暁短編
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賞金首
「角都…嫌だやめて、お願いだ」
『お前のせいで賞金首を1人逃したんだ…性処理くらい手伝えるだろう』
「んぐっ!…」
賞金首を1人逃し苛立っていた角都は換金所がある便所の個室にリリーの体を押し込むと髪を鷲掴み、すでに勃ち上がったものを強引に咥え込ませ上下させる。換金所の漂う死臭と便所のアンモニア、生臭さに嗚咽しながらリリーは性処理を手伝った。個室の外では角都が仕留めた賞金首が死んで横たわっているというのに。
角都はよく説教をしながら性処理に私を使う。高齢の割に心臓が五ツもあるせいで性に底尽きず性処理に半日費やしたこともあった。以前飛段の前に組んだ相方は下手すぎて殺してしまったと聞いたが角都なりのジョークを言っていたと思いたい。暁に入ってまでその死因は嫌すぎる。
今回は私の術のミスで賞金首に気配を感付かれ、1人は角都が仕留めたが、もう1人は攻撃前に渋々退散する羽目になった。角都と飛段のツーマンセルだったらきっと成功したはずだったが…
『それに何度目だ…失敗したのは?』
「うっ……んんーー!」
『これで賞金首を2人も逃した…ペインが殺すなと命令しなければお前を八つ裂きにしている!」
…私もこんなバケモンだって知っていたらペインにお願いしてまで頼まなかった。1番冷静沈着で大人しい性格かと思えば、1番暴力と金と女の男だったのだ。ペインも話が全然違う…今すぐ呪殺したいと思った瞬間、喉奥まで挿し込まれ陰茎が波打ち射精された。
「…ゲホッ…ゲェ……ッ!」
粘つく精液が喉に絡み噎せ返る。反射的に涙が出て頬を伝うがそんな姿を角都が見ても興奮するだけだった。
『お前がどんなに奉仕や尽くしても賞金首とは全く割に合わん…来い』
便座に座った角都は下を脱がせたリリーを上に跨らせ腕から黒い触手をリリーの陰部に当て込んだ
「嫌だ……んああ!…ッ」
『…あまり声を出すな』
触手の1つ1つが蠢く虫の様で、蟲達がリリーの中へ侵食し奥へ奥へと伝っていくのが分かる。背筋が気持ち悪さで無意識に動き腰が浮いた。
「はぁ……ぁあ!あっ…」
『気持ちいいか?既に濡れているようだが…』
わざと水音が聞こえるように角都は触手でまさぐり、掻き回すと同時に口布をズラしリリーの口内を侵食して舌を絡ませる。意識がだんだん朦朧とし始め、散々乱暴にされたのに気持ち良くなってきたのだ。角都は触手を引き抜くのと代わりにゆっくりと再び勃ち上がったものをリリーに腰を落とさせ挿入した。
「んんっ…あぁぁ…」
臓器を圧迫し深く突き上げ中で上下する度にゴリゴリとカリが膣壁に擦れ、徐々に快楽の波高まってゆく。
「角都…あぁぁ…気持ち、いいよ…」
『淫売め、賞金首をわざと逃していると分かったらタダじゃおかんぞ…』
「…違う…ッ!…で…も…ンン!!」
『全く説得力に欠けるな』
更に角都が追い討ちをかけるように腰を打ち付けるとリリーは脚を痙攣させ身体を預け意識と共に果てた。
『起きろ…行くぞ、リリー!』
目を覚ますと換金所の外の岩陰に移動していた。
起き上がると色々な所が痛い。あたりは既に日が落ちて暗く、角都は既に換金した金を持って待っていた。
「…賞金首私達を見てたかな」
『…かもな、くだらん事言わずにさっさと来い』
「次は必ず仕留めるよ」
『どうだかな』
暗がりで見にくかったが角都が少し笑った気がした。
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