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その22、お帰りなさい。
お仕事を終えて、
真っ直ぐにかいちゃんの部屋へ帰った。
今日の晩ご飯は
昨日の夜、食べそびれたカレー。
かいちゃんの為に作ったカレー。
お昼もカレーだったけれど
いいの、それでも全然いいの。
二人で食べるカレーは特別、
世界一美味しいカレーになる。
ひさちゃんに言われて
あらためてまきさんのことは気になるけれど。
ここへ…、わたしの処へあと数時間で、
「ただいま」て
かいちゃんが帰って来てくれる、それが今の真実。
だから、全く気にならない、て言ったら
ウソになるかもしれないけれど…
好きな人が自分の処へ毎日帰ってきてくれる幸せを噛みしめたい。
カラダ中が歓喜に震える感覚、それだけを感じて
かいちゃんと一緒にいたい。
そう思うの。
今朝、目が覚めたら
わたしはまだかいちゃんの腕の中で…
かいちゃんは、わたしを見て微笑んでた。
見た事のないような優しい目をして…
わたしを見つめてた。
いつから、どれくらいそうしてたのかは分からないけど
わたしが
「おはよう…かいちゃん」てなんとか声を出すと
「おはよう、くみちゃん…」て
おでこにゆっくりと長いキスをしてくれた。
それだけでわたしは堪らなくて、
涙が出そうなほど嬉しくて愛おしくて、
わたしからカラダを擦り寄せた。
かいちゃんはぎゅっと抱きしめてくれて、
「離れたくないけど、
…もう9時前だよ」
ていうかいちゃんの声に一気に心臓が飛び跳ねた!
「ち、遅刻ーー!?」
叫んだのはわたし。
かいちゃんは笑いながらわたしを解放して、
起き上がるのを手伝ってくれた。
「頑張って準備して。
続きは帰って来てからね」て
自分はまたベットに寝転んで、
そこからすっごいウィンクをわたしへ飛ばした。
…よく出勤出来たものだと自分でも思う。
だから、
今夜は先にお風呂に入って待っていようて思ったの。
だってだって…だって、
…約束したもん。
シャワーを浴びて出て、
スマホを覗くとかいちゃんからLINEが届いていた。
「くみちゃん、今日のカレーに納豆入れたい!
あと10分くらいで帰るね」
10分?!
びっくりして受信時間を見ると既に10分経っていた。
待って待って〜っまだ髪の毛乾かしてないよぉ〜
焦るわたしを他所に
ガチャガチャ、て玄関の鍵を開ける音がして。
「ただいまー!」て
大好きなかいちゃんが帰って来た…!!
その声は唯一無二のかいちゃんのミラクルボイス。
緩急自在の魅力的な甘い声。
わたしは玄関へ走り出て
「お帰りなさいー!」とかいちゃんに飛び付いた。
昨日は飛び付けなかったけど、今夜はぎゅうって。
その存在が夢でないことを確かめる。
「ただいま、くみちゃん。
…急いで返って来たよ?」
優しくわたしを受け止めて、
わたしの濡れた髪へキスしながら、そんな言葉を囁く。
力が抜ける。
「お風呂入ったんだね。
くみちゃんのカラダあったかい」
きゅうって、さらに強くかいちゃんに抱きしめられて。
わたしは完全にふにゃふにゃになって…
ダメ…こんなところで
またカレー、食べそこねちゃう、て。
うっとりと目を閉じかけたところへ
「お腹空いたね、くみちゃん!」ていう
かいちゃんの元気な声に我に返った。
やっぱりまずは食欲?!
いろんな欲があるけれど、
わたしはまず…
かいちゃんの食欲と戦わなければいけないと悟った
秋の夜…
お仕事を終えて、
真っ直ぐにかいちゃんの部屋へ帰った。
今日の晩ご飯は
昨日の夜、食べそびれたカレー。
かいちゃんの為に作ったカレー。
お昼もカレーだったけれど
いいの、それでも全然いいの。
二人で食べるカレーは特別、
世界一美味しいカレーになる。
ひさちゃんに言われて
あらためてまきさんのことは気になるけれど。
ここへ…、わたしの処へあと数時間で、
「ただいま」て
かいちゃんが帰って来てくれる、それが今の真実。
だから、全く気にならない、て言ったら
ウソになるかもしれないけれど…
好きな人が自分の処へ毎日帰ってきてくれる幸せを噛みしめたい。
カラダ中が歓喜に震える感覚、それだけを感じて
かいちゃんと一緒にいたい。
そう思うの。
今朝、目が覚めたら
わたしはまだかいちゃんの腕の中で…
かいちゃんは、わたしを見て微笑んでた。
見た事のないような優しい目をして…
わたしを見つめてた。
いつから、どれくらいそうしてたのかは分からないけど
わたしが
「おはよう…かいちゃん」てなんとか声を出すと
「おはよう、くみちゃん…」て
おでこにゆっくりと長いキスをしてくれた。
それだけでわたしは堪らなくて、
涙が出そうなほど嬉しくて愛おしくて、
わたしからカラダを擦り寄せた。
かいちゃんはぎゅっと抱きしめてくれて、
「離れたくないけど、
…もう9時前だよ」
ていうかいちゃんの声に一気に心臓が飛び跳ねた!
「ち、遅刻ーー!?」
叫んだのはわたし。
かいちゃんは笑いながらわたしを解放して、
起き上がるのを手伝ってくれた。
「頑張って準備して。
続きは帰って来てからね」て
自分はまたベットに寝転んで、
そこからすっごいウィンクをわたしへ飛ばした。
…よく出勤出来たものだと自分でも思う。
だから、
今夜は先にお風呂に入って待っていようて思ったの。
だってだって…だって、
…約束したもん。
シャワーを浴びて出て、
スマホを覗くとかいちゃんからLINEが届いていた。
「くみちゃん、今日のカレーに納豆入れたい!
あと10分くらいで帰るね」
10分?!
びっくりして受信時間を見ると既に10分経っていた。
待って待って〜っまだ髪の毛乾かしてないよぉ〜
焦るわたしを他所に
ガチャガチャ、て玄関の鍵を開ける音がして。
「ただいまー!」て
大好きなかいちゃんが帰って来た…!!
その声は唯一無二のかいちゃんのミラクルボイス。
緩急自在の魅力的な甘い声。
わたしは玄関へ走り出て
「お帰りなさいー!」とかいちゃんに飛び付いた。
昨日は飛び付けなかったけど、今夜はぎゅうって。
その存在が夢でないことを確かめる。
「ただいま、くみちゃん。
…急いで返って来たよ?」
優しくわたしを受け止めて、
わたしの濡れた髪へキスしながら、そんな言葉を囁く。
力が抜ける。
「お風呂入ったんだね。
くみちゃんのカラダあったかい」
きゅうって、さらに強くかいちゃんに抱きしめられて。
わたしは完全にふにゃふにゃになって…
ダメ…こんなところで
またカレー、食べそこねちゃう、て。
うっとりと目を閉じかけたところへ
「お腹空いたね、くみちゃん!」ていう
かいちゃんの元気な声に我に返った。
やっぱりまずは食欲?!
いろんな欲があるけれど、
わたしはまず…
かいちゃんの食欲と戦わなければいけないと悟った
秋の夜…
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