うのならあの規模のゴミ山を全て燃やすには時間がかかる
その間に皆が逃げれればいいのだけれど…)』
恋歌が考え事をしながら歩いていると自分のペンダントの気配が近くにあることに気づいた。
『(これは…サボか)』
大きな屋敷の中からの気配だったが、連れていかれた後のサボが気になっていたためサボの屋敷に侵入してみることにした。
『(マルコさんの情報だと次に天竜人が視察に来るのはこの王国
サボの父親の様子からしてかなりここの人たちは人を人として見ていないのがよくわかる
世界的貴族である人物を迎える時にこの王国はどう行動するのか…
今日貴族と王族で最終会議が行われるって高町の人間が言ってたから忍び込めれば…)』
恋歌はこの隔離社会の成功例と言われるこの国がグレイ・ターミナルというゴミ山を抱えて天竜人に会うとは思えなくて、盗み聞きをすることにしたのだった。
王宮に忍び込むことは恋歌にとっては容易く、会議をする場所も警備が厳重になっているところを覗けばそこには王族、貴族が集まっていた。
『(ここで間違いなさそうね)』
「では天竜人が来られた際の最終確認と行きましょうか」
「歓迎セレモニーの準備は滞りなく進んでおります」
「食材や宿泊される部屋も最高級の物を用意いたしました」
「ゴミもいつも通りにグレイ・ターミナルに廃棄済みです」
「となると残る問題はグレイ・ターミナルだけということですね」
「あそこはゴア王国の汚点ですからな」
「いっそのこと天竜人が来る前に消してしまうというのは?」
「それは名案!
あそこは消しても問題などないクズの人間とゴミの集まりですからな」
「だがあそこをどうやって消すかですな」
「あそこはゴミ山なのですから、焼却するのが一番かと
あとは誰がそれをするかですな」
「何、わざわざ我等の手を汚すまでもありません
確か貴族に金を渡している海賊がいたはずです
そいつらに罪を被ってもらいましょう」
「ああ、あのブルージャムとかいう海賊のことですね
ではあいつらが火事を起こしたことにして…
決行はいつになさいますか?」
「準備ができ次第今すぐに決行する
我が国の汚点を焼き払ってしまえ」
「「「承知しました」」」
最後に国王らしき人物の言葉により火事についての話は終わり、セレモニーの最終確認に入り始めた。
『(これ以上はつまらない話しか聴けなさそう…
そろそろここを出てあの子たちにグレイ・ターミナルが火事になると伝えなければ…)』
恋歌は来たときと同じように誰にも気づかれることなくその場から姿を消した。
王宮から出てきた恋歌は考え事をしながら高町を歩いていた。
『(グレイ・ターミナルを燃やすということはかなり大きな火事になるでしょうね
しかもグレイ・ターミナルの住人は端町に入ることもできないし、コルボ山には獣が多いから逃げ道がないということになるわね
でもグレイ・ターミナルを全て燃やそうと言うのならあの規模のゴミ山を全て燃やすには時間がかかる
その間に皆が逃げれればいいのだけれど…)』
恋歌が考え事をしながら歩いていると自分のペンダントの気配が近くにあることに気づいた。
『(これは…サボか)』
大きな屋敷の中からの気配だったが、連れていかれた後のサボが気になっていたためサボの屋敷に侵入してみることにした。