掴み取る未来
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「ライド!ドラゴニック・オーバーロード!」
櫂の背後に降臨した戦士は彼の分身とも言えるべき存在である最強竜。
櫂の切り札がオーバーロードと知った虚無は驚愕する所か、更に勝利への確信を深めたように見えた。
「ジ・エンドでもЯでもなく ただのオーバーロードが切り札とは……勝利を放棄しているとしか思えません」
「……」
「いっその事素直に敗北を認めてはいかがですか?」
「――?!!」
櫂はその澄んだ翡翠を見開いた。
馬鹿にしたような口調だった。だが口調とは裏腹に、虚無の……幸子の瞳からは一筋の涙が伝っていた。
(幸子、お前も戦っているのだな……)
その涙は、幸子の意思であると櫂は確信した。
まだ幸子の意識はあり、彼女は言い様のない苦しみを味わっているのだ。愛する男と対峙し、あまつさえ罵倒し闇に染めるという深い苦しみを。
「(待っていろ。必ずお前を取り戻す!)――オーバーロードは俺と幸子の絆。幸子の口を借りてそんな言葉を吐くなど許さん!」
「くくく…許せないというのなら行動でも示してみて下さいよ?」
「言われなくとも見せてやろう。オーバーロードのカウンターブラスト!」
ダメージゾーンから三枚を裏返してカウンターブラストが発動する!
「エルモのブーストしたオーバーロードで飛将の星輝兵 クリプトンをアタック!」
「クハハハ…その手はくいません。ガード!」
「……チェック・ザ・ドライブトリガー」
トリガーはなし。
「…ターンエンドだ」
「ハハハハ!威勢が良かった割には1ダメージも与えられませんでしたね。ガードしてしまえばオーバーロードのカウンターブラストなど恐るるに足らず!」
「……」
「私のターンですね。ドロー」
山札から一枚を引いた虚無はニヤリと笑う。
「櫂トシキ。力を追い求めた君が再び力に屈する姿はさぞかし見物でしょう」
櫂の背後に降臨した戦士は彼の分身とも言えるべき存在である最強竜。
櫂の切り札がオーバーロードと知った虚無は驚愕する所か、更に勝利への確信を深めたように見えた。
「ジ・エンドでもЯでもなく ただのオーバーロードが切り札とは……勝利を放棄しているとしか思えません」
「……」
「いっその事素直に敗北を認めてはいかがですか?」
「――?!!」
櫂はその澄んだ翡翠を見開いた。
馬鹿にしたような口調だった。だが口調とは裏腹に、虚無の……幸子の瞳からは一筋の涙が伝っていた。
(幸子、お前も戦っているのだな……)
その涙は、幸子の意思であると櫂は確信した。
まだ幸子の意識はあり、彼女は言い様のない苦しみを味わっているのだ。愛する男と対峙し、あまつさえ罵倒し闇に染めるという深い苦しみを。
「(待っていろ。必ずお前を取り戻す!)――オーバーロードは俺と幸子の絆。幸子の口を借りてそんな言葉を吐くなど許さん!」
「くくく…許せないというのなら行動でも示してみて下さいよ?」
「言われなくとも見せてやろう。オーバーロードのカウンターブラスト!」
ダメージゾーンから三枚を裏返してカウンターブラストが発動する!
「エルモのブーストしたオーバーロードで飛将の星輝兵 クリプトンをアタック!」
「クハハハ…その手はくいません。ガード!」
「……チェック・ザ・ドライブトリガー」
トリガーはなし。
「…ターンエンドだ」
「ハハハハ!威勢が良かった割には1ダメージも与えられませんでしたね。ガードしてしまえばオーバーロードのカウンターブラストなど恐るるに足らず!」
「……」
「私のターンですね。ドロー」
山札から一枚を引いた虚無はニヤリと笑う。
「櫂トシキ。力を追い求めた君が再び力に屈する姿はさぞかし見物でしょう」