短編&番外編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
四次試験終了後
スタート地点へ戻るため、悠々と森の中を歩く2人の姿
キ「そういえばさぁ」
『なに?』
キ「昨日、何て言いたかったんだよ
お前、途中で寝たから、すっげー気になる」
『昨日・・・?
私、何か言ったの?』
目線が上を向くカシス
どうやら、覚えがないようだ
呆れ気味のキルアは、カシスが言った言葉をそのまま伝えた
キ「”私、キルアのことが”」
『・・・・・・・・・・・続きは?』
キ「だから! それが聞きたいんだっつーの!」
ボケるカシスの額に、指を刺してやる
『ああ・・確かに気になるね
私は、何て言いたかったのかなぁ
私、キルアのことが
私、キルアのことが
私、キルアのことが・・』
まるで呪文のように繰り返すカシス
考え込む彼女に、キルアの悪戯心が擽(クスグ)られた
『私、キルアのことが』
キ「好き
とか言いたかったわけ?」
にんまり笑うキルアと
真顔のカシス
『あ、うん
それはない』
キ「・・いや、真剣に否定するなよ
冗談通じねーな、カシスは」
照れたり、焦ったりするかなって
ちょっと期待したんだけどなぁ
てか
少しは、照れたりしてもよくねぇ?
こいつ
ぜってーオレのこと、男として見てねぇな
キ「でも、気になるな~」
『何が?』
キ「カシスって、実際オレの事どう思ってるわけ?」
『どうって・・・な』
キ「かま以外で」
答えを奪われたカシスは、またもや考え込んだ
その様子にキルアは、やれやれの表情
キ「なら、聞き方変える
オレってカシスにとって、どういう存在?」
これには、直ぐに返答があった
『大切な存在・・かなぁ~
勿論、ゴンやクラピカやレオリオも大切
でも、一番はキルアかな
付き合いも一番長いし!』
笑いながら答えるカシスからは、同じ質問が返ってきた
『キルアはどうなの?』
キ「ん~?」
『私は、キルアにとってどんな存在?』
キ「・・・そうだな~」
退屈しない存在って言ったら、”さいですか”と、笑っていた
オレにとってお前は
”特別な存在”
だと思ってる
まだ
自分自身でも
気付かない想い
・END・
12/2/11
◇レイン様、お待たせいたしました!
番外編ということで、何処を書こうかかなり迷ってしまいましたι
キルアの中では、確かにカシスは大切な存在になりつつあります。
しかし今は、まだ”恋”という自覚はありません。だけど、ゴンと同じ”友達”とは少し違う、と感じている状況です!
1/4ページ