短編&番外編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
キ「ホントにここでいいのか?」
『うん! 一度、食べてみたかったんだぁv』
夕食を採るためやってきたのは、庶民的なファーストフード店のハンバーガーショップ
カシス曰く
こういった店には、来た事が無いそうだ
大半は、野宿生活だったと言う
それはそれで、驚きだ
注文をし、トレイを持ってカシスがいるカウンター席に行った
『おお! これが世に言うハンバーガーってやつかぁ』
キ「適当にチョイスしといたけど」
『オッケーオッケー!
私じゃ、どれがいいか分かんないし』
かなり嬉しそうだ
キルアも席に座り、ハンバーガーを手に取った
口に運ぼうとするが、それは口に入ることなく止まった
隣からの熱い視線が原因だ
キ「・・なんだよι」
『どうやって食べるのかなって思って』
キ「あぁ・・
ハンバーガーは、基本手で食べるんだよ
こんな風に」
大きな口を開けてハンバーガーを頬張る
それを真似て、カシスもハンバーガーに齧(カブ)り付いた
『おいしー!!』
キ「お前、本当に食べたこと無いんだな」
満面の笑みのカシスに、今度はポテトを一つ差し出した
キ「んじゃ、これも初めて?」
『これは?』
キ「いいから、食ってみろよ♪」
キルアから差し出すポテトを一口齧った
サクッとした触感とほど良い塩味が堪らない
こんなにもはしゃぐカシスを見るのは初めてで、面白くて仕方がない
机に頬杖を付きながら見ていると
キ「カシス、口の周りケチャップ付いてるぜ」
『Σ!』
これは、女の子として恥ずかしいではないか
紙布巾で口を拭う
『取れた?』
キ「ぷっ・・」
『こらっ、笑うな』
キ「カシスってさ、やっぱどっか抜けてんだよな」
言いながら、伸びてきたキルアの指は、カシスに今だ付いているケチャップをそっと拭う
しかも、そのケチャップを自分の口に持って行き、ペロリと舐め取った
妖艶な笑みを浮かべて
『ん、ありがと!』
キ「・・・」
再びハンバーガーを堪能し始めた
至って普通なカシスさん
その反応に、やっぱりと言うべきか・・・
外見は変わっても、中身は変わっていない事に、安心したというか期待ハズレというか
照れてる所を見てみたかったってのもあるけど
まぁ
今は、それでもいいかと思う
『キルア、食べないの?』
・END・
12/6/16
◇お待たせしました!
どろっどろに甘いものを! とのことでしたが・・・あまり甘く仕上がりませんでした・・ι
すみません・・
NO.32の番外編です。