もはやこれまで!
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※R15
自分の家の中で鬼ごっこしたことありますか。
私はある。
「今!今してる。分かる?」
『三木ちゃんさっきから何言ってんのぉ?』
この異常性が分かる?今、私、自分の家の中で鬼ごっこしてる。
スピーカー越しに聞こえて来る白石さんの声は寝ぼけているのかぼんやりしている。遅い時間に電話したのは申し訳なかったけど、このピンチに気付いてほしい。そしてあわよくば助けてほしい。
『尾形ちゃん会えたんだねぇ。よかったじゃん?』
「白石さん、知ってたの?」
『だって俺が尾形ちゃんに教えたもん」
あくびをかみ殺す気配がする。私が白石さんとこの時代で初めて会ったのは、3日前。たった3日前だ。その短い時間で尾形さんは私の居場所をつきとめたというのだろうか。
「私、白石さんとは連絡先しか交換してない…よね?住んでる場所とか言ってない…よね?」
『なあに?尾形ちゃん家に押しかけてきたのお!?」
ひとしきり笑い声がしたあと、執念だネ!なんて軽い声が飛んできてうんざりした。尾形さんがどうやって私のことを調べたかなんてどうでもいい。会いたくなかったわけじゃない。この時代に会いたくない人なんていない。偶然白石さんと再会したときも、鼻水たらして駆け寄ってくる白石さんほどじゃなくても、私の涙腺は熱くなったのに。会いたくなかったわけじゃないよ。
背後で物音がして、反射的に通話ボタンを押した。しんと静かになったおかげで自分の心臓の音がよく聞こえる。大して早くも大きくもなってない鼓動の音を聞きながら、そっと振り返った。狭いクローゼットの中。縦に伸びた細い光が少しずつ横に広がっていく。ホラー、ホラーじゃん。これはR12のC級ホラー。そもそも一人暮らしの狭いアパートの一室の中で、フェアな鬼ごっこなんてできっこないのだ。
▽
寝室のクローゼットの中でこちらに背を向けて座り込んでいる三木を見つけた途端、下半身が熱くなった。
白石から三木の情報を聞いてから、勤め先を調べ、家の場所を突き止め、ついにその手を取り同じ歩幅で歩き出すまで、正直に言うとずっと猛りは静まっていない。28年分の欲を吐き出そうと躍起になっている俺自身に、我慢しろとなだめるのは楽じゃなかった。
「なんで逃げる」
「うん…」
戸を全開にしてクローゼットの中まで光を落とすと、三木の全身がよく見えた。俺が目線を合わせるように腰を下ろすと、警戒したようにこちらに向き直る。背中をぴったりと壁にくっつけて上目使いにこちらを伺う三木は怖がってこそいないものの、俺から逃げる算段を立てているように見えた。
「逃げるなよ。傷つくぜ」
「え…ごめんなさい」
「俺が怖いか?」
「うーん…怖くはないけど、なんか…」
目が合う。やっぱり、ちっとも怖がっていない。変わっていないな、本当に。追い詰められても目を逸らさないところが好きだった。何も考えてないような顔で首をかしげるのがかわいいと思った。今もそうだ。手を伸ばしても怖がらない。
「いくつになった」
「今年で23歳です」
「お前は23年間俺に会えなくて平気だったのか」
「その発言はちょっと怖いかも…」
手の甲で頬を撫でると少し後ずさりする様子を見せたが、壁に阻まれて失敗した。自分から逃げ場のないところへ入ってくれてよかった。乱暴なことはしたくない。逃す気はさらさらないが傷つけることもしたくなかった。何より俺の手の届くところにいてくれる安心感に満たされた。
「え…あの、尾形さん」
「なんだ」
「なに…何をしてるのかな…」
頬を撫でた手はまっすぐに下りて、三木のブラウスのボタンにかかった。さすがに慌てて止めににかかるが、若い女の抵抗なんて無いも同じだ。静止の声も心地いい。28年ずっと聞きたかった声だ。5つめのボタンを外したところで抵抗が鬱陶しくなったので両手首をひとくくりに掴んで壁に押し付けた。また目が合う。下着を見られた羞恥で赤くなった目元。さっきはなかった恐怖が少し垣間見えた。
「お、尾形さん…やだ…」
「乱暴なことはしない」
「もうすでにしてる…」
大きく開いた襟口から手を差し込んでブラの上からあてがった。嘘、という声が降ってきたが無視してやわやわと揉むと頬を赤くして小さく声をあげた。相変わらずでかい胸だ。昔はこんな下着なんてなかったから、着物の合わせから手を突っ込むとすぐ柔らかい肌に辿り着けた。寝込みを杉元や白石に襲われでもしたらたまらんな、と当時は思ったものだが、今だってこうも容易く触らせるなんて気が気じゃない。「今まで襲われたことはあるか」不安になって聞くと真っ赤な顔で睨まれた。その顔だって男を煽るだけだ。躾ける必要があるな。そんなことを考えながらブラの上から胸の先端を優しく触った。
「あっ、や、やだ、」
「…反応してるな。気持ちいいのか」
「や、尾形さん、待って、やだ、あっ」
「そんな声出されてやめられるか」
きゅっと指の間で挟むといやいやと首を振った。下着の上からでも分かる先端をさらに優しくしごくともっといい反応が返ってくる。俺の中心はすっかりそそり立ってしまっていた。
「やだ、尾形さん、…だめ、です」
「お前わざとやってるんじゃないだろうな」
「なんで尾形さんがムッとするんですか…あっ」
「さっきの続きだ」
アパートの部屋に入ってすぐに押し倒したら、白石ばりの柔軟さで部屋の奥に逃げられた。しかし、狭い1LDKだ。どうせすぐに見つけられる。案の定ベッドの脇のウォークインクローゼットに逃げ込んだところをこうして捕まえた。別に出会って早々犯してやるつもりはなかった。ただ、やっと見つけたこいつのすべてを一秒でも早くこの目に焼き付けたかった。それだけだ。しかしこうも逃げられると…。わざと焦らすようにゆっくり指を動かして三木の反応を楽しんだ。こうやって優しく責められるのに弱かったはずだ。淡いレースのブラの上からでも分かる突起を二本の指でゆるくひっかくと、またいい声を漏らす。
「俺を避けるからこうなる」
「だめ、やだ、やだ」
「頑固だな。直接触ってやろうか」
上目使いで首を横に振られてもイエスのサインにしか見えないのは仕方ない。ブラの中心に指をひっかけて少し上に引っ張るとやわっこい下乳が顔を出した。じわじわとそのまま引っ張り上げていると抵抗が一際大きくなる。ワイヤーのラインが胸の先端に引っかかると唇を小さく噛み締めた。
「おい、…いい加減にしろ。煽るな。突っ込まれたいのか」
「尾形さんほんとバカなんじゃないのかな…」
指を浮かせると淡い色づきが顔をのぞかせた。
「尾形さん!それ以上やったら、怒りますから」
「お前が怒ったところでどうにもならんぞ」
「じゃ、じゃあ、嫌いになる、尾形さんのこと」
「…。おい」
拗ねたような顔をしてそっぽを向かれて、心臓のあたりがずんと重くなった。
「もう一生口聞かない。会っても無視する。電話も着拒する」
「おい」
「また、待ち伏せなんかしたら、他人のふりしてやる…」
「おい。その場で犯すぞ」
「この人ほんとさぁ…」
浮いたブラと素肌の間に指を滑り込ませた。あっと声を上げさせる間もなく突起に指の腹を押し当てると、反射的にきゅっと目をつむるのが俺を煽るだけだというのがまだ分からんのか。
「も、やだって、きらい、尾形さんきらい」
「黙れ」
「ん、っ」
「傷ついたな…今のは」
中途半端にずらしたブラが俺の指の動きを不自由なものにしたが、それが好都合だった。小さく突起をひっかくたびに反応するのがよく分かる。
「二度と言うんじゃねえ」
「もーやだ、やだ、やだってば…」
「…ようやく会えたんだ」
透明な膜をまとった視線が絡んだ。やわらかいふくらみの奥の音が先ほどより早くなっているのに気付いて自然と口の端が上がった。
「なあ、ようやく会えたんだぜ。少しくらい受け入れろ」
「か、会話を」
「あ?」
「れ…れいぷは、イヤです。尾形さん」
「あ?」
「ね、会話しよ?」
「…」
「…」
おねだりに弱い尾形さん
2019.1.5
自分の家の中で鬼ごっこしたことありますか。
私はある。
「今!今してる。分かる?」
『三木ちゃんさっきから何言ってんのぉ?』
この異常性が分かる?今、私、自分の家の中で鬼ごっこしてる。
スピーカー越しに聞こえて来る白石さんの声は寝ぼけているのかぼんやりしている。遅い時間に電話したのは申し訳なかったけど、このピンチに気付いてほしい。そしてあわよくば助けてほしい。
『尾形ちゃん会えたんだねぇ。よかったじゃん?』
「白石さん、知ってたの?」
『だって俺が尾形ちゃんに教えたもん」
あくびをかみ殺す気配がする。私が白石さんとこの時代で初めて会ったのは、3日前。たった3日前だ。その短い時間で尾形さんは私の居場所をつきとめたというのだろうか。
「私、白石さんとは連絡先しか交換してない…よね?住んでる場所とか言ってない…よね?」
『なあに?尾形ちゃん家に押しかけてきたのお!?」
ひとしきり笑い声がしたあと、執念だネ!なんて軽い声が飛んできてうんざりした。尾形さんがどうやって私のことを調べたかなんてどうでもいい。会いたくなかったわけじゃない。この時代に会いたくない人なんていない。偶然白石さんと再会したときも、鼻水たらして駆け寄ってくる白石さんほどじゃなくても、私の涙腺は熱くなったのに。会いたくなかったわけじゃないよ。
背後で物音がして、反射的に通話ボタンを押した。しんと静かになったおかげで自分の心臓の音がよく聞こえる。大して早くも大きくもなってない鼓動の音を聞きながら、そっと振り返った。狭いクローゼットの中。縦に伸びた細い光が少しずつ横に広がっていく。ホラー、ホラーじゃん。これはR12のC級ホラー。そもそも一人暮らしの狭いアパートの一室の中で、フェアな鬼ごっこなんてできっこないのだ。
▽
寝室のクローゼットの中でこちらに背を向けて座り込んでいる三木を見つけた途端、下半身が熱くなった。
白石から三木の情報を聞いてから、勤め先を調べ、家の場所を突き止め、ついにその手を取り同じ歩幅で歩き出すまで、正直に言うとずっと猛りは静まっていない。28年分の欲を吐き出そうと躍起になっている俺自身に、我慢しろとなだめるのは楽じゃなかった。
「なんで逃げる」
「うん…」
戸を全開にしてクローゼットの中まで光を落とすと、三木の全身がよく見えた。俺が目線を合わせるように腰を下ろすと、警戒したようにこちらに向き直る。背中をぴったりと壁にくっつけて上目使いにこちらを伺う三木は怖がってこそいないものの、俺から逃げる算段を立てているように見えた。
「逃げるなよ。傷つくぜ」
「え…ごめんなさい」
「俺が怖いか?」
「うーん…怖くはないけど、なんか…」
目が合う。やっぱり、ちっとも怖がっていない。変わっていないな、本当に。追い詰められても目を逸らさないところが好きだった。何も考えてないような顔で首をかしげるのがかわいいと思った。今もそうだ。手を伸ばしても怖がらない。
「いくつになった」
「今年で23歳です」
「お前は23年間俺に会えなくて平気だったのか」
「その発言はちょっと怖いかも…」
手の甲で頬を撫でると少し後ずさりする様子を見せたが、壁に阻まれて失敗した。自分から逃げ場のないところへ入ってくれてよかった。乱暴なことはしたくない。逃す気はさらさらないが傷つけることもしたくなかった。何より俺の手の届くところにいてくれる安心感に満たされた。
「え…あの、尾形さん」
「なんだ」
「なに…何をしてるのかな…」
頬を撫でた手はまっすぐに下りて、三木のブラウスのボタンにかかった。さすがに慌てて止めににかかるが、若い女の抵抗なんて無いも同じだ。静止の声も心地いい。28年ずっと聞きたかった声だ。5つめのボタンを外したところで抵抗が鬱陶しくなったので両手首をひとくくりに掴んで壁に押し付けた。また目が合う。下着を見られた羞恥で赤くなった目元。さっきはなかった恐怖が少し垣間見えた。
「お、尾形さん…やだ…」
「乱暴なことはしない」
「もうすでにしてる…」
大きく開いた襟口から手を差し込んでブラの上からあてがった。嘘、という声が降ってきたが無視してやわやわと揉むと頬を赤くして小さく声をあげた。相変わらずでかい胸だ。昔はこんな下着なんてなかったから、着物の合わせから手を突っ込むとすぐ柔らかい肌に辿り着けた。寝込みを杉元や白石に襲われでもしたらたまらんな、と当時は思ったものだが、今だってこうも容易く触らせるなんて気が気じゃない。「今まで襲われたことはあるか」不安になって聞くと真っ赤な顔で睨まれた。その顔だって男を煽るだけだ。躾ける必要があるな。そんなことを考えながらブラの上から胸の先端を優しく触った。
「あっ、や、やだ、」
「…反応してるな。気持ちいいのか」
「や、尾形さん、待って、やだ、あっ」
「そんな声出されてやめられるか」
きゅっと指の間で挟むといやいやと首を振った。下着の上からでも分かる先端をさらに優しくしごくともっといい反応が返ってくる。俺の中心はすっかりそそり立ってしまっていた。
「やだ、尾形さん、…だめ、です」
「お前わざとやってるんじゃないだろうな」
「なんで尾形さんがムッとするんですか…あっ」
「さっきの続きだ」
アパートの部屋に入ってすぐに押し倒したら、白石ばりの柔軟さで部屋の奥に逃げられた。しかし、狭い1LDKだ。どうせすぐに見つけられる。案の定ベッドの脇のウォークインクローゼットに逃げ込んだところをこうして捕まえた。別に出会って早々犯してやるつもりはなかった。ただ、やっと見つけたこいつのすべてを一秒でも早くこの目に焼き付けたかった。それだけだ。しかしこうも逃げられると…。わざと焦らすようにゆっくり指を動かして三木の反応を楽しんだ。こうやって優しく責められるのに弱かったはずだ。淡いレースのブラの上からでも分かる突起を二本の指でゆるくひっかくと、またいい声を漏らす。
「俺を避けるからこうなる」
「だめ、やだ、やだ」
「頑固だな。直接触ってやろうか」
上目使いで首を横に振られてもイエスのサインにしか見えないのは仕方ない。ブラの中心に指をひっかけて少し上に引っ張るとやわっこい下乳が顔を出した。じわじわとそのまま引っ張り上げていると抵抗が一際大きくなる。ワイヤーのラインが胸の先端に引っかかると唇を小さく噛み締めた。
「おい、…いい加減にしろ。煽るな。突っ込まれたいのか」
「尾形さんほんとバカなんじゃないのかな…」
指を浮かせると淡い色づきが顔をのぞかせた。
「尾形さん!それ以上やったら、怒りますから」
「お前が怒ったところでどうにもならんぞ」
「じゃ、じゃあ、嫌いになる、尾形さんのこと」
「…。おい」
拗ねたような顔をしてそっぽを向かれて、心臓のあたりがずんと重くなった。
「もう一生口聞かない。会っても無視する。電話も着拒する」
「おい」
「また、待ち伏せなんかしたら、他人のふりしてやる…」
「おい。その場で犯すぞ」
「この人ほんとさぁ…」
浮いたブラと素肌の間に指を滑り込ませた。あっと声を上げさせる間もなく突起に指の腹を押し当てると、反射的にきゅっと目をつむるのが俺を煽るだけだというのがまだ分からんのか。
「も、やだって、きらい、尾形さんきらい」
「黙れ」
「ん、っ」
「傷ついたな…今のは」
中途半端にずらしたブラが俺の指の動きを不自由なものにしたが、それが好都合だった。小さく突起をひっかくたびに反応するのがよく分かる。
「二度と言うんじゃねえ」
「もーやだ、やだ、やだってば…」
「…ようやく会えたんだ」
透明な膜をまとった視線が絡んだ。やわらかいふくらみの奥の音が先ほどより早くなっているのに気付いて自然と口の端が上がった。
「なあ、ようやく会えたんだぜ。少しくらい受け入れろ」
「か、会話を」
「あ?」
「れ…れいぷは、イヤです。尾形さん」
「あ?」
「ね、会話しよ?」
「…」
「…」
おねだりに弱い尾形さん
2019.1.5