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その5、出会った瞬間、おちました②
「ねぇねぇ~、グル?…グルグル?
あれ?なんだっけ?何フリー?」
アハハ、て。
その人は、綺麗な屈託の無い表情で笑いながら
もう一度同じ質問を投げかけた。
わ、わたしを見てる…?!
わたしに聞いてる?!
真っ赤になる頬を誤魔化しきれず、反射的に顔を晒してしまった。
やだやだ…っわたしの心臓、すごい音っ
「あれ、ナナミさん知りませんか?
グルテンフリー食品。若い女性にビーガン派多いって聞きますよ~
ナナミさんもそれっぽいけど?違います?
ね?そんなカンジだよね?くみちゃん」
ひゃあぁ~
今までわたしと喋っていたライターさん、
一旦代わりに答えてくれたのはいいけれど
今度は完全にこちらへ振り返してきた…!
でも待って待って?その前にっっ
お、お、女の人なの??えぇ?!
確認したくてもお顔が眩し過ぎて直視出来ないよぉ~!
「びっ…
びーがんはさささいしょくしゅぎしゃのことことことっことなので
ぐるぐるて、んふ、りーはそのいちぶで、、」
…壊れたスピーカーかロボットみたいになってるわたし。最悪。
とりあえず答えなきゃと、必死。
でも、我ながらやっぱりどんくさい。
「まったく意味不明~!
肉大好きだし。ヤバイね?私。
知らねーしオレ、とかって言ってる場合じゃない感じですか?」
再び豪華に、アハハ!という低めの笑い声と共に返しが来た。
ライターさんも隣でワハハって。
お話しの勢いがすごくて、
ペースの遅いわたしは既に気後れしてた。
意味不明ていう言葉に何気に傷付いてもいた。
勝手に涙が出てきた。
わたし、…ハイ、相当混乱中。
その時、
チンとエレベーターがロビーに到着する音が響き、ドアが開いた。
飛び出したいくらいだったけど、
情けない事に足もすくんでいた。
周りの人からどんどん降りて行き、
気が付くと、キレイな長い指がずっと開ボタンを押していた。
最後に箱の中に残ったのはわたしと
ナナミさん、ていう人。
指に沿って目線を上げると、
その人と目が合った。
「ごめんね?
君の話が意味不明なんじゃなくて、
オレの理解力が付いていってない、てことね?
今度、グルテンフリーなもの?チャレンジしてみるよ」
ポケットへ突っ込んでいたもう片方の手をゆっくり出して
どうぞと、わたしを外へ促した。
じっと見つめながら
そう、笑顔で。
傷付いたわたしの心までもケアする言葉を
心地良い声で囁きながら。
わたし、口開けて見惚れてなかったかな…
先に降りたわたしは
後ろのナナミさんを勇気を振り絞って振り向いた…!!
「良かったらこっ、これっ…
食べてみてください!」
手に持っていたクッキーの入った紙袋を、
その人の胸元へ突き出した。
「え?
いいの~?やったぁ~」
あれ?また声が違う。可愛いらしい男の子みたいな声。
さっきの「ごめんね、、」ていう心地良い声は
確実にもう一つ低音だった。
ニコニコとわたしを見つめる満面の笑顔。
ふわりと体温再上昇…!
わたし、
確実にこの時、ナナミさんにおちました。
「ねぇねぇ~、グル?…グルグル?
あれ?なんだっけ?何フリー?」
アハハ、て。
その人は、綺麗な屈託の無い表情で笑いながら
もう一度同じ質問を投げかけた。
わ、わたしを見てる…?!
わたしに聞いてる?!
真っ赤になる頬を誤魔化しきれず、反射的に顔を晒してしまった。
やだやだ…っわたしの心臓、すごい音っ
「あれ、ナナミさん知りませんか?
グルテンフリー食品。若い女性にビーガン派多いって聞きますよ~
ナナミさんもそれっぽいけど?違います?
ね?そんなカンジだよね?くみちゃん」
ひゃあぁ~
今までわたしと喋っていたライターさん、
一旦代わりに答えてくれたのはいいけれど
今度は完全にこちらへ振り返してきた…!
でも待って待って?その前にっっ
お、お、女の人なの??えぇ?!
確認したくてもお顔が眩し過ぎて直視出来ないよぉ~!
「びっ…
びーがんはさささいしょくしゅぎしゃのことことことっことなので
ぐるぐるて、んふ、りーはそのいちぶで、、」
…壊れたスピーカーかロボットみたいになってるわたし。最悪。
とりあえず答えなきゃと、必死。
でも、我ながらやっぱりどんくさい。
「まったく意味不明~!
肉大好きだし。ヤバイね?私。
知らねーしオレ、とかって言ってる場合じゃない感じですか?」
再び豪華に、アハハ!という低めの笑い声と共に返しが来た。
ライターさんも隣でワハハって。
お話しの勢いがすごくて、
ペースの遅いわたしは既に気後れしてた。
意味不明ていう言葉に何気に傷付いてもいた。
勝手に涙が出てきた。
わたし、…ハイ、相当混乱中。
その時、
チンとエレベーターがロビーに到着する音が響き、ドアが開いた。
飛び出したいくらいだったけど、
情けない事に足もすくんでいた。
周りの人からどんどん降りて行き、
気が付くと、キレイな長い指がずっと開ボタンを押していた。
最後に箱の中に残ったのはわたしと
ナナミさん、ていう人。
指に沿って目線を上げると、
その人と目が合った。
「ごめんね?
君の話が意味不明なんじゃなくて、
オレの理解力が付いていってない、てことね?
今度、グルテンフリーなもの?チャレンジしてみるよ」
ポケットへ突っ込んでいたもう片方の手をゆっくり出して
どうぞと、わたしを外へ促した。
じっと見つめながら
そう、笑顔で。
傷付いたわたしの心までもケアする言葉を
心地良い声で囁きながら。
わたし、口開けて見惚れてなかったかな…
先に降りたわたしは
後ろのナナミさんを勇気を振り絞って振り向いた…!!
「良かったらこっ、これっ…
食べてみてください!」
手に持っていたクッキーの入った紙袋を、
その人の胸元へ突き出した。
「え?
いいの~?やったぁ~」
あれ?また声が違う。可愛いらしい男の子みたいな声。
さっきの「ごめんね、、」ていう心地良い声は
確実にもう一つ低音だった。
ニコニコとわたしを見つめる満面の笑顔。
ふわりと体温再上昇…!
わたし、
確実にこの時、ナナミさんにおちました。