羅刹「で、天狐の社ってどこにあるの？」

黄泉「あ、そう言えば…僕も知らないや。紅蓮、知ってる？」

紅蓮「いや…知らない」

黄泉「そっか…」

緑翠「知らないもなにも、わしらは天狐様の社に行ったことないぞ？」

羅刹「ええぇーーー！？」

螺旋「羅刹、うるさい…。場所がわからないとは、どういうことだ？」

黄泉「えっとね…」

紅蓮達は、分からない理由を話した。

百蘭「ってな訳で、知らない訳┐('～`;)┌」

羅刹「へぇ～ ちょくちょく会いにね…」


螺旋「ん～ 困ったもんだ…」

すると……

睡蓮「私…知ってるわよ、その場所」

黄泉「ホント！？睡蓮！」

睡蓮「ええ。場所は、私達各自の神社があるでしょ？その神社が天狐様の社を囲っている。ほら、ちょうど障気の発しているところが天狐様の社よ」

緑翠「そんなところ……ふむふむ、どうりで分からない訳だ…」

羅刹「ほら、感心してないで行くわよ！」

羅刹たちは天狐の社に向かった。

その頃、凛は……

凛「(どうする…？ あ…そう言えば、ディーラーが言ってたけ…。)」

《天狐の念話は封じた。もう二度通じないだろうな》

凛「(だったら…。その封印しているものを解けば、もう一度…。それに天狐さんと話しているときに感じたもの… あれは、天狐さんの力の源… あれを取り戻したらなんとかなるかも！？)」

帝「ほら、ボケッとしてんじゃねーよ！」

凛に直撃する。

凛「っ…！」

帝は力をたくわえている。

ボソッ…

サクヤ「ぇ…？」

凛「あなた、あの札… 私でも 剥がせる？」

サクヤ「で… できるけど… なぜ？」


凛「私… すべてを思い出したの… あの中にいる天狐は ただのものけのから…」


サクヤ「それがどうしたと…」

凛「まあ、昔のことは 置いといて。このままじゃ私達は あのディーラーに殺られる…。だから、わたしがあの祠に入って 天狐としての本当の力の源を取りに行くからフォローしてね♪」

サクヤ「だけど！」

凛「それにどのみち死ぬよりはマシでしょ？ 大丈夫。すぐに力を取り戻しにいくから、ちょっとキツいけどディーラーを食い止めてくれる？」

サクヤ「……わかった」

帝は力を放ったが、凛はサッと避け祠に向かった。

帝「なに！？ あの先は… そうはいかせん！」

サクヤは凛をフォローする。

帝「どけっ！サクヤ！」

サクヤ「なにがあろうとも、この先は通させはしない！」

サクヤは構える。

帝「そうか…。フハハハ！まあいい…。蹴散らしてくれるわ！」