【最終話】

凛は右手から鈴の神楽を出す。

リ~ン♪

羅刹「あれ?ってか凛って巫女の舞できるの?」

紅蓮「おまえ失礼だな!こう見て、天狐様は偉大な方だぞ!」

睡蓮「はいはい、分かったから静かにね?」

紅蓮「うぅ……」

凛「(天狐(幻)さん、私… 巫女の舞、全然知らないから教えてくれる?)」

天狐(幻)「《はい、わかりました》」


天狐(幻)は、凛に巫女の舞を教える。

凛はそれ通りにやる。

右へ、左へ神楽を振る。

ヤヨイ「綺麗な音色…」

右に回り、上に向かって軽く振る。

すると、天狐の社の障気が消えてく。

羅刹「凄い、どんどん消えてく」

左、右に振り左に回り軽く振る。

黄泉「天狐様の神楽、久々に聞いたなぁ♪」

帝「くっ…!こしゃくなぁーーー!」


鎌鼬を起こし、凛に目掛けて狙うが…

凛は軽々と避ける。

そして大きく回り、強めに右に左振り、最後に上に向かって強く振る。

すると、神社の外に広がった障気も綺麗に消え… 全ての障気を浄化した。

螺旋「これが天狐の神楽の舞…」

凛は地上の降り立つ。
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