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「未架ちゃん、今度の日曜日、遊園地に行かない?」
『遊園地Vvいくいく!行きたい!!』
「じゃあ、9時にオアシスの前でいい?」
『うん!!』
やった!未架ちゃんと初デートだ!!
天使の羽根
今日は、待ちに待った日曜日
今日のために、遊園地のことを調べ上げた
どんな乗り物があるか
どんなお店がいいのか
人気の乗り物や、お昼はどこで食べようか…
なんてことを、ずっと考えていた
朝からやけにドキドキする
『お兄ちゃん、おでかけ?』
「うん!そうだよ」
家を出て、少し小走りで待ち合わせ場所であるオアシスに向かった
オアシスとは、駅前にある噴水で夜になるとライトアップされ、恋人の待ち合わせにぴったりのスポットだ
恋人・・・いつか、もう少し大きくなったら、僕も未架ちゃんと……
なんてことを考えていたら、だんだん頬が緩んでいるのがわかる
傍から見れば、変な小学生だっただろう・・・
待ち合わせの15分前に着いた
ちょっと早かったかな?と思ったが、そうでもなかった
噴水のところにちょこんと座っている未架ちゃんを見つけた
僕はあと数メートルというところで、思わず立ち止まってしまった
そこにいたキミは、普段と全然違っていたから…
白いフワッとしたワンピースに、膝下までのブーツ
いつも二つに結んでいる髪は、束縛されることなく、そよそよと風に乗って揺れていた
そんなキミに見惚れていた僕に気づいたのか、いつもの笑顔で手を振ってくれた
そんな姿が、たまらなくかわいくて、なんだか恋人気分になった
「ごめん!遅れちゃって…」
『まだ、待ち合わせの時間じゃないし大丈夫だよ!
私も早く来すぎちゃったから・・・なんだか嬉しくって!』
そう言って、恥ずかしそうに俯く未架ちゃんを見て、もしかして未架ちゃんも僕と同じ気持ち!?
と、都合のいい考えを巡らしていた
『私、遊園地初めてなんだ!!だから行ってみたかったの~!』
「そ・・そうなんだ・・・」
別に“僕と”じゃなくても良かったんだ・・・
いい方向にばかり考えているから、バチが当ったのだろうか・・・?
『それに、寿くんとこうやって一緒にどこかへ遊びに行くなんて、初めてだよね!だからすっごく嬉しんだ!!』
早く行こうと、僕の手を取って駅へ向って行った
キミの一言で、こんなにも気持ちが浮いたり沈んだりするんだよ
知ってた?
「ドアが閉まります、ご注意ください」
プシューとドアが閉まり、電車が動き出す
「結構混んでるね」
日曜日とあって、さすがに人が多い
朝の通勤ラッシュまではいかないが、それに近い状態だった
駅に止まるごとに、どんどん人が押し寄せてくる
『わっわっ・・・』
人に押され、僕はドアを背に、未架ちゃんと向かい合ってひっつく形になった
「大丈夫?」
『うん…それにしても、すごい人だね出れるかなぁ…』
降りることを心配しているキミを余所に、僕は今日一日、電車に乗っていたい気分だった
キミにそんなことを言ったら怒られそうだけどね
少ししたとき、急に未架ちゃんの顔が困ったような、落ち着きのない表情になった
どうしたの?と聞いても、なんでもないよ!と、明らかに作り笑顔だった
徐々に僕のシャツにしがみついてくるのを見て、絶対におかしいと思っい、ふと未架ちゃんの後ろを見た
すると、後ろにいた中年のオヤジの手の甲が未架ちゃんのお尻に当たっていた
未架ちゃんはそれを僕にも言わず、我慢していた
満員電車で、故意に触っているのではないとわかってはいるものの、未架ちゃんのお尻を触るなんて・・・許さないよ(←黒寿)
次の駅に止まり、人が乗り込んでくる瞬間
「未架ちゃん、ちょっとごめん」
『え?・・』
僕は、未架ちゃんを抱き寄せて、くるっと反転した
『寿くん?!』
「これなら大丈夫だよ!」
未架ちゃんは、顔を赤くして目を丸くした
よほど嫌だったのか、僕に知られたことが恥ずかしかったのか、目線を落とした
『・・あ、ありがと・・・////』
そんなキミを見下ろせれるのは、かなり僕の心臓を叩いた
でも、どこか安心した表情だったので、僕もホッとした
・・・のも束の間だった
人の波で、未架ちゃんとは、ピッタリと身体が密着していた
これは、かなりヤバイ体勢なのでは…
未架ちゃんの髪が僕の鼻をくすぐる
うるさい電車内でも、はっきりと息遣いが聞こえるほど近くにいる
少し膨らんだ胸が僕の胸板のやや下あたりに触れ、キミの足の間に僕の足が…僕の足の間にキミの足が入ってどうにもそこから動かせない
お互いの鼓動が聞こえる
当然、ぼくの鼓動の方が速かった
「ご・・ごめん未架ちゃんっ!」
先ほどの行為もあり、この密着はやばいよ
未架ちゃん絶対嫌がってる・・・
『・・・いいよ・・だって寿くんだもん』
ドクン
またキミは、そんなことを言うから…
深い意味はないんだろうけど…期待してしまう
それだけキミは、僕に心を開いてくれているんだね
すり寄ってくる髪
僕のシャツの裾を、少し掴んでくる手
キミのちょっぴり速い鼓動
何もかもが愛おしく思えてくる
こんな、いやらしいことばかり考えてしまう僕を、キミは許してくれるかな…?
そしてそれは、僕の身体にも表れていた
キミが口にするまで、全然気がつかなかったよ
『寿くん・・何か硬いものが股に当たってるよ?』
「え?」
未架ちゃんの股辺りにある僕の下半身に意識を向けると、あれこれといやらしいことばかり考えていたのは、僕の頭だけではなかった
「ドアが開きます、ご注意ください」
『どうしたの?寿くん何か落としたの?』
僕があ然としていると、未架ちゃんは心配そうに僕に声をかけてくれた
はっとした僕は、未架ちゃんに気付かれないと、ちょうど到着した駅に未架ちゃんの手を引っぱり飛び降りた
「ほ、ほら、着いたよ!早く行こ!!」
『え・・待ってよ寿くん!!』
こんなにも大好きなキミを、この先僕は、どうゆう風に見ていけばいいんだろう・・・・
もう昔みたいに、友達としてキミを見ることはできないから
ふわふわと僕のところへ来てくれた天使
僕はキミを捕まえておくのに必死なんだよ
どこにもいかないように
いなくならないように・・・
愛おしいキミだから
[END]
『遊園地Vvいくいく!行きたい!!』
「じゃあ、9時にオアシスの前でいい?」
『うん!!』
やった!未架ちゃんと初デートだ!!
天使の羽根
今日は、待ちに待った日曜日
今日のために、遊園地のことを調べ上げた
どんな乗り物があるか
どんなお店がいいのか
人気の乗り物や、お昼はどこで食べようか…
なんてことを、ずっと考えていた
朝からやけにドキドキする
『お兄ちゃん、おでかけ?』
「うん!そうだよ」
家を出て、少し小走りで待ち合わせ場所であるオアシスに向かった
オアシスとは、駅前にある噴水で夜になるとライトアップされ、恋人の待ち合わせにぴったりのスポットだ
恋人・・・いつか、もう少し大きくなったら、僕も未架ちゃんと……
なんてことを考えていたら、だんだん頬が緩んでいるのがわかる
傍から見れば、変な小学生だっただろう・・・
待ち合わせの15分前に着いた
ちょっと早かったかな?と思ったが、そうでもなかった
噴水のところにちょこんと座っている未架ちゃんを見つけた
僕はあと数メートルというところで、思わず立ち止まってしまった
そこにいたキミは、普段と全然違っていたから…
白いフワッとしたワンピースに、膝下までのブーツ
いつも二つに結んでいる髪は、束縛されることなく、そよそよと風に乗って揺れていた
そんなキミに見惚れていた僕に気づいたのか、いつもの笑顔で手を振ってくれた
そんな姿が、たまらなくかわいくて、なんだか恋人気分になった
「ごめん!遅れちゃって…」
『まだ、待ち合わせの時間じゃないし大丈夫だよ!
私も早く来すぎちゃったから・・・なんだか嬉しくって!』
そう言って、恥ずかしそうに俯く未架ちゃんを見て、もしかして未架ちゃんも僕と同じ気持ち!?
と、都合のいい考えを巡らしていた
『私、遊園地初めてなんだ!!だから行ってみたかったの~!』
「そ・・そうなんだ・・・」
別に“僕と”じゃなくても良かったんだ・・・
いい方向にばかり考えているから、バチが当ったのだろうか・・・?
『それに、寿くんとこうやって一緒にどこかへ遊びに行くなんて、初めてだよね!だからすっごく嬉しんだ!!』
早く行こうと、僕の手を取って駅へ向って行った
キミの一言で、こんなにも気持ちが浮いたり沈んだりするんだよ
知ってた?
「ドアが閉まります、ご注意ください」
プシューとドアが閉まり、電車が動き出す
「結構混んでるね」
日曜日とあって、さすがに人が多い
朝の通勤ラッシュまではいかないが、それに近い状態だった
駅に止まるごとに、どんどん人が押し寄せてくる
『わっわっ・・・』
人に押され、僕はドアを背に、未架ちゃんと向かい合ってひっつく形になった
「大丈夫?」
『うん…それにしても、すごい人だね出れるかなぁ…』
降りることを心配しているキミを余所に、僕は今日一日、電車に乗っていたい気分だった
キミにそんなことを言ったら怒られそうだけどね
少ししたとき、急に未架ちゃんの顔が困ったような、落ち着きのない表情になった
どうしたの?と聞いても、なんでもないよ!と、明らかに作り笑顔だった
徐々に僕のシャツにしがみついてくるのを見て、絶対におかしいと思っい、ふと未架ちゃんの後ろを見た
すると、後ろにいた中年のオヤジの手の甲が未架ちゃんのお尻に当たっていた
未架ちゃんはそれを僕にも言わず、我慢していた
満員電車で、故意に触っているのではないとわかってはいるものの、未架ちゃんのお尻を触るなんて・・・許さないよ(←黒寿)
次の駅に止まり、人が乗り込んでくる瞬間
「未架ちゃん、ちょっとごめん」
『え?・・』
僕は、未架ちゃんを抱き寄せて、くるっと反転した
『寿くん?!』
「これなら大丈夫だよ!」
未架ちゃんは、顔を赤くして目を丸くした
よほど嫌だったのか、僕に知られたことが恥ずかしかったのか、目線を落とした
『・・あ、ありがと・・・////』
そんなキミを見下ろせれるのは、かなり僕の心臓を叩いた
でも、どこか安心した表情だったので、僕もホッとした
・・・のも束の間だった
人の波で、未架ちゃんとは、ピッタリと身体が密着していた
これは、かなりヤバイ体勢なのでは…
未架ちゃんの髪が僕の鼻をくすぐる
うるさい電車内でも、はっきりと息遣いが聞こえるほど近くにいる
少し膨らんだ胸が僕の胸板のやや下あたりに触れ、キミの足の間に僕の足が…僕の足の間にキミの足が入ってどうにもそこから動かせない
お互いの鼓動が聞こえる
当然、ぼくの鼓動の方が速かった
「ご・・ごめん未架ちゃんっ!」
先ほどの行為もあり、この密着はやばいよ
未架ちゃん絶対嫌がってる・・・
『・・・いいよ・・だって寿くんだもん』
ドクン
またキミは、そんなことを言うから…
深い意味はないんだろうけど…期待してしまう
それだけキミは、僕に心を開いてくれているんだね
すり寄ってくる髪
僕のシャツの裾を、少し掴んでくる手
キミのちょっぴり速い鼓動
何もかもが愛おしく思えてくる
こんな、いやらしいことばかり考えてしまう僕を、キミは許してくれるかな…?
そしてそれは、僕の身体にも表れていた
キミが口にするまで、全然気がつかなかったよ
『寿くん・・何か硬いものが股に当たってるよ?』
「え?」
未架ちゃんの股辺りにある僕の下半身に意識を向けると、あれこれといやらしいことばかり考えていたのは、僕の頭だけではなかった
「ドアが開きます、ご注意ください」
『どうしたの?寿くん何か落としたの?』
僕があ然としていると、未架ちゃんは心配そうに僕に声をかけてくれた
はっとした僕は、未架ちゃんに気付かれないと、ちょうど到着した駅に未架ちゃんの手を引っぱり飛び降りた
「ほ、ほら、着いたよ!早く行こ!!」
『え・・待ってよ寿くん!!』
こんなにも大好きなキミを、この先僕は、どうゆう風に見ていけばいいんだろう・・・・
もう昔みたいに、友達としてキミを見ることはできないから
ふわふわと僕のところへ来てくれた天使
僕はキミを捕まえておくのに必死なんだよ
どこにもいかないように
いなくならないように・・・
愛おしいキミだから
[END]