物語開幕
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エ「昔はずっと俺の側に居てくれた
二人で寝てくれたし、二人でご飯も食べて、二人で風呂も入ってくれた
血なんか関係なく俺が唯一家族だと認めたのは母ちゃんだけだ
でもここに来る前からそいつと知り合いで名前まで呼ばれてて無性に腹がたった」
『エース…』
エ「母ちゃんを信じてないわけないじゃねーか
寧ろ母ちゃん以外の人間はほとんど信じてないぐらいだ
勝手だってわかってる
でも俺以外のやつに構ってほしくないって…そう思った」
そこで言葉を切って恋歌の胸に顔を埋めるエース。
まさかエースがそこまで自分のことを想っていてくれていたとは…。
嫌われていないのはわかっていた。
だが、ここまで言われるとは。
『嬉しい独占欲ね、エース
ここまで貴方に想われて私は幸せよ
でもね、エース
私はエースも大切でルフィも大切なの
二人とも守るべき対象であり、二人とも大好きよ
怪我をしたのが貴方でもルフィでも私は治すわ』
エ「わかってる
それが母ちゃんで、母ちゃんが優しいってことも十分理解してる」
『優しくするのは誰にでもじゃないわ
今のところはエースとルフィだけかな』
エ「それがわかんねぇ
でも意味わかんねぇことがあるのが母ちゃんだからな」
そう言って笑ってくれるエースは先程の泣きそうな声からは想像できない明るさだった。
『意味わかんねぇって失礼な…
ねぇエース?
昔私がエースに時が来たら話したいことがあるって言ってたの覚えてる?』
エ「うん」
『それももうちょっとだから
もうちょっとしたら全部話すからそれまで待ってて』
エ「母ちゃんの頼みならしょーがね」
『大好きよエース』
恋歌が満面の笑みで言えばエースは照れくさそうに俺も…と呟いて恋歌の腕の中でもう一度眠りについた。
恋歌はエースの背中をぽんぽんと叩きながら大きくなったなぁと改めて実感していた。
そして三人はダダンが怒鳴って起こしに来るまで眠ってしまっていた。
起きると恋歌は腕にエースを抱えたまま眠ってしまっていたことに気づいた。
しかも座ったままエースを抱えて寝てしまったため体が所々痛い。
起こしに来てくれたダダンはエースが抱き締められて寝ていることに驚いている。
だが、最近は慣れてきたのかすぐにルフィを叩き起こしていた。
エースもすでに目は覚ましている。
そして今日もエースとルフィで追いかけっこに行く。
いつもルフィはぼろぼろになって帰ってくるが、エースは無傷。
そんなルフィの命がけの追いかけっこは毎日続いた。
一度蜂に刺されて顔を腫らして帰ってきたときは皆が誰なのかわからず驚いていた。
そしてその追いかけっこが3ヶ月を過ぎた。
何故か今日はエースに誘われたためエースに着いていく。
険しい道とも言えないところをエースはすいすいと歩いていく。
そんなエースの後ろをルフィが着いてきていた。
『ルフィも頑張るね
ちょっとぐらい待ってあげたらいいのに』
エ「…」
無言のエースに恋歌は苦笑する。
ルフィを待ってあげたいが恋歌はエースに手を引かれているため止まることはできない。
もちろん振り払うなんてもってのほかだ。
しばらく歩いて森を抜けるとそこにはゴミが大漁に捨ててある場所に出た。
『(ここが"不確かなものの終着駅"グレイ・ターミナル…)』
エ「ほんとはこんなとこに母ちゃん連れてきたくなかったんだけど会わせたいやつがいてさ」
『友達?』
エ「まぁそんなもんだな」
その子の話をするエースはどこか嬉しそうに見えた。
そしてまた森に入ってしばらく歩くとエースが小声で誰かを呼んだ。
すると少年の声が返ってきた。
「おお、エース」
エ「悪い、遅くなった」
「遅かったな、俺は町で一仕事してきたぞ」
エ「そうか
実は俺もだ!」
そう言って笑うエースは自分以外には見せてるところを見たことがない笑顔だった。
「「せーの!」」
二人で木の上でお金を見せ合う。
恋歌は下で座って待っている。
「うわ!すげぇ!
俺よりすげぇ!どうしたんだこんな大金」
エ「ちょっと前にチンピラから奪ったんだ」
「それは運がよかったな
ところでさあの下にいる女の人誰だ?
随分綺麗な人だけど…」
エ「ああ、あれが俺の母ちゃんなんだ
サボに紹介しようと思って連れてきた」
サ「あれが…エースの母ちゃん…」
二人は木から降りてきて恋歌の前に座る。
『もう話は終わったの?』
エ「待たせて悪い
母ちゃん紹介するよ
こいつサボって言ってここに住んでるんだ」
サ「はじめましてエースのお母さん
サボっていいます
サボって呼んでください」
『礼儀正しい子ね
こちらこそはじめまして
エースの母親の恋歌です
私のことはどう呼んでもらってもいいわよ』
恋歌は頭を軽く下げたサボの頭を撫でてやる。
エ「ま、見ての通り血は繋がってないけど俺の唯一の家族だ」
サ「そっか!
いいよなーこんな美人なお母さんいて…」
『ならサボも私の息子になる?』
二人で寝てくれたし、二人でご飯も食べて、二人で風呂も入ってくれた
血なんか関係なく俺が唯一家族だと認めたのは母ちゃんだけだ
でもここに来る前からそいつと知り合いで名前まで呼ばれてて無性に腹がたった」
『エース…』
エ「母ちゃんを信じてないわけないじゃねーか
寧ろ母ちゃん以外の人間はほとんど信じてないぐらいだ
勝手だってわかってる
でも俺以外のやつに構ってほしくないって…そう思った」
そこで言葉を切って恋歌の胸に顔を埋めるエース。
まさかエースがそこまで自分のことを想っていてくれていたとは…。
嫌われていないのはわかっていた。
だが、ここまで言われるとは。
『嬉しい独占欲ね、エース
ここまで貴方に想われて私は幸せよ
でもね、エース
私はエースも大切でルフィも大切なの
二人とも守るべき対象であり、二人とも大好きよ
怪我をしたのが貴方でもルフィでも私は治すわ』
エ「わかってる
それが母ちゃんで、母ちゃんが優しいってことも十分理解してる」
『優しくするのは誰にでもじゃないわ
今のところはエースとルフィだけかな』
エ「それがわかんねぇ
でも意味わかんねぇことがあるのが母ちゃんだからな」
そう言って笑ってくれるエースは先程の泣きそうな声からは想像できない明るさだった。
『意味わかんねぇって失礼な…
ねぇエース?
昔私がエースに時が来たら話したいことがあるって言ってたの覚えてる?』
エ「うん」
『それももうちょっとだから
もうちょっとしたら全部話すからそれまで待ってて』
エ「母ちゃんの頼みならしょーがね」
『大好きよエース』
恋歌が満面の笑みで言えばエースは照れくさそうに俺も…と呟いて恋歌の腕の中でもう一度眠りについた。
恋歌はエースの背中をぽんぽんと叩きながら大きくなったなぁと改めて実感していた。
そして三人はダダンが怒鳴って起こしに来るまで眠ってしまっていた。
起きると恋歌は腕にエースを抱えたまま眠ってしまっていたことに気づいた。
しかも座ったままエースを抱えて寝てしまったため体が所々痛い。
起こしに来てくれたダダンはエースが抱き締められて寝ていることに驚いている。
だが、最近は慣れてきたのかすぐにルフィを叩き起こしていた。
エースもすでに目は覚ましている。
そして今日もエースとルフィで追いかけっこに行く。
いつもルフィはぼろぼろになって帰ってくるが、エースは無傷。
そんなルフィの命がけの追いかけっこは毎日続いた。
一度蜂に刺されて顔を腫らして帰ってきたときは皆が誰なのかわからず驚いていた。
そしてその追いかけっこが3ヶ月を過ぎた。
何故か今日はエースに誘われたためエースに着いていく。
険しい道とも言えないところをエースはすいすいと歩いていく。
そんなエースの後ろをルフィが着いてきていた。
『ルフィも頑張るね
ちょっとぐらい待ってあげたらいいのに』
エ「…」
無言のエースに恋歌は苦笑する。
ルフィを待ってあげたいが恋歌はエースに手を引かれているため止まることはできない。
もちろん振り払うなんてもってのほかだ。
しばらく歩いて森を抜けるとそこにはゴミが大漁に捨ててある場所に出た。
『(ここが"不確かなものの終着駅"グレイ・ターミナル…)』
エ「ほんとはこんなとこに母ちゃん連れてきたくなかったんだけど会わせたいやつがいてさ」
『友達?』
エ「まぁそんなもんだな」
その子の話をするエースはどこか嬉しそうに見えた。
そしてまた森に入ってしばらく歩くとエースが小声で誰かを呼んだ。
すると少年の声が返ってきた。
「おお、エース」
エ「悪い、遅くなった」
「遅かったな、俺は町で一仕事してきたぞ」
エ「そうか
実は俺もだ!」
そう言って笑うエースは自分以外には見せてるところを見たことがない笑顔だった。
「「せーの!」」
二人で木の上でお金を見せ合う。
恋歌は下で座って待っている。
「うわ!すげぇ!
俺よりすげぇ!どうしたんだこんな大金」
エ「ちょっと前にチンピラから奪ったんだ」
「それは運がよかったな
ところでさあの下にいる女の人誰だ?
随分綺麗な人だけど…」
エ「ああ、あれが俺の母ちゃんなんだ
サボに紹介しようと思って連れてきた」
サ「あれが…エースの母ちゃん…」
二人は木から降りてきて恋歌の前に座る。
『もう話は終わったの?』
エ「待たせて悪い
母ちゃん紹介するよ
こいつサボって言ってここに住んでるんだ」
サ「はじめましてエースのお母さん
サボっていいます
サボって呼んでください」
『礼儀正しい子ね
こちらこそはじめまして
エースの母親の恋歌です
私のことはどう呼んでもらってもいいわよ』
恋歌は頭を軽く下げたサボの頭を撫でてやる。
エ「ま、見ての通り血は繋がってないけど俺の唯一の家族だ」
サ「そっか!
いいよなーこんな美人なお母さんいて…」
『ならサボも私の息子になる?』