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その14、甘え。
昨日の夜…
先に寝ててと言われ、
悲しくて寂しくて、わたしはお布団をかぶって
ベットの中にいた。
日付けが変わるほんの少し前
やっと玄関のドアが開く音を聞いたけれど…
ただいまの声は無くて
わたしは眠れない夜を過ごした。
今朝、朝食の用意をテーブルに残し
まだ寝ているかいちゃんを起こさないよう…そっと家を出た。
そのあとかいちゃんが仕事へ出掛けたのか
お休みなのか…
そんなことを思い悩むのも初めてだと気付く。
これまではわたしが考える前に
かいちゃんからいつも教えてくれたから。
今日はどこでどんな仕事、
明日は休みだけど昼間は本屋へ行ってくる!
夜ごはんはカレーがいいな。
そんなLINEがしょっ中入って
わたしは、それを当たり前みたいににこにこと読んで
…返信してた。
ひさちゃんとお昼に会って、
それから何度もかいちゃんにLINEしようとスマホを開いたけれど
その度に
何の着歴もない画面に泣きそうになって…
結局…わたしからは一言も送れていない。
やっぱり何かがすれ違ったんだと
どんくさいわたしでもわかる。
このままじゃダメだって、ひさちゃんにも言われた。
かいちゃんの事が好きなら
自分から動かなきゃ、て思う。
だけど…、勇気が出ない。
かいちゃんはオトナだから
わたしの気持ちを聞いて受け入れられなくても
ふんわりかわしてくれるかもしれない。
でも、わたしは…ゼロか百。
笑って、じゃあこのまま ごはん係り頑張ります!
…なんて到底無理…
ぁあ〜ん、どうしたらいいんだろう。
夕ご飯の買い物をして帰って
かいちゃんがいたら?普通に会話出来る?
もしいなかったら?
いつ帰ってくるかもわからないのに
また用意して待ってる…?
だめだ、やっぱりLINEするしかない。
でも、何をどう切り出していいのかすら分からない。
わからないよ、かいちゃん…
デスクで泣きそうな顔をしてたのかもしれない。
「さっきから全然仕事してないじゃん、
座ったまま寝てません?」
斜め後ろの席から声を掛けてきたのは
わたしに気があるのかもしれない後輩男子。
…今絡まれても、何も反撃する気力がないよ。
「…そうよ、寝てるの。
放って置いて」
そんなことを言うのが精一杯だった。
「くみさん、具合悪い?
何かあったんなら、、」
「放って置いてよ…!!」
たぶん、心配してくれただけなのに。
わたしは立ち上がり大声で遮った。
びっくした表情でわたしを見上げた彼。
その時、わたしのスマホが震えた。
咄嗟に画面を見る。
かいちゃんからのLINEだった。
「ご、ごめんなさいっ
ちょ、ちょっと頭が痛くて…!
少し向こうで休んでくるね…っ」
かいちゃんのことでいっぱいいっぱいのわたしは
すぐにでもそのLINEを確認したくて事務所から飛び出した。
結局、
自分からアクションを起こす事を躊躇ってるうちに
かいちゃんの方から連絡が届いた。
きっとかいちゃんの優しい言葉が並んでる…!
甘えたわたしは本気でそう思ってた。
本当にわたしは…甘えた人間だった。
昨日の夜…
先に寝ててと言われ、
悲しくて寂しくて、わたしはお布団をかぶって
ベットの中にいた。
日付けが変わるほんの少し前
やっと玄関のドアが開く音を聞いたけれど…
ただいまの声は無くて
わたしは眠れない夜を過ごした。
今朝、朝食の用意をテーブルに残し
まだ寝ているかいちゃんを起こさないよう…そっと家を出た。
そのあとかいちゃんが仕事へ出掛けたのか
お休みなのか…
そんなことを思い悩むのも初めてだと気付く。
これまではわたしが考える前に
かいちゃんからいつも教えてくれたから。
今日はどこでどんな仕事、
明日は休みだけど昼間は本屋へ行ってくる!
夜ごはんはカレーがいいな。
そんなLINEがしょっ中入って
わたしは、それを当たり前みたいににこにこと読んで
…返信してた。
ひさちゃんとお昼に会って、
それから何度もかいちゃんにLINEしようとスマホを開いたけれど
その度に
何の着歴もない画面に泣きそうになって…
結局…わたしからは一言も送れていない。
やっぱり何かがすれ違ったんだと
どんくさいわたしでもわかる。
このままじゃダメだって、ひさちゃんにも言われた。
かいちゃんの事が好きなら
自分から動かなきゃ、て思う。
だけど…、勇気が出ない。
かいちゃんはオトナだから
わたしの気持ちを聞いて受け入れられなくても
ふんわりかわしてくれるかもしれない。
でも、わたしは…ゼロか百。
笑って、じゃあこのまま ごはん係り頑張ります!
…なんて到底無理…
ぁあ〜ん、どうしたらいいんだろう。
夕ご飯の買い物をして帰って
かいちゃんがいたら?普通に会話出来る?
もしいなかったら?
いつ帰ってくるかもわからないのに
また用意して待ってる…?
だめだ、やっぱりLINEするしかない。
でも、何をどう切り出していいのかすら分からない。
わからないよ、かいちゃん…
デスクで泣きそうな顔をしてたのかもしれない。
「さっきから全然仕事してないじゃん、
座ったまま寝てません?」
斜め後ろの席から声を掛けてきたのは
わたしに気があるのかもしれない後輩男子。
…今絡まれても、何も反撃する気力がないよ。
「…そうよ、寝てるの。
放って置いて」
そんなことを言うのが精一杯だった。
「くみさん、具合悪い?
何かあったんなら、、」
「放って置いてよ…!!」
たぶん、心配してくれただけなのに。
わたしは立ち上がり大声で遮った。
びっくした表情でわたしを見上げた彼。
その時、わたしのスマホが震えた。
咄嗟に画面を見る。
かいちゃんからのLINEだった。
「ご、ごめんなさいっ
ちょ、ちょっと頭が痛くて…!
少し向こうで休んでくるね…っ」
かいちゃんのことでいっぱいいっぱいのわたしは
すぐにでもそのLINEを確認したくて事務所から飛び出した。
結局、
自分からアクションを起こす事を躊躇ってるうちに
かいちゃんの方から連絡が届いた。
きっとかいちゃんの優しい言葉が並んでる…!
甘えたわたしは本気でそう思ってた。
本当にわたしは…甘えた人間だった。