物語開幕
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『親が子どもを愛するのは当然です
好きに生きさせてやればいい
好きなことをやっている子どもの笑顔が一番生き生きとしているのですから』
男「だからそんな子どもが育つんだ!
好きなことをやらせてやる余裕などないのだ!!」
『家出を自分の子どもにされたあなたに言われたくないですね
さて、そろそろこの時間も無駄ということに気づいてきたので最後にあなたにひとつだけ教えといてあげます
私、子どものことをバカにされるのが一番冷静さを無くすので覚えておいてくださいね』
微笑みながら足を降り下ろした。
男は衝撃を覚悟して目をきつく閉じ、腕を頭の上で交差させていたがいつまでたっても衝撃がこない。
恐る恐る目を開けてみるとそこには恋歌の腰に抱き着いている三人の子どもの姿があった。
エ「母ちゃん…やりすぎだ」
サ「ほんと怒らすとこえぇな」
ル「母ちゃんこえぇよー!!」
エースとサボには呆れたようにため息を着かれながら言われ、ルフィは恋歌に抱きついたまま恐いと言いながら泣いている。
『あら、まさか皆で止めにくるとは思ってなかったわ
この状況は嬉しいんだけどね』
三人が抱きついたことで恋歌の雰囲気がいつも通りのものに戻り兵士たちは気が抜けたのか大きく息を吐いている。
恋歌を止められたのも見知った気配だから注意を払っていなかったためである。
エースとルフィは段々と力の抜けていく兵士を振り払ってここまで来た。
『今回はこの子達に感謝することですね』
腰の抜けたまま立ち上がれない男を見下して恋歌は冷たく告げる。
男「貴様覚えていろよ!
今私にサボを返さないとその二人がいつどこで襲われるかわからんぞ!?
まさか四六時中見張っている訳にもいくまい?」
男は名案とばかりに勝ち誇ったような表情で告げる。
『ならばここで私たち以外を全滅させたらいいってことですね』
最早無茶苦茶なことを言う恋歌にエースとルフィが慌て出す。
エ「待て待て待て!!
俺たちなら大丈夫だから!」
ル「そうだ!
俺たちは強いんだ!」
『でも…』
納得していないような恋歌に何かを決意したらしいサボが三人に話しかける。
サ「大丈夫だよ
俺が家に帰れば済む話だから」
『何言ってるの?』
エ「そうだぜ!?
俺たちなら大丈夫だ!」
サボのいきなりの発言に驚きを隠せない。
サ「いいんだ
これ以上迷惑はかけられないし、次どんな手口で皆を襲うかわからない
大事な兄弟と母さんを傷つけさせたりはしないよ
お父さん…俺おとなしく帰るから皆には手を出さないで」
男「いいだろう
だがそこの女だけは許さんぞ
私を散々こけにしたんだからな!!」
サ「そんな…!
何でも言う通りにするよ…!
言う通りに生きるから!!
この三人を傷つけることだけは止めてくれ!
お願いします…
大切な兄弟で…家族なんだ…」
サボが必死に父親を説得する。
男「家族なぁ…
こっちに帰ってくればそんな偽りじゃない本当の家族がいるんだ
母さんも心配してる
早く帰るぞ」
サ「じゃあ…!」
男「今回だけだ
次はないと思え」
そしてそのまま去っていくサボを引き止めようとエースとルフィが手を伸ばすが再び取り押さえられてしまった。
エ「サボ!!行くな!」
ル「サボー!!」
しかしサボは一度も振り向くことなく父親と共に行ってしまった。
サボの姿が見えなくなったのを確認してからエースとルフィを離す兵士たち。
ずっと雇われた兵士かと思っていたが話を聞くとエースたちが倒したポルシェーミの海賊団の船長だった。
『あなたがブルージャム船長ということですか』
ブ「ああ、俺は貴族に産まれたかった
仕事を手伝えばあの男が俺を貴族にしてくれると約束してな
だからガキども、もうあの貴族の子どもには近づくな
あいつのことも忘れてやりな
それが優しさってもんだ
大人になりゃわかる」
ブルージャムが以外にもエースとルフィに優しく語りかけていたので驚いた。
ブ「そこの嬢ちゃんもわかってんだろ?
あいつの親を殺してあいつを連れ戻すだけじゃなんの解決にもならないってことを
だから見逃した」
『サボが守ろうとしてくれたエースとルフィ、そして私
そんな守った人間に本当の親を殺されたくないに決まっている
だから今だけは見逃した』
ブ「今だけは?まさかお前…」
『誤解しないでくださいね
サボが願えば王国のひとつぐらい潰すって言いたいだけですから』
恋歌がさらっと言った言葉にまた周りが固まった。
『冗談ですよ』
恋歌はそのまま踵を返して帰ろうとした。
『あ、そうだ私ちょっと用事できたんで先に帰りますけどそこの二人に手を出したらどうなるかわかりますよね?』
ブ「あいつ何者なんだ?
あの殺気只者じゃねぇ…」
エ「ま、俺たちを守ってくれてるいい母ちゃんなんだ
さっきみたいにちょっと怖いときもあるけど…
っておめーはいつまで泣いてんだ!」
ル「だ、だって母ちゃん…
怖くて…」
エ「確かに怖かったけどあれは俺たちのために怒ってくれたんだ
実際俺たちには何もしなかったし、止めたら止めてくれたんだ」
ル「うん…」
ブ「すげー母ちゃん持ってんだなぁ
ところでよお前ら俺の仕事手伝う気ねぇか?」
好きに生きさせてやればいい
好きなことをやっている子どもの笑顔が一番生き生きとしているのですから』
男「だからそんな子どもが育つんだ!
好きなことをやらせてやる余裕などないのだ!!」
『家出を自分の子どもにされたあなたに言われたくないですね
さて、そろそろこの時間も無駄ということに気づいてきたので最後にあなたにひとつだけ教えといてあげます
私、子どものことをバカにされるのが一番冷静さを無くすので覚えておいてくださいね』
微笑みながら足を降り下ろした。
男は衝撃を覚悟して目をきつく閉じ、腕を頭の上で交差させていたがいつまでたっても衝撃がこない。
恐る恐る目を開けてみるとそこには恋歌の腰に抱き着いている三人の子どもの姿があった。
エ「母ちゃん…やりすぎだ」
サ「ほんと怒らすとこえぇな」
ル「母ちゃんこえぇよー!!」
エースとサボには呆れたようにため息を着かれながら言われ、ルフィは恋歌に抱きついたまま恐いと言いながら泣いている。
『あら、まさか皆で止めにくるとは思ってなかったわ
この状況は嬉しいんだけどね』
三人が抱きついたことで恋歌の雰囲気がいつも通りのものに戻り兵士たちは気が抜けたのか大きく息を吐いている。
恋歌を止められたのも見知った気配だから注意を払っていなかったためである。
エースとルフィは段々と力の抜けていく兵士を振り払ってここまで来た。
『今回はこの子達に感謝することですね』
腰の抜けたまま立ち上がれない男を見下して恋歌は冷たく告げる。
男「貴様覚えていろよ!
今私にサボを返さないとその二人がいつどこで襲われるかわからんぞ!?
まさか四六時中見張っている訳にもいくまい?」
男は名案とばかりに勝ち誇ったような表情で告げる。
『ならばここで私たち以外を全滅させたらいいってことですね』
最早無茶苦茶なことを言う恋歌にエースとルフィが慌て出す。
エ「待て待て待て!!
俺たちなら大丈夫だから!」
ル「そうだ!
俺たちは強いんだ!」
『でも…』
納得していないような恋歌に何かを決意したらしいサボが三人に話しかける。
サ「大丈夫だよ
俺が家に帰れば済む話だから」
『何言ってるの?』
エ「そうだぜ!?
俺たちなら大丈夫だ!」
サボのいきなりの発言に驚きを隠せない。
サ「いいんだ
これ以上迷惑はかけられないし、次どんな手口で皆を襲うかわからない
大事な兄弟と母さんを傷つけさせたりはしないよ
お父さん…俺おとなしく帰るから皆には手を出さないで」
男「いいだろう
だがそこの女だけは許さんぞ
私を散々こけにしたんだからな!!」
サ「そんな…!
何でも言う通りにするよ…!
言う通りに生きるから!!
この三人を傷つけることだけは止めてくれ!
お願いします…
大切な兄弟で…家族なんだ…」
サボが必死に父親を説得する。
男「家族なぁ…
こっちに帰ってくればそんな偽りじゃない本当の家族がいるんだ
母さんも心配してる
早く帰るぞ」
サ「じゃあ…!」
男「今回だけだ
次はないと思え」
そしてそのまま去っていくサボを引き止めようとエースとルフィが手を伸ばすが再び取り押さえられてしまった。
エ「サボ!!行くな!」
ル「サボー!!」
しかしサボは一度も振り向くことなく父親と共に行ってしまった。
サボの姿が見えなくなったのを確認してからエースとルフィを離す兵士たち。
ずっと雇われた兵士かと思っていたが話を聞くとエースたちが倒したポルシェーミの海賊団の船長だった。
『あなたがブルージャム船長ということですか』
ブ「ああ、俺は貴族に産まれたかった
仕事を手伝えばあの男が俺を貴族にしてくれると約束してな
だからガキども、もうあの貴族の子どもには近づくな
あいつのことも忘れてやりな
それが優しさってもんだ
大人になりゃわかる」
ブルージャムが以外にもエースとルフィに優しく語りかけていたので驚いた。
ブ「そこの嬢ちゃんもわかってんだろ?
あいつの親を殺してあいつを連れ戻すだけじゃなんの解決にもならないってことを
だから見逃した」
『サボが守ろうとしてくれたエースとルフィ、そして私
そんな守った人間に本当の親を殺されたくないに決まっている
だから今だけは見逃した』
ブ「今だけは?まさかお前…」
『誤解しないでくださいね
サボが願えば王国のひとつぐらい潰すって言いたいだけですから』
恋歌がさらっと言った言葉にまた周りが固まった。
『冗談ですよ』
恋歌はそのまま踵を返して帰ろうとした。
『あ、そうだ私ちょっと用事できたんで先に帰りますけどそこの二人に手を出したらどうなるかわかりますよね?』
ブ「あいつ何者なんだ?
あの殺気只者じゃねぇ…」
エ「ま、俺たちを守ってくれてるいい母ちゃんなんだ
さっきみたいにちょっと怖いときもあるけど…
っておめーはいつまで泣いてんだ!」
ル「だ、だって母ちゃん…
怖くて…」
エ「確かに怖かったけどあれは俺たちのために怒ってくれたんだ
実際俺たちには何もしなかったし、止めたら止めてくれたんだ」
ル「うん…」
ブ「すげー母ちゃん持ってんだなぁ
ところでよお前ら俺の仕事手伝う気ねぇか?」