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その3、かしこく生きてるもん!
「どんくさいなぁ~
貸せよ。こっちのデータでまとめればいいんだろ?」
ここはわたしの職場です。
商社で事務仕事をしてるわたしは
自分ではお給料分の仕事くらいは、それなりにできてるつもり。
でも、最近の子はとにかく資料作りが上手くて速い。
今もわたしの仕事を取り上げてサクサクやってくれているのは
後輩男子。
3個も年下のくせに生意気すぎて怒る気にもなれない。
「くみさん、これ出来たらもう帰れるんですよね?」
け、敬語が気持ち悪い。
わたしの方は見ずに聞かれたものだから
「うん。帰れる」て、何気に答えてしまった。
実はそわそわしてる。
上の空とも言う。
だって、今日からかいちゃんちに帰るの~!
あ、ダメ。
油断すると顔が緩むう~
うふふ。
「なにニヤけてるんだよ?気持ち悪いぞ」
あ、見られてた。
しかもやっぱりタメ語!!
「あんたね、
さっきからドンくさいだのキモチワルイだの、結構失礼ね!
もういいです!仕事返して!」
資料を奪い取ろうとしたら、物凄い勢いでガードされた。
「なんだよ…も、もしかしてデートかよ?」
「え?」
蚊の鳴くような声で聴かれたから思わず聞き返した。
「デートか!て言ったの!」
なによ、今度は切れ気味っ?!
「何であんたに言う必要があるのよ!
早く返してよ、返してください!」
子供の喧嘩みたいになってきたぞ、と
思いつつ。
「…いいよ。さっさと帰れよっ
やっておいてやるよ。
じゃないとお前、どんくさいから一生終わんねーだろ!」
なんなの?
喜んでいいの?怒るところなの??
なんだかどんよりした空気が流れ出した。
わたしから目をそらし、
もくもくとすごいスピードでキーを叩いてる。
…これはもしや…
わたし、モテてるのかも、しれない??
「え、、と。
デ、デートではないのだけれども…
用があるので…
ほんとに任せてもいいの?」
おそるおそる聞いてみた。
「だろうな…!!お前がデートなわけねーな!」
わはは!て。
俄然元気になってるじゃん。
分かりやす過ぎるわ…中学生め。
でも。
残念ね。
わたしにはね、
宇宙一かっこいい片恋中の人がいるの。
わたしはかいちゃんの為なら何でも出来るのよ~!
「ありがと!
じゃあ後はよろしくね!」
バタバタと立ち上がり速攻帰り支度。
「え?マジ帰るの?もう帰る?!え?あ…!」
呼び止められないうちに
「おっ疲れさまー!」て、駆け出た。
るんっ。
オトコなんて知~らないっと。
待っててね!かいちゃん。
「どんくさいなぁ~
貸せよ。こっちのデータでまとめればいいんだろ?」
ここはわたしの職場です。
商社で事務仕事をしてるわたしは
自分ではお給料分の仕事くらいは、それなりにできてるつもり。
でも、最近の子はとにかく資料作りが上手くて速い。
今もわたしの仕事を取り上げてサクサクやってくれているのは
後輩男子。
3個も年下のくせに生意気すぎて怒る気にもなれない。
「くみさん、これ出来たらもう帰れるんですよね?」
け、敬語が気持ち悪い。
わたしの方は見ずに聞かれたものだから
「うん。帰れる」て、何気に答えてしまった。
実はそわそわしてる。
上の空とも言う。
だって、今日からかいちゃんちに帰るの~!
あ、ダメ。
油断すると顔が緩むう~
うふふ。
「なにニヤけてるんだよ?気持ち悪いぞ」
あ、見られてた。
しかもやっぱりタメ語!!
「あんたね、
さっきからドンくさいだのキモチワルイだの、結構失礼ね!
もういいです!仕事返して!」
資料を奪い取ろうとしたら、物凄い勢いでガードされた。
「なんだよ…も、もしかしてデートかよ?」
「え?」
蚊の鳴くような声で聴かれたから思わず聞き返した。
「デートか!て言ったの!」
なによ、今度は切れ気味っ?!
「何であんたに言う必要があるのよ!
早く返してよ、返してください!」
子供の喧嘩みたいになってきたぞ、と
思いつつ。
「…いいよ。さっさと帰れよっ
やっておいてやるよ。
じゃないとお前、どんくさいから一生終わんねーだろ!」
なんなの?
喜んでいいの?怒るところなの??
なんだかどんよりした空気が流れ出した。
わたしから目をそらし、
もくもくとすごいスピードでキーを叩いてる。
…これはもしや…
わたし、モテてるのかも、しれない??
「え、、と。
デ、デートではないのだけれども…
用があるので…
ほんとに任せてもいいの?」
おそるおそる聞いてみた。
「だろうな…!!お前がデートなわけねーな!」
わはは!て。
俄然元気になってるじゃん。
分かりやす過ぎるわ…中学生め。
でも。
残念ね。
わたしにはね、
宇宙一かっこいい片恋中の人がいるの。
わたしはかいちゃんの為なら何でも出来るのよ~!
「ありがと!
じゃあ後はよろしくね!」
バタバタと立ち上がり速攻帰り支度。
「え?マジ帰るの?もう帰る?!え?あ…!」
呼び止められないうちに
「おっ疲れさまー!」て、駆け出た。
るんっ。
オトコなんて知~らないっと。
待っててね!かいちゃん。