SHORT STORY
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「どうしてそんなに悲しい顔をしている」
「…元からよ、ごめんなさいね」
「…やめてくれ。こちらまで悲しくなる」
滅多にないセブルスの休日
たまたま同じ日にお休みが取れたことで、セブルスの家でささやかなで幸せな1日を過ごせたはずなのに楽しい時間はあっという間で。もうそろそろ帰らなくてはならない時間。昼食を終え二人は本を読みながらいつの間にかベットで昼寝をしてしまい、気づけば夕方になっていた。
セブルスは悲しい表情になっているリリーの頬へ手を伸ばすとリリーは愛おしそうに擦り寄せた。
「帰るの嫌」
「…泊まっていくか?」
「いいの?」
「……ああ、食べ物がなにもないがな」
「…ふはっ」
セブルスは仕事上家を空けておく日数が多いため、日持ちしない食べ物はあまり置いてない。また長期空けるためほとんど食材が無かった。
「外に食べに行く?姿くらましして美味しいもの食べに行こうよ」
「…家を探せば何かないか?パスタとか…」
「いつのか分かんないカビ臭いパスタならあるんじゃない?」
そう言うとセブルスは怒ったつもりなのか軽くリリーの頭をガシガシした。リリーは笑いながらセブルスの胸に飛び込むと当たり前だが衣類とセブルスの匂いがする。暖かくてまたこのまま眠りたい。
「…セブルスの匂いすき」
セブルスの胸から顔を上げると自然の流れで軽く触れるくらいのキスをした。2人にとっては何も無い1日であっても一緒に居れば楽しかった。
「…カビ臭いパスタ探す?」
「…ああ、ソースをかければ分からない」
2人は笑って起き上がった。