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短編集

「ジミニヒョンは甘すぎる。」


口癖のように言われ続けている言葉を無視して、コーラの入ったコップとこの前買ったアイスを持って、ソファに寝転んでいるやつの所へ持っていく。そんなこと言ってお前も十分に甘やかしてるのを俺は知ってるぞ?まあ口には出さないけど。


「テヒョンア、持ってきたよ。」



「わーい!ジミナ大好き〜!!」



「はいはい、暑いから離れてね。」



抱きついて来たテヒョンから少し離れると、頭に赤い飾りが見えた。よっぽど暑かったのか少し伸びていた前髪を、tataのヘアゴムで結ばれていた。



「ふふ、可愛いね。」


そう言って結ばれていた前髪に触れると、「もー、触らないでよ、」と言いながらも嬉しそうにはにかむテヒョン。



「…照れてるの?」


「…違うもん。」


「ふぅん?」


「そんなに見ないでよ…」


「テヒョンア、顔赤いよ?」


「…お前のせいだろ、」


「なんで俺のせいなの?」


「…お前が、可愛いとか言うから、」


「だって可愛いんだもん。」


「…っ!」



あ、今の顔やばい。
プツンと理性が切れた音がした。



「…ねぇ、テヒョンア。
アイスじゃなくてお前を食べてもいい?」



「…わー、変態〜」



「変態で結構。」



そう言って深く口付けをすれば、すっかりその気になったテヒョン。ったく変態はどっちだよ。そんなことを思いながらも、キスだけで既に蕩けた目をしているテヒョンと一刻も早くひとつになりたくて、お姫様抱っこをして抱える。

少し離れたところから悔しそうな顔をしてこちらを見ているジョングクに、ニヤリと笑ってみせる。ごめんな、こいつ俺のなんだ。心の中で軽く謝りリビングを後にして、自分の部屋に連れ込み鍵をかける。ゆっくりとベッドに下ろしてそのまま上から被さり、薄く開いた口に自分の口を重ねる。


舌を滑り込ませ、アイスなんかより何百倍も甘いそこを味わう。必死に俺の舌の動きに付いてこようとするテヒョンが可愛くて、愛おしくて、キスを続けながらズボンを下着ごと脱がせる。
既に反応しているテヒョンのものをゆるく触ると、ビクンと腰が動いた。

そのまま手の動きを早めると呆気なくイってしまった。そこでやっと唇を離すと、銀色の糸が引いていた。
はぁ、はぁ、と肩で息をしているテヒョンをよそに、手のひらに吐き出された欲を、お尻の方に塗りたくる。
早くひとつになりたくて、あまり慣らさずに自分の欲をテヒョンにぶつけた。



「…っ、、っは、ジミっ、」


テヒョンのそこは俺の形を覚えていて、少しキツかったけど思ったよりすんなりと俺のものを受け入れていて、自分でも口角が上がるのが分かった。テヒョンは俺のものなんだ、心も体も全部。その瞬間なんとも言えない幸福感に包まれた。テヒョンア、やっぱり俺はもうお前がいないとダメみたいだ。そんな思いが伝わるように、テヒョンのいい所に当たるように、腰を動かす。


「ああっやぁ、ジミっ、そこっ、だめぇっ、」


「ここ、好きでしょ?」


「すきっ、あっ、はぁ、もっと、」


「こう?」



そう言って激しく腰を動かすと、テヒョンは2回目の絶頂を迎えた。そんなのお構い無しに1番奥に当たるように、深く繋がる。


「あっ、やっ、奥、きてる、」


「テヒョンア、好きだよ、」


「俺も、好き、大好き、」


「っ、はっ、」


「ああっ、やあっ」


俺がイったのと同時にテヒョンも欲を吐き出した。そのままテヒョンの上に倒れ込み、優しく触れるだけキスを落とし、首筋にも赤い印を残した。その印を愛おしそうに撫でるテヒョン。

しばらくして繋がったままだったそこをずるりと引き抜くと、中で吐き出した俺の白濁が中から溢れてきた。お腹壊すと大変だからと思い、俺のものを指で掻き出していると、気持ちいいところに当たるのか、再び反応しているテヒョンのものと、自分のもの。そのまま2回戦が始まったのは言うまでもない。






🐴「え、なんでアイス全部ないの?」


🐴「あっ、コーラも飲み干されてる。」


🐰「クソあの糸目野郎覚えてろよ。(いや俺は何も知りませんよ?)」


🐴「逆だよ…」





fin.
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