『あ～、アレンいいなぁ』



今日は久々の非番
アレンの部屋でラビと２人でジェリーさん特製のみたらし団子を頬張りながら堪能していると、ユイが部屋にやって来た
どうやらユイも非番らしく、暇を持て余していたようだ




















　　†ホレた弱味†










＊部屋に入ったユイは、アレン達が食べているみたらし団子を見て食べたそうにそう言った

みたらし団子はあと１本



ラ「じゃあ、これや・・」

ア「残念ですけど、このみたらし団子は僕のですからユイにはあげられませんよ」



え～～・・、と少し頬を膨らました



怒った顔もかわいくて・・・Ｖ
ついつい悪知恵が働いちゃうんですｖ



ラ「アレンんなケチィこと言うなよ～、大人げないさ」

ア「ラビは黙っててください（黒」

ラ「・・・・・はいι
（・・・なして・・黒・・・・・・・？？）」



アレンの邪魔するなオーラが凄まじく、引いてしまったラビ
アレンはユイの方に笑顔で振り返った
キラキラし過ぎが逆に怪しい・・・



ア「ユイ、僕と賭けをしませんか？」

『賭け？』



突然アレンはそんなことを提案した
突飛なことにユイは頭に？を浮かべていた



ア「僕とポーカーで勝負です！　もしユイが勝てば、このみたらし団子はユイにあげます！
でも、僕が勝ったら・・」

『勝ったら？』

ア「僕のお願いを一つ聞いて下さい(^_^)」



ユイは少し考えながらもその提案に乗った
ニヤリと笑ったアレンは、ユイに見えないようにガッツポーズをした



ラ「(あ～ぁ・・アレンの奴、なぁ～んか企んでるさ・・・ι)



輪から外されたラビは、そんなアレンの黒い行動を一部始終見ていた




＊ゲームは始まり、アレンはカードを配った
先にアレンがカードを２枚トレードした
微妙にニヤけるアレン

ユイはというとカードと睨めっこをしながら何やら唸っていた



ア「ユイはトレードしますか？」

『あ～！　待って待って！！』


ふふっ　かわいいなぁ
一生懸命になっちゃって・・・！
どの道、僕が勝つんですからＶｖ



ユイは必死に考えカードを交換した



『あ～・・・(TｏT)』



どうやら見当違いのカードだったみたい



すみませんねユイ
これもユイがかわいいが故なんですからｖ



そんな事を思いながらカードをトレードしようと山に手を伸ばしたとき、ユイと目がばっちり合ってしまった

ユイは困った仔猫のような目でアレンを見つめていた



ア「・・・・・・」



















結果

ユイは１ペア
アレンはブタ




＊
ラ「ユイの勝ちさ！」

『やったー！！』

ア「では、約束のみたらし団子です(^_^)」

『わ～いｖ』



アレンはみたらし団子を渡し、ちゃっかり自分の膝の上にユイを座らせていた
素直に座ったユイは、アレンにもたれて美味しくみたらし団子を頂いた



ラ『アレン・・どうしたんさ？　カードで負けるなんて・・・』

ア『こういう時は、かわいいユイに勝たせてあげるのが紳士ってもんです』



ラビは思った
最初は絶対勝つ気満々だったさ・・・

でなければ、アレンがこの勝負を仕掛けた意味がない

可愛く自分の腕の中で団子を食べているユイにほんわかしながら頭を撫でてやる



ア「(かわいいなぁ～Ｖｖ)」










ラ「(惚れた弱味ってやつさ・・)」







　　　　　　　　　　＊ＥＮＤ＊












＊