物語開幕
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『あなたの父親だってきっとそう
大切な人を守りたかっただけ』
エ「母ちゃんにあいつの何がわかるんだよ!
俺が…あいつのせいでどれだけ周りのやつらに…!」
エースは涙を堪えながら恋歌に怒鳴る。
そんなエースを見て恋歌は優しく微笑む。
『わかるよ
あの人は海賊王ゴール・D・ロジャー
この世界の全てを手に入れた人
そんな人が自分の仲間を大事にしないはずない
人は一人では決して生きていくことはできないのだから
ましてや過酷な航海は助け合っていかないとグランドラインの最後まで辿り着けやしないわ』
エ「それでも俺は鬼の子だって…」
『それじゃあそれを言った人たちは一度でもエースの父親に会ったことがあると言った?』
エ「ううん…」
『会ったこともない人を批判などすることはできない
なぜなら自分の目でその人を見たわけではないから
見極めたいのなら自分自身の目で確かめることよ
人柄は噂や、海軍の評価では量れない
ていう私もエースのお父さんには会ったことないんだけどね
でもいい人だと私は思うなぁ』
エ「何で?
世界的大悪党なんだ!!
皆そう言ってる!!」
『だってそんな悪党の人からあなたのようにいい子は生まれてこないもの』
にこにこと笑いながら言われてエースは拍子抜けする。
エ「そんだけ?」
『そんだけってなによ
それが基準じゃいけない?』
エ「だめってことはないけど…
でも俺もあいつに会ったことないし…」
『そう、だからエースも父親のことを悪く言う資格はないわ
ガープさんに聞いたことない?』
エ「一回だけ…」
『ガープさんは酷い人間だったって言ってた?』
エ「ううん」
『それならその辺の知らない人の言うことを信じるか、エースのことを孫のように思ってくれている人を信じるかはエース次第よ』
エ「…」
『さて、もうそろそろ上がらないと逆上せちゃうね』
恋歌が着替えている間エースは俯いて動くことはなかった。
『じゃあまた明日来るね』
ダ「なんだい
あんた結局帰るのか?」
ダダン一家の扉の前でエースに別れを告げているとダダンが家から出てきた。
『今日のところは家に帰ります
急だったもので何の用意も持ってきてませんから
あ、お風呂ありがとうございました』
ダ「ふんなんだ結局明日も来るってことじゃないか」
『はい、明日からお世話になります』
ダ「まぁあんたはまだ礼儀がなってるからね
エースの扱いにも慣れているようだし」
『ありがとうございます
じゃあねエースまた明日来るから』
エ「わかった
一応遅いし気を付けてな
ばいばい、また明日」
『うん、ばいばい』
ダ「ちょっ、ちょっと待った」
行こうとした恋歌を止めたのは以外にもダダンだった。
『なんでしょう』
ダ「あ、あんたこんな暗い森を今から一人で帰るつもりなのか!?」
『はい、それがどうかしましたか?』
何てことはないと言うようにさらっと答える恋歌にダダンは頭痛を覚えた。
ダ「どうかしましたか、だと!?
あんたみたいな女森の獣に襲われて一発で死んじまうよ!!
エースも何ナチュラルに行かせようとしてるんだ!
母ちゃんなら心配なんだろう!?」
エ「いいや、別に」
ダ「ほらみろ!!ってええ!?」
ダダンは怒ったり突っ込んだり大変だなと恋歌は笑ってしまった。
ダ「何笑ってんだ!
あんたのことだろ!」
『あ、すいません、つい…
ご心配ありがとうございます
でもそんなに時間もかかりませんし大丈夫ですよ
ね?エース』
エ「そうだな
母ちゃんなら10秒もあれば帰れるだろ」
ダ「誰があんたの心配なんかっ!
だがこの近くに他の家なんぞあったか?」
『いえ、普通ならもっとかかると思います』
エ「あーもうとりあえずこれ以上遅くなるわけにはいかないからもう母ちゃん帰れよ
あとは何とか説明しとくしさ」
『そう?
じゃあ帰るね』
恋歌が背を向けて森に入っていく。
ダ「ちょっ…」
ダダンが手を伸ばしたが瞬き1つするとそこには恋歌はいなかった。
ダ「はぁ?
ちょっとエースどういうことだい!!」
エースを見ると恋歌の去った方にひらひらと手を振っている。
そしてそのまま自分の寝床である場所に行こうとする。
ダ「ちょっと待ちなエース!!
あんた説明してくれんじゃないのか!?」
エ「俺がそんなことするかよ」
エースは一度も立ち止まることなくすたすたと行ってしまった。
ダ「ったく、結局あの女も厄介者じゃないかー!!」
夜も遅い森でダダンの怒号が響いていた。
大切な人を守りたかっただけ』
エ「母ちゃんにあいつの何がわかるんだよ!
俺が…あいつのせいでどれだけ周りのやつらに…!」
エースは涙を堪えながら恋歌に怒鳴る。
そんなエースを見て恋歌は優しく微笑む。
『わかるよ
あの人は海賊王ゴール・D・ロジャー
この世界の全てを手に入れた人
そんな人が自分の仲間を大事にしないはずない
人は一人では決して生きていくことはできないのだから
ましてや過酷な航海は助け合っていかないとグランドラインの最後まで辿り着けやしないわ』
エ「それでも俺は鬼の子だって…」
『それじゃあそれを言った人たちは一度でもエースの父親に会ったことがあると言った?』
エ「ううん…」
『会ったこともない人を批判などすることはできない
なぜなら自分の目でその人を見たわけではないから
見極めたいのなら自分自身の目で確かめることよ
人柄は噂や、海軍の評価では量れない
ていう私もエースのお父さんには会ったことないんだけどね
でもいい人だと私は思うなぁ』
エ「何で?
世界的大悪党なんだ!!
皆そう言ってる!!」
『だってそんな悪党の人からあなたのようにいい子は生まれてこないもの』
にこにこと笑いながら言われてエースは拍子抜けする。
エ「そんだけ?」
『そんだけってなによ
それが基準じゃいけない?』
エ「だめってことはないけど…
でも俺もあいつに会ったことないし…」
『そう、だからエースも父親のことを悪く言う資格はないわ
ガープさんに聞いたことない?』
エ「一回だけ…」
『ガープさんは酷い人間だったって言ってた?』
エ「ううん」
『それならその辺の知らない人の言うことを信じるか、エースのことを孫のように思ってくれている人を信じるかはエース次第よ』
エ「…」
『さて、もうそろそろ上がらないと逆上せちゃうね』
恋歌が着替えている間エースは俯いて動くことはなかった。
『じゃあまた明日来るね』
ダ「なんだい
あんた結局帰るのか?」
ダダン一家の扉の前でエースに別れを告げているとダダンが家から出てきた。
『今日のところは家に帰ります
急だったもので何の用意も持ってきてませんから
あ、お風呂ありがとうございました』
ダ「ふんなんだ結局明日も来るってことじゃないか」
『はい、明日からお世話になります』
ダ「まぁあんたはまだ礼儀がなってるからね
エースの扱いにも慣れているようだし」
『ありがとうございます
じゃあねエースまた明日来るから』
エ「わかった
一応遅いし気を付けてな
ばいばい、また明日」
『うん、ばいばい』
ダ「ちょっ、ちょっと待った」
行こうとした恋歌を止めたのは以外にもダダンだった。
『なんでしょう』
ダ「あ、あんたこんな暗い森を今から一人で帰るつもりなのか!?」
『はい、それがどうかしましたか?』
何てことはないと言うようにさらっと答える恋歌にダダンは頭痛を覚えた。
ダ「どうかしましたか、だと!?
あんたみたいな女森の獣に襲われて一発で死んじまうよ!!
エースも何ナチュラルに行かせようとしてるんだ!
母ちゃんなら心配なんだろう!?」
エ「いいや、別に」
ダ「ほらみろ!!ってええ!?」
ダダンは怒ったり突っ込んだり大変だなと恋歌は笑ってしまった。
ダ「何笑ってんだ!
あんたのことだろ!」
『あ、すいません、つい…
ご心配ありがとうございます
でもそんなに時間もかかりませんし大丈夫ですよ
ね?エース』
エ「そうだな
母ちゃんなら10秒もあれば帰れるだろ」
ダ「誰があんたの心配なんかっ!
だがこの近くに他の家なんぞあったか?」
『いえ、普通ならもっとかかると思います』
エ「あーもうとりあえずこれ以上遅くなるわけにはいかないからもう母ちゃん帰れよ
あとは何とか説明しとくしさ」
『そう?
じゃあ帰るね』
恋歌が背を向けて森に入っていく。
ダ「ちょっ…」
ダダンが手を伸ばしたが瞬き1つするとそこには恋歌はいなかった。
ダ「はぁ?
ちょっとエースどういうことだい!!」
エースを見ると恋歌の去った方にひらひらと手を振っている。
そしてそのまま自分の寝床である場所に行こうとする。
ダ「ちょっと待ちなエース!!
あんた説明してくれんじゃないのか!?」
エ「俺がそんなことするかよ」
エースは一度も立ち止まることなくすたすたと行ってしまった。
ダ「ったく、結局あの女も厄介者じゃないかー!!」
夜も遅い森でダダンの怒号が響いていた。