0.真白のセカイ
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「っ…何…一体……。未夜!大丈夫?!」
「う、うん平気。何だったんだろう…。雷が落ちたのかな。」
「うーん、分かんないけど、未夜が無事で良かった。……あれ?なにこの封筒。」
「え?」
自分の名前が書かれた封筒をのんは手に取る。
未夜の側にも同様のものが置いてあった。
こんなものさっきまでなかったのに…と未夜は首を傾げた。
「差出人が書かれていない。悪戯かな。」
「…何か、開けなきゃいけない気がする。」
「えっ何それ。あたしは嫌だよ、怪しいもん。」
「のん……。」
「可愛く言ってもだめ!」
「………。」
「………あー!もう分かったよ!開ければいいんでしょ、開ければ!」
長い間一緒にいるからお互いの弱い所ぐらい分かっているのだ。
のんは不本意ながらも封筒を開けた。
未夜もニコニコしながら封筒を開ける。
「えーと、なになに……?」
『親愛なるのん様。
貴女の実力を認め、スマブラ世界へと招待致します。
すぐにそちらに向かいます故もう暫くお待ち下さい。
マスターハンド 』
「スマブラ世界……?」
「……やっぱり悪戯じゃない。」
やれやれ、という様子でのんは封筒を置いた。
未夜はじっと手紙を見つめている。
「未夜ー、ご飯食べよ。ポトフ冷めちゃうよー。」
「う、うん。……っ!きゃっ!」
「!?今度はなんなの!?」
未夜が封筒を置いた直後、先程と同じ白い光が二人を包み込んだ。
落ちている。そのことだけはわかった。
のんは必死に未夜の方へ手を伸ばしたが、手は届かず
未夜はどんどんと下に落ちていく。
「何よ、これ…!どういうこと…!?」
『安心して。』
「!誰!?」
『それはじきに分かる。また後で会おう。』
「どういうこと…!未夜ーー!!!!」
未夜からの応答はなく、のんの声が虚しく響く。
白い空間が暗転し、聞き覚えのある声が聞こえた。
スマブラセカイニヨウコソ