メジャー短編 (調整中)
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『あ~~~~~~~~~~~~!!!』
とある休日の昼過ぎ
厚木二軍寮に未架の叫び声が響き渡った
*犯人は??*
*
寿「未架! どうしたの!?」
一番に駆け付けたのはもちろんこの人!
キャッチャーの佐藤寿也
未架のピンチには素早く駆けつけてくれる(半分は本能(笑)
その後ろから来たのは、海堂のちびっ子コンビ!
渡嘉敷と泉~v
3人が声のした食堂へ入ると厨房の方にある冷蔵庫を開けっぱなしにして床に座り込んでいる未架がいた
寿「未架!」
渡「なになに?」
泉「どうしたの?」
『だーーーー・・・(T_T)』
何があったのか聞く3人に、耳を伏せた仔猫のようにすがる未架
もちろん、実際すがっているのは寿也にだが・・・
寿「一体どうしたの?」
頭を撫でながら落ち着かせ、何があったのかもう一度聞いた
『わ・・・私の・・・・白玉ぜんざいが・・・』
寿・泉「白玉ぜんざい??」
渡「うそっ! マジで∑!」
ばっと冷蔵庫の中を見るが、白玉ぜんざいの姿はどこにも無かった
*
渡「・・・せっかく夏村と一緒に作ったのに! 誰か食いやがったな~!」
寿「ねぇ、渡嘉敷(^_^) その話じっくり聞かせてくれるかなぁ~(黒」
ぽんっと渡嘉敷の肩を叩く寿也からはどす黒いオーラが・・・
せっかく未架にも口止めしておいたのに、自分で言ってちゃせわない
そんな渡嘉敷に救いの手を差し伸べたのは泉
今は、白玉ぜんざいを食べた犯人を探す方が先じゃないの? と寿也にストップをかける
そして今ここに、海堂高校野球部探偵団が結成されたとか・・・(なんじゃそりゃ!!)
*犯人探しをするには、まず聞き込みが基本
寿「で、昨日未架と2人っきりで白玉ぜんざいを作っていたんだね(黒」
渡「・・・はい・・(こ・・こえ~~ιι)」
渡嘉敷から昨日の出来事を聞き出すが、なんとも脅迫染みた事情聴取になっている
まるで渡嘉敷が犯人かのような扱い・・・いや、別の意味で追い詰められているようにも見える
それに何故か”2人っきりで”を偉く強調した寿也
顔が笑っていない
不敏に思う泉
横から渡嘉敷への質問にも関わらず、何故か未架が答えていた
なんとも、まとまりのない探偵団だ・・・ι
その時、泉が冷蔵庫の影に何かを見つけ拾い上げた
泉「なぁ、これって・・」
*
吾「うひょっひょっvV これすっげ~なぁ~!
あ~、でもあともうチョイ上にずらしてくれりゃあ乳首丸見えなのによ~Vv」
その頃、吾朗は一人部屋でエロ本を見ていた
と、お楽しみのところをドアをノックする音で遮られた
吾「はいはい、開いてますよ~」
舌打ちをしながらめんどくさそうに返事をする
ドアを開け入って来たのは探偵団の4人
吾朗は大人数(特に未架)に驚いたのかベットから飛び起き、慌ててエロ本を隠した
吾「な、何だよみんな揃って(汗」
渡「お前だろ! 白玉ぜんざい全部食っ・・・ぶっ!」
吾朗に言いかかろうとしたとかしきの口を慌てて泉が塞いだ
寿「吾朗君、昨日寝る前に食堂へ行かなかった?」
吾「あん? ・・ああ、行ったな・・・何で知ってんだ寿?」
寿「食堂にこれ落ちてたから」
それは、先ほど泉が拾ったもの
”56”と印刷されたタオルだった
わかりやすい・・・
吾「おっサンキュー! 探してたんだよ!
昨日自主トレした後、喉が渇いたんで食堂に行ってよ! その後失くしたことに気付いたんだよ」
寿「その時何か食べなかった?」
吾「ちょーど小腹が空いてたんで冷蔵庫にあったぜんざい食ったなぁ・・・これがなっかなか旨くてよ! ・・・・・・何だよ」
吾朗は目の前の4人の冷たい視線にたじろいだ
*
渡「それ、俺と夏村で作って置いたやつなんだよ!」
吾「そーなのか? いや悪かったな!」
寿「その中に僕たちの分も含まれていたんだよ(^_^) 吾朗君(黒」
吾朗の顔から、その一言で一瞬にして血の気が引いて行った
青ざめる吾朗
爽やかな笑顔の寿也
寿「覚悟は出来てるよね(^_^)」
吾「と・・寿君・・・落ち着いて話し合おう・・・・・・・ιιι」
寿也のお仕置きが始まると同時に、未架の両目は泉の手によって塞がれた
泉「(目に毒・・・・ι)」
『どうしたの? 泉君??』
その後、部屋の前には3時間正座をさせられている吾朗の姿があった
*END*
-おまけ-
寿「僕も食べたかったなぁ・・・未架の手料理」
『家に来ればいくらでも作ってあげるよ!』
寿「・・僕にだけ?」
『みんな来てくれれば作るよ?』
寿「僕にだけがいい・・・」
『ん?』
寿「・・・・って言ったら、未架はそうしてくれる?」
『・・・寿が、それがいいんなら・・そうしてあげる///』
こんな幸せを一人占めにしたいなんて
欲張りだよね
*終わり*
*