【最終話】

その頃、凛は……

ーーー祠 内ーーーーー

凛「あのディーラー… よくもやってくれたわね(--;) えっと… 天狐さんはと……」


凛は奥に進む。

凛「まったく厄介ね…」

凛はさっさと呪文を唱え、札を剥がす。

すると……

天狐(幻)「……り、凛…さん?どうしてここに…」

凛「あなた… 知ってるでしょ?ここに来た理由。それに…ここに来るために今、サクヤが食い止めてくれてる」

天狐(幻)「そう…」

凛は天狐(幻)に手を伸ばす。

凛「さあ… もう一人の私、おいで……。あの悪魔とこの世界を守るんだ…」

天狐(幻)は、目をつむり… 凛の中に入ってく。

すると、体が光だし…

凛は ゆっくりと目を開け、祠を出る。

その頃、紅蓮達は……

紅蓮達は天狐の社に着いたが…

百蘭「うわっ!なにこれ!?」

黄泉「うぅ… なんか息苦しい(´Д`|||)」


紅蓮「ぐぅ… (あれは?)」

緑翠「……なんだ、猫妖か?猫又か?」


猫妖とは『サクヤ』のことを言っているのであろう。

ヤヨイ「猫又ではない!歴とした猫妖という半妖だ!」

羅刹「そんなのは後にして!」

睡蓮「そうよ?早くしないとあなたの姉さん死んじゃうわよ?」

ヤヨイ「わかってるよ!」

紅蓮達はサクヤのところに向かう。

その頃 サクヤは、ディーラー(死神)に止めをさそうとしている。

サクヤ「くぅっ…!(もうダメなのか…だけど まだ…天狐様は戻ってこない。私が何としてでも守らなければ!)」

サクヤは立ち上がる。

帝「ほぅ…。まだ立ち上がるか…(笑) だが、もう遅い!おまえは死に、天狐も死ぬんだからな!ハァーハハハ!」

ディーラーは鎌を振り上げる。

サクヤ「(もう、ダメ!)」

羅刹「そうはさせないよ!」

ヤヨイ「夜光蓮華!」

ディーラーに直撃し、体勢を整えるためディーラーは紅蓮達から離れる。

帝「これはこれは、油断したな…流石、天狐の見使い達だの~」

睡蓮「あら、お褒めくださってありがとう♪」

百蘭「ありがとう♪じゃないでしょが!敵に礼を言ってどうする!」

睡蓮「いいでしょ、別に」

羅刹「全然良くないけどね……」

黄泉とヤヨイはサクヤの方に駆け寄る。


黄泉「サクヤちゃん大丈夫!?」

ヤヨイ「サクヤ姉さん、良かった… 無事で(´;ω;`)」

サクヤ「ヤヨイ、なぜここに…?」

ヤヨイ「あっ…念話が途切れたから心配で…それで…」

サクヤ「すまんな…ヤヨイ。」

ヤヨイ「ううん、大丈夫。姉さんとならなんだって出来るから」

サクヤは黄泉の方を見る。

サクヤ「おまえらは…?」

黄泉「あ… 僕、黄泉。凛ちゃんの使い魔なんだ♪」

サクヤ「そうか…」

その頃、百蘭達はディーラーと戦っている。

百蘭「くっ…」

睡蓮「流石、ディーラー(死神)ね…」


帝「ふっ… だが終わりだ!おまえらを魂を奪いさって天狐の命、もらってくれるわ(* ̄ー ̄)」

百蘭「じょーだんじゃないわよ!」

帝は攻撃を仕掛ける。

緑翠「そうはさせん!華麗襲!」

帝「ぐわぁっ!」

百蘭「ちょっと止めてよ!加齢臭が移るじゃない!」

緑翠「なっ!おまえ…後で説教するぞゴラアアア(#`皿´)」

羅刹「あんたら、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」

帝の鎌から無数の鎌鼬が百蘭と睡蓮、螺旋と羅刹を襲う。

睡蓮「うぅっ…」

螺旋「くそっ… 油断した…」

羅刹「ごめん、お兄ちゃん…」

螺旋「いいって…」

帝は天狐の社に近づくが…

紅蓮「この先は絶対に行かせない!(天狐様、違う…凛 早く… )」

帝「おまえも道連れにされたいか…」

帝は鎌を振り上げる。

紅蓮「(凛!早くしろ!)」

すると……

社が光だし、帝は ひるむ。

帝「ぐぅ…!ま、まぶしい…(。´Д⊂)」

睡蓮「あれは……」

そう…それは凛が天狐に妖化している姿だった。

いや、天狐=凛であろう…。

紅蓮「……て、天狐……さま……?」

凛は微笑む。

凛「紅蓮、ありがとうね守ってくれて。それに睡蓮たちもね」

紅蓮「///////」

睡蓮「いえ…」

緑翠「それがわしらの役目じゃからな(⌒‐⌒)」

百蘭「あんたは引っ付くな!」

羅刹「あんたらは もう……」

凛は目を開ける。

すると、目は虹色で尾は金色、衣装は白と赤と黄色のラインが入った巫女の衣装だった。

凛「さて、まずは邪気を払いましょうか(⌒‐⌒)」
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