冷土にて (上) 冬の章
謎の青い霧の拡がりによって、生活できる土地を大きく狭めることとなった世界。
幼い頃に霧の中で親と生き別れた雪路は再会を願って足掻き続けるも、未だ叶うことはなかった。
故郷の家具工房に迎えられ、平穏ながらも漫然とした日々を過ごす雪路。
五度目の冬は、微かな変化の兆しを連れて訪れた――。
幼い頃に霧の中で親と生き別れた雪路は再会を願って足掻き続けるも、未だ叶うことはなかった。
故郷の家具工房に迎えられ、平穏ながらも漫然とした日々を過ごす雪路。
五度目の冬は、微かな変化の兆しを連れて訪れた――。
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第一話 白百合
主人公の雪路はある出来事を期に故郷に戻り、友人の家族が営む「桔梗家具店」で居候をしている。
冬のある日、不思議な客がやってきた。
客が雪路に託した依頼は「枯れない白百合」を用意せよという、あまりにも奇妙な内容だった。続きを読む
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第二話 ふたり
雪路の友人・アンリは幼馴染のような存在。かつて子供時代を共にし、十三年以上の時を経て再会した今でも、雪路に並々ならぬ親愛を見せる。
そんなアンリの大きな悩みは「自分の名前を決めること」だった。続きを読む
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第三話 閃光
雪路が都市から町へ戻ってきた理由とは何だったのか。青い霧の漂う世界とはどのようなものなのか。
頭の中でオレンジ色の閃光が散った「あの日」の記憶を、雪路は夢の世界で回想する。続きを読む
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第四話 アンカー
桔梗家具店を訪れた客は、見慣れない小柄な人物。
その客の目当てはそこで働く雪路本人だった。雪路の能力を見込み、「とある提案」を持ち掛けてくる。
しかしその提案は、雪路の心を静かにかき乱していく。続きを読む
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