青赤コントロール

第二章のサブタイトル元ネタです

・切望するマーフォーク
前述したおとぎ話シリーズの、人魚姫モチーフのカード。コストに対して能力は高いが、追加コストがないと相手の攻撃に回れない。
自分の中でレモラに対してのイメージに人魚姫があるので、どこかのサブタイトルで必ず入れようと思っていました。切望、という単語がとても好きで、レモラが自分の望みに気づいてしまうこのシーンにとても良いと思っています。フレーバーテキストによると、カードのマーフォークは人間への復讐が目的のようです。

・本質の散乱
相手のカードを打ち消すカード。性能としてはとてもシンプル。
このページではブラム視点で、ビビへの憧憬関係なく一人の女性としてレモラに惹かれ始めたところに、やはり彼女がビビであったと気づく、やや大掛かりな混乱のあるシーンでした。予定調和を崩す打ち消しのカード、その中でも「本質の散乱」というネーミングがとても好きだったので、これにしました。

・命取りの論争
すでに場にあるカード1枚を犠牲にして手札とリソースを増やすカード。犠牲にすることで効果のあるカードも多数あるため大きな利益が見込める性能のいいカードです。
追い詰められて大声でわめき散らすレモラと、つられて怒鳴り出すブラムという、おそらく彼らもこれから先こんなに語気を荒げることはないのでは?と思います。思うだけですが。もうちょっと丁寧に試合運びを描写できたらよかったんですが、気力が続きませんでした。

・神秘的負荷
レモラの由来でもあるカードです。英語名「Mystic Remora」。軽いコストで発動できる割に、発動成功した時点で相手の抑制がかなり見込める使いやすいカードです。序盤に手札に来てくれるとしめしめと思います。
ここのシーンで、レモラの現在抱える問題というのは一応解決したことになります。あっさり終わり過ぎでしょうか、作者としてはこう、長年悩んだ問題ほど終わる時は劇的でもなんでもないものだと思っているので、こんな感じになりました。

・死の国からの脱出
ブラムの別名義、イエローの由来でもあるカード。英語名「Underworld Breach」からブリとよく呼ばれます。下準備を整えてから発動すると一気にゲームが終わるほどの爆発力のあるカードです。
ブラムは元々レモラのトラウマのために死んだことにしていたのですが、生きていたことになったため、このカードから別名義を取りました。このページではすでに死んだ、終わったことを抱えたまま進む二人を書いたので、そういう意味でも合っているかなと思います。

以上


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