語りまとめ
この前、久々に『レイアース』を読み返していたら、ランティスは罪深い男だな(主にイーグルに対して)ということに気づいたのでそれについて日記を書こうと思います(日記?)。ほぼTwitterで延々と連ツイしたことなんですけれども……(お付き合いいただいたフォロワーの皆様ありがとうございました)。
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今更感甚だしいんですけども、『レイアース』の二部を読み返していて気付いたんですよ。ランティスがイーグルに何も言わずにオートザムを去ろうとしていたっぽいことに。あの時、イーグルが式典放っぽり出してランティスを追いかけてなかったら、そのままセフィーロに帰ろうとしてたっぽくないですか? ひどくない? ひどいよね?
悪い男に引っかかった友人を見ている気分だよイーグル……。
ということを考えていて気付いたんですよ。イーグルにとってランティスは、いわゆる「運命の男(オム・ファタール=ファム・ファタールの男性版)」なんだなということに。
ファム・ファタールってノワールやハードボイルド小説に出てくる、主人公を誘惑して女への欲望を喚起する存在のことなんですけど。主人公の女への欲望って、それがそのまま「今自分がいるこの世界の外に出たい」という欲望と繋がっていたりするんですよ。
オートザムという国で大統領の息子として育って、かつ、オートザム軍の司令官なんぞやっているイーグルが、ランティスと出会ったことにより「自分の人生の終わりは自分で決めよう」と誓って、自分の国を守るという責務よりも「ランティスを死なせたくない」という欲望を選び取るわけですよね。イーグルにとってランティスとは、それまで自分が生きてきた世界の外に出る契機となる、つまりは自分の運命を変える、まさしく「運命の男」だったんだと思います。
(でも、光ちゃんは「運命の男」が運んできた「運命」をさらに塗り替える未来を提示するわけですよ。マジ光ちゃん女神だよね……)
こういうことを書いているとランティスは「悪い男」だなあと思います。「優しい悪い男」という性質の悪さ(笑)。
ランティスは優しいはずなのにイーグルが抱えている悲壮さというか、自己破壊衝動みたいなものには気づいていない感じがします。彼はモノローグでもイーグルのことを「強い『心』の持つ主」という表現をしてますね(アニメ版ではイーグルの病気に気付いてるらしいので、ちょっとまた違うと思いますけど)。一方で、光ちゃんやイーグルはランティスが抱えている「悲しさ」に言及してます。ここら辺が対照的だなと思います。
もしかしたらザガートに対してもそうだったのかも。もちろん、ザガートが選ぼうとしている運命を知って傷付いてはいても、その先に必ず死があることを知っているのにその選択肢を突き進もうとする彼の悲壮は知らなかったかもしれない。そんなランティスだからこそ、思い切ってセフィーロの外で柱制度以外の選択肢を探すという選択ができたのかもしれません。いや、ランティスも死んででも柱の道を壊してやろうとしてますけど、「目的のために結果的に死ぬこともある」って感じなので、死そのものを目指してしまうような破壊衝動は彼にはあまりないような気がします。
でも、ランティスのそういうところがいいんですよね、恐らく。なんか、イー光だと自分を責め続ける二人が鬱路線に突き進んでいく姿を割と容易に想像できるんですけど、ランティスは二人の自責を堰き止めてくれそうです。
やっぱり、総じてラン光イー最高なんですよね。ラン光にはイーグルが必要だし、ランイーには光ちゃんが必要だし、イー光にはランティスが必要だなと思います(私の中では)。
もうランイーの場合は、イーグルが「僕もいま決めました」とほぼ愛の告白にも近い決意を固めているにも関わらず、ランティスが「なにをだ」とか返しちゃうわけじゃないですか。(本当に「なにをだ」じゃないんだよランティス……)。たぶん、光ちゃんだったら、「何を決めたんだ!?」って食い下がってイーグルに聞いてくれると思いますし、ランティスに「イーグルにちゃんとお別れを言わないと駄目だよ」って言ってくれるんじゃないでしょうか。光ちゃんは、二人の道が決定的に分かたれる瞬間をそうじゃない方向に導いてくれる存在だと思います。ランティスは光ちゃんに言われずともそれをやれという感じなんですが、でも、それをやるランティスだったらイーグルはここまで彼に入れ込んでないと思うんですよね。イーグルという存在が持つ悲壮感とか破滅的な欲望とかではなく、イーグルという存在の「意志の強い尊さ」みたいなものをまっすぐに見てくるランティスが好きなんじゃないかなあ。たぶん。
ラン光に対するイーグルも同じイメージかもしれない。たぶん、光ちゃんとイーグルにしか分からないランティスの良さや、彼が光ちゃんやイーグルに向ける視線の心地よさというものがあって、それは多分、ランティスとですら共有できないんだと思います。
という。なんだかんだで、やっぱり、「ラン光イー、めっちゃいいやん」という結論に辿り着いてしまいました。
以上、走り書きですが、最近のレイアース妄想話でした。
***
ところで、私、今までどんなことを書いてたっけなあと思ってこのブログを見返してたんですけど、2000年代の日記とか厨二全盛の学生時代に書いてるからもはや黒歴史ですね笑 時代を感じます。私もこのブログを始めてから社会人になったり転職したり色々してますけど、レイアースを通して知り合ったネット上の皆さんも、結婚とか就職とかご出産とか、いろんな人生の節目を迎えられていて、ネット越しにでもそういうご報告を聞けるのは「すごく悪くない」ことだなあと思います。色々あるけど、時々レイアースに耽りながら人生頑張りましょうね。また次いつ現れるか分かりませんが、少なくとも年一くらいでは更新いたしますので、またよろしくお願いいたします。
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今更感甚だしいんですけども、『レイアース』の二部を読み返していて気付いたんですよ。ランティスがイーグルに何も言わずにオートザムを去ろうとしていたっぽいことに。あの時、イーグルが式典放っぽり出してランティスを追いかけてなかったら、そのままセフィーロに帰ろうとしてたっぽくないですか? ひどくない? ひどいよね?
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>今日の休み時間ずっとこのこと考えてたんですけど、私がイーグルの友達で、イーグルにランティスの話を聞いたら、「そんな男やめときなよ!」って力説してしまいそうな気がする。ジェオといういわゆるスパダリ属性的な人が傍にいるのに、よりによって何であいつやねん‼ってなりそう。
— とら (@removable_tora)June 29, 2020
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>私がイーグルの友達という謎の前提……。
でも、あの時のイーグルはランティスがいいんだよなあ。— とら (@removable_tora)June 29, 2020
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>「なにをだ」じゃねえんだよランティス……でも、たぶん、こういうところが最低で最高なんだろうな。
— とら (@removable_tora)June 29, 2020
悪い男に引っかかった友人を見ている気分だよイーグル……。
ということを考えていて気付いたんですよ。イーグルにとってランティスは、いわゆる「運命の男(オム・ファタール=ファム・ファタールの男性版)」なんだなということに。
ファム・ファタールってノワールやハードボイルド小説に出てくる、主人公を誘惑して女への欲望を喚起する存在のことなんですけど。主人公の女への欲望って、それがそのまま「今自分がいるこの世界の外に出たい」という欲望と繋がっていたりするんですよ。
オートザムという国で大統領の息子として育って、かつ、オートザム軍の司令官なんぞやっているイーグルが、ランティスと出会ったことにより「自分の人生の終わりは自分で決めよう」と誓って、自分の国を守るという責務よりも「ランティスを死なせたくない」という欲望を選び取るわけですよね。イーグルにとってランティスとは、それまで自分が生きてきた世界の外に出る契機となる、つまりは自分の運命を変える、まさしく「運命の男」だったんだと思います。
(でも、光ちゃんは「運命の男」が運んできた「運命」をさらに塗り替える未来を提示するわけですよ。マジ光ちゃん女神だよね……)
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>ランティスは優しいくせに根本的なところでイーグルの気持ちを読み取らないんだなあ。そこがイーグルの自己破壊の衝動と合致してるところあると思う。イーグルが「彼を裏切った」と言い続けるのもそう。
— とら (@removable_tora)June 29, 2020
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>イーグルはランティスの中のイーグル像を裏切って、ランティスに攻撃されて、彼が自分の意志に気付いていないことを確認して、それによって自分の死へのカウントダウンをしてるところあると思う。ランティスへの愛は自己破壊を駆動するけど、光ちゃんはそこを超えて来るという……。
— とら (@removable_tora)June 29, 2020
こういうことを書いているとランティスは「悪い男」だなあと思います。「優しい悪い男」という性質の悪さ(笑)。
ランティスは優しいはずなのにイーグルが抱えている悲壮さというか、自己破壊衝動みたいなものには気づいていない感じがします。彼はモノローグでもイーグルのことを「強い『心』の持つ主」という表現をしてますね(アニメ版ではイーグルの病気に気付いてるらしいので、ちょっとまた違うと思いますけど)。一方で、光ちゃんやイーグルはランティスが抱えている「悲しさ」に言及してます。ここら辺が対照的だなと思います。
もしかしたらザガートに対してもそうだったのかも。もちろん、ザガートが選ぼうとしている運命を知って傷付いてはいても、その先に必ず死があることを知っているのにその選択肢を突き進もうとする彼の悲壮は知らなかったかもしれない。そんなランティスだからこそ、思い切ってセフィーロの外で柱制度以外の選択肢を探すという選択ができたのかもしれません。いや、ランティスも死んででも柱の道を壊してやろうとしてますけど、「目的のために結果的に死ぬこともある」って感じなので、死そのものを目指してしまうような破壊衝動は彼にはあまりないような気がします。
でも、ランティスのそういうところがいいんですよね、恐らく。なんか、イー光だと自分を責め続ける二人が鬱路線に突き進んでいく姿を割と容易に想像できるんですけど、ランティスは二人の自責を堰き止めてくれそうです。
やっぱり、総じてラン光イー最高なんですよね。ラン光にはイーグルが必要だし、ランイーには光ちゃんが必要だし、イー光にはランティスが必要だなと思います(私の中では)。
もうランイーの場合は、イーグルが「僕もいま決めました」とほぼ愛の告白にも近い決意を固めているにも関わらず、ランティスが「なにをだ」とか返しちゃうわけじゃないですか。(本当に「なにをだ」じゃないんだよランティス……)。たぶん、光ちゃんだったら、「何を決めたんだ!?」って食い下がってイーグルに聞いてくれると思いますし、ランティスに「イーグルにちゃんとお別れを言わないと駄目だよ」って言ってくれるんじゃないでしょうか。光ちゃんは、二人の道が決定的に分かたれる瞬間をそうじゃない方向に導いてくれる存在だと思います。ランティスは光ちゃんに言われずともそれをやれという感じなんですが、でも、それをやるランティスだったらイーグルはここまで彼に入れ込んでないと思うんですよね。イーグルという存在が持つ悲壮感とか破滅的な欲望とかではなく、イーグルという存在の「意志の強い尊さ」みたいなものをまっすぐに見てくるランティスが好きなんじゃないかなあ。たぶん。
ラン光に対するイーグルも同じイメージかもしれない。たぶん、光ちゃんとイーグルにしか分からないランティスの良さや、彼が光ちゃんやイーグルに向ける視線の心地よさというものがあって、それは多分、ランティスとですら共有できないんだと思います。
という。なんだかんだで、やっぱり、「ラン光イー、めっちゃいいやん」という結論に辿り着いてしまいました。
<script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>ランティスと光ちゃんとイーグルは、なんかもう2部の後半ずっとランティスか光ちゃんかイーグルの話ばかりしている……ランティスにいたっては、光ちゃんの名前すら最後の数ページまで知らないというのに……。本当に三人で結婚してしまえばいいのに……。
— とら (@removable_tora)June 28, 2020
以上、走り書きですが、最近のレイアース妄想話でした。
***
ところで、私、今までどんなことを書いてたっけなあと思ってこのブログを見返してたんですけど、2000年代の日記とか厨二全盛の学生時代に書いてるからもはや黒歴史ですね笑 時代を感じます。私もこのブログを始めてから社会人になったり転職したり色々してますけど、レイアースを通して知り合ったネット上の皆さんも、結婚とか就職とかご出産とか、いろんな人生の節目を迎えられていて、ネット越しにでもそういうご報告を聞けるのは「すごく悪くない」ことだなあと思います。色々あるけど、時々レイアースに耽りながら人生頑張りましょうね。また次いつ現れるか分かりませんが、少なくとも年一くらいでは更新いたしますので、またよろしくお願いいたします。