好きと嫌いの間
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
小さい頃からずっと
あの白球を追いかけていた
楽しくて
楽しくて
仕方がない
だから私は
今でも
あの白球を 追いかけている
ーー
ーーー
ーーーーー
お疲れ~
お疲れ様です!
東京都、某中学校。
野球部・バッティングピッチャー。
それが私、北川日向の今の肩書きだ。 もちろん性別は女。
公式戦には出られないけど、練習試合では登板させてくれる。 機会は少ないが、野球が出来るのなら贅沢は言ってられない。
夏も終わり、少し肌寒くなってきた10月上旬。
帰宅途中、いつものように寄り道をしていた。
キーーーン
夜空を照らし出すような照明。
ネットで囲まれた空間。
自動で飛んでくる白球。
そして
甲高い金属音。
ここは、私の行きつけのバティングセンター。
MAX130キロまであり、球種も多彩。 何より、それらを複合した”ランダム”が魅力的だ。
今日も、ランダム(相棒)を打ち込む。
よし!
今日は、ファーストから順に打っていこうか
自慢ではないが、バットコントロールは良い方だと思う。
なんせ、思った所に球を打てる。
1セットが終わり、もう1セット! と、コインを入れようと振り返った。
すると、じっとこちらを見つめてくる男の子に気が付いた。
もしかして、順番待ち?
後ろで待ち人がいては、連続で使うのはマナー違反だ。
荷物を持って、ブースから出た。
『どうぞ』
声を掛け、男の子とすれ違った。
「なぁ」
『?』
「時間あったら、俺のバッティングフォーム見てくんない?」
『へ?』
「お前のフォーム、すっげーキレイだからさ!」
二カッと笑った顔が印象的な、黒縁眼鏡の男の子。
そう これが
私 北川日向と
俺 御幸一也の
出会いだった。
・END・
15/2/22(仮)
17/1/9
◇ダイヤのA連載をようやくUP出来ました!
本当は、他の連載に完結の目途がついてから…と思っていたのですが…。
管理人が待ちきれなくて、UPしてしまった次第です…;
UPして思ったことは、バッティングセンターにMAX130キロも出るマシーンが、果たしてあるのだろうか? ランダムシステムも然り…。 その辺は目を瞑って頂けたら助かります;
ゆっくりと更新していこうと思っていますので、温かく気長にお付き合いいただければと思います。
1/8ページ