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その12、好きだから。
必死になってしがみ付いたカラダ、
だったけれども…
細くてびっくりしたー…!!
普段かいちゃんが身に付けるお洋服は全てメンズもの。
体の線が出るようなタイトなものは見た事がない。
それにしても一緒に暮らしてるわけだから、
お風呂上がりだとか、
パジャマ姿とか寝起きスタイルとか
何かと想像しちゃってたけど、
思いのほかガードが堅いというか、、かいちゃんはきちんとしていて。
正直未だ…
二の腕以上、足首以上の素肌を見た事がない。
だから本当にびっくりしたの。
今この場面でまさかそんなことに驚くとは自分でも想像してなかったけど、、
私の腕、簡単にかいちゃんの腰に回っちゃった。
ま、ま、まさか…わたしよりも…ほ、細い!?
そんな風に考えたとたん急激に恥ずかしくなった。
「ご、ごめんなさい…!!」
わたしは自らかいちゃんの体から離れた。
「くみちゃん?」
訝しむような声。
そりゃそうよね、、
勝手に泣いて抱き付いて
謝って離れて…わたし、完全に情緒不安定な子。
「ご、ご飯、一応作っておくね、も、もし
今夜かいちゃんが食べなくても
明日わたし、お弁当にして持ってくから…!
だ、大丈夫。
うん、だから…大丈夫、…」
あ〜んっバカバカっわたしのバカっ
作らなくていいからね、て言われて
一回「分かった」て言ったくせに…!
「くみちゃんて…」
頭の上から聞こえるかいちゃんの声が
とても低い声になった。
素直じゃないヤツ、何言ってんだ、て思われてる。
もう怖くてかいちゃんの顔を見れない。
「そんなにオレとご飯食べたいの…?」
オ、オレ…っっ!!
出た〜
かいちゃんの「オレ」
待って何?…どうしてここで?
「ねぇ?どうして抱き付いたの?」
………っ!?
いや〜んっ無理無理無理ーっ
ナニを聞かれてるの?わたし。
「なぁ、くみちゃん?
…どうして?」
低い声がなんだか吐息混じりにさえ聴こえてきて、
パニック。
展開が見えなさ過ぎて
心臓が口から出そうなほどドキドキしてきた。
「い、一緒にご、ご、ごはんが食べたいんじゃなくて…
は、早く、、
帰って来て…欲しくて、、」
わたしは俯いたまま素直な気持ちを言葉にした。
見えてるのはかいちゃんの長い脚…
次のかいちゃんの言葉までに
永遠にも思えるほどの間があった。
ほんの少し
わたしは期待してた。
オレ、て言った。
どうして?て聞いてくれた。
だから。
「…分かったよ。
早く帰るように頑張るね」
なのに。
また、ぽんぽんて。
…頭を撫でられた。
「よし、さぁ続き食べよう。
今日もお仕事頑張らないとね!」
かいちゃんは自分の椅子に戻って食べ出した。
わたしは…
トイレに駆け込んだ。
「行ってきます」とかいちゃんの声がして、
玄関のドアが閉まる音がするまで…
そこから出られなかった。
好きだから、
どうしていいの分からなかった。
わたしはただの同居人以上にはなれない、
そう結論が出た、そんな気がしてた。
必死になってしがみ付いたカラダ、
だったけれども…
細くてびっくりしたー…!!
普段かいちゃんが身に付けるお洋服は全てメンズもの。
体の線が出るようなタイトなものは見た事がない。
それにしても一緒に暮らしてるわけだから、
お風呂上がりだとか、
パジャマ姿とか寝起きスタイルとか
何かと想像しちゃってたけど、
思いのほかガードが堅いというか、、かいちゃんはきちんとしていて。
正直未だ…
二の腕以上、足首以上の素肌を見た事がない。
だから本当にびっくりしたの。
今この場面でまさかそんなことに驚くとは自分でも想像してなかったけど、、
私の腕、簡単にかいちゃんの腰に回っちゃった。
ま、ま、まさか…わたしよりも…ほ、細い!?
そんな風に考えたとたん急激に恥ずかしくなった。
「ご、ごめんなさい…!!」
わたしは自らかいちゃんの体から離れた。
「くみちゃん?」
訝しむような声。
そりゃそうよね、、
勝手に泣いて抱き付いて
謝って離れて…わたし、完全に情緒不安定な子。
「ご、ご飯、一応作っておくね、も、もし
今夜かいちゃんが食べなくても
明日わたし、お弁当にして持ってくから…!
だ、大丈夫。
うん、だから…大丈夫、…」
あ〜んっバカバカっわたしのバカっ
作らなくていいからね、て言われて
一回「分かった」て言ったくせに…!
「くみちゃんて…」
頭の上から聞こえるかいちゃんの声が
とても低い声になった。
素直じゃないヤツ、何言ってんだ、て思われてる。
もう怖くてかいちゃんの顔を見れない。
「そんなにオレとご飯食べたいの…?」
オ、オレ…っっ!!
出た〜
かいちゃんの「オレ」
待って何?…どうしてここで?
「ねぇ?どうして抱き付いたの?」
………っ!?
いや〜んっ無理無理無理ーっ
ナニを聞かれてるの?わたし。
「なぁ、くみちゃん?
…どうして?」
低い声がなんだか吐息混じりにさえ聴こえてきて、
パニック。
展開が見えなさ過ぎて
心臓が口から出そうなほどドキドキしてきた。
「い、一緒にご、ご、ごはんが食べたいんじゃなくて…
は、早く、、
帰って来て…欲しくて、、」
わたしは俯いたまま素直な気持ちを言葉にした。
見えてるのはかいちゃんの長い脚…
次のかいちゃんの言葉までに
永遠にも思えるほどの間があった。
ほんの少し
わたしは期待してた。
オレ、て言った。
どうして?て聞いてくれた。
だから。
「…分かったよ。
早く帰るように頑張るね」
なのに。
また、ぽんぽんて。
…頭を撫でられた。
「よし、さぁ続き食べよう。
今日もお仕事頑張らないとね!」
かいちゃんは自分の椅子に戻って食べ出した。
わたしは…
トイレに駆け込んだ。
「行ってきます」とかいちゃんの声がして、
玄関のドアが閉まる音がするまで…
そこから出られなかった。
好きだから、
どうしていいの分からなかった。
わたしはただの同居人以上にはなれない、
そう結論が出た、そんな気がしてた。