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俺の方が

俺には大好きで堪らない人がいる。
同い年なのに可愛くて可愛くて仕方がない。普段はつんつんしてるくせに、困った時は1番に俺に頼ってきたお前を何回(想像で)抱いたことか…あの時のお前は本当に可愛かったな…(全て妄想)そんなことを思っているとやっとソファに座っている愛おしい後ろ姿を見つけた。


「テヒョンア♡♡」


スキップしながら後ろから抱きつく。


「わ!びっくりしたじゃん!」


「ふふ、ごめんね?
それよりソファに座って何してるの?」


「ん?ユンギヒョンとおしゃべり。」


そう言われ横に視線を動かすと、2人の時間を邪魔されてイラついてるのか、俺を睨んでいるユンギヒョンと目が合う。ニッコリと微笑んで「あれ?ヒョンいたんですね〜?小さくて見えませんでしたぁ。」と嫌味を言うと益々ヒョンの眉間のシワが寄る。ふん、ざまあみろ。テヒョンアを独り占めするからだ。そんな意味を込めてユンギヒョンを見ると、今度はユンギヒョンがニッコリと微笑んだ。なんだ?


「ちょうど良かった。」

「え?」


何やらコソコソとテヒョンと話しているユンギヒョン。え、なになに。気になるじゃん。話し終わったのか、今度はテヒョンがキラキラした目で俺を見てくる。え、何可愛い。

「ね、じみなぁ。」

「なに?どうしたの?」

「俺のお願い聞いてくれる…?」

「っ!!もちろん!!
なんでもするよ!言ってみて??」

「あのね、今日ね荷物が届くんだけど、」

「うんうん!」

「俺ねユンギヒョンと出掛ける約束してたの忘れてて、良かったらジミナ代わりに受け取っててくれない?」

「…………うん?」


つまり何?まとめると、2人で出かけたいから俺は家で留守番してろって???
何この地獄のシチュエーション。
それなら俺が代わりにテヒョンアと出かけるからユンギヒョンが家にいればよくね?そうだよその方がきっと楽しい。


「え〜、テヒョンア僕と出かけようよ〜!どうせ!ユンギヒョンは外に出るの嫌だろうからさあ〜。」

「あ?勝手に決めんな。」

「だってぇ、将来は石になりたいぐらい動きたくないんでしょ〜?」

「動きたくねえならわざわざ自分から誘うかよ。ていうかお前はもう置いてかれるんだから関係ねえだろ?大人しく留守番してろよ。な?」

ポンと笑顔で肩に手を置かれる。

「やです!テヒョンア僕と出掛けよ?
絶対僕と一緒の方が楽しいし、テヒョンアの事をちゃんと分かってるのは俺だし、なんなら俺の方がテヒョンアのこと好きだもん。」

「や、あの、」

「ちょっと待て、俺だってテヒョンアを楽しませる自信はあるし、俺だってこいつのこと分かってやれる。そして何よりお前の方がテヒョンアのことを好きだって?はん、笑わせるじゃねぇか。俺がどんだけこいつのこと好きかわかってんの?」

「へぇ?どのぐらいですか?」


「テヒョンア。」

「え?なに、んっ、」


目の前でそれはそれは濃厚なキスを見せつけられる。チュッとリップ音を残してテヒョンの唇から離れたヒョン。


「ちょ、何、ヒョン、」

「ふは、真っ赤だぞテヒョンア。」

「!!」


ムカついてグイッとテヒョンを自分の方に振り向かせ、柔らかい唇に自分のものを重ねた。うっすらと開いていた唇に自分の舌を滑り込ませ、舌を絡ませる。さっきのユンギヒョンよりも長く重ねていると、流石に苦しくなったのかグイッと胸を押された所でやっと唇を離した。


「も、2人して、なん、なの!」


真っ赤な顔をして、涙で潤んだ目で見つめてくるテヒョンは一言で言うと本当にエロい。ユンギヒョンも同じことを思ったのか、俺の方をじいっと見つめていた。


「ユンギヒョン、一旦休戦で。」

「ああ、」

ユンギヒョンが頷いたのを確認して、2人でテヒョンに近づく。


「え、何…?」


「ふふ、テヒョンア。
俺らと気持ちいことしよっか?」

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