渇望する対決
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途端に櫂の表情が険しさを増した。
ゆっくり…ゆっくりと、禍々しいオーラが櫂を包み込んでいく…。
「お前は……俺が倒す」
その言葉を待っていたかのように雀ヶ森の口角が引き上がった。とても嬉しそうに。
「君が僕と戦いたかったように、僕も君と戦いたかったんですよ――櫂」
距離を取って対面すると漂う禍々しいオーラが歪みプレイ台が出現した。両者はそこに各々デッキをセットする。
「「スタンドアップ・ザ・ヴァンガード!!」」
櫂トシキvs.雀ヶ森レン。
強者の闘いが始まる。
「ジャッジバウ・撃退者」
「レッドバルス・ドラゴキット」
櫂の背後に現れたファーストヴァンガードに、雀ヶ森は僅かに面喰らったような様子を見せた。
「かげろう? なるほど、かげろうですか。より楽しめそうですね」
櫂が使用していたリンクジョーカーを幸子が持ち、彼女が使用していたかげろうを櫂が持っている。これも何か意味があるのだろうか。
…だが最早そんな事は関係ない。此までにない程気分が高揚していた。
「やっと君と戦える。…君ならわかるはずだ。いや、この気持ちは君にしかわからない」
正直世界の運命などどうでもいい。
己の興味は櫂に勝つことだけ。
誰よりも強い櫂という男。
かつて、誰よりも近い存在だった櫂。
憧れだった櫂
最強となった櫂。
そんな櫂を――
「僕はここで倒す!ライド! 無情の撃退者マスカレイド!」
瞳に狂気にも似た光を宿らせ、雀ヶ森は振りかざしたカードをライドした。
―――――‥‥
「俺の力を見た時がレン、お前の最期だ。全てを焼き尽くす煉獄の炎の中で再び甦る――。再誕! ドラゴニック・オーバーロード“The Яe-birth”!!」
オーバーロードЯの圧倒的な力が炸裂する!
与えたダメージは3。
運命のダメージチェック。
雀ヶ森は立て続けに二枚のヒールトリガーを引き当てた。
「ダブルヒールトリガー!」
「もしかしてレン君、本当にヒールトリガーを三枚引き当てられるんじゃ…」
先導と幸子は淡い希望を抱いたが、この時既に渦中の本人達には勝敗は見えていた。
「俺の勝ちだ」
「分かっています…」
ス…と櫂が目を細め勝利を宣言すると、雀ヶ森は観念したように弱く微笑んだ。
場には既にヒールトリガーが四枚。
この状況で雀ヶ森がヒールトリガーを引き当てる確率は0%だった。
ゆっくり…ゆっくりと、禍々しいオーラが櫂を包み込んでいく…。
「お前は……俺が倒す」
その言葉を待っていたかのように雀ヶ森の口角が引き上がった。とても嬉しそうに。
「君が僕と戦いたかったように、僕も君と戦いたかったんですよ――櫂」
距離を取って対面すると漂う禍々しいオーラが歪みプレイ台が出現した。両者はそこに各々デッキをセットする。
「「スタンドアップ・ザ・ヴァンガード!!」」
櫂トシキvs.雀ヶ森レン。
強者の闘いが始まる。
「ジャッジバウ・撃退者」
「レッドバルス・ドラゴキット」
櫂の背後に現れたファーストヴァンガードに、雀ヶ森は僅かに面喰らったような様子を見せた。
「かげろう? なるほど、かげろうですか。より楽しめそうですね」
櫂が使用していたリンクジョーカーを幸子が持ち、彼女が使用していたかげろうを櫂が持っている。これも何か意味があるのだろうか。
…だが最早そんな事は関係ない。此までにない程気分が高揚していた。
「やっと君と戦える。…君ならわかるはずだ。いや、この気持ちは君にしかわからない」
正直世界の運命などどうでもいい。
己の興味は櫂に勝つことだけ。
誰よりも強い櫂という男。
かつて、誰よりも近い存在だった櫂。
憧れだった櫂
最強となった櫂。
そんな櫂を――
「僕はここで倒す!ライド! 無情の撃退者マスカレイド!」
瞳に狂気にも似た光を宿らせ、雀ヶ森は振りかざしたカードをライドした。
―――――‥‥
「俺の力を見た時がレン、お前の最期だ。全てを焼き尽くす煉獄の炎の中で再び甦る――。再誕! ドラゴニック・オーバーロード“The Яe-birth”!!」
オーバーロードЯの圧倒的な力が炸裂する!
与えたダメージは3。
運命のダメージチェック。
雀ヶ森は立て続けに二枚のヒールトリガーを引き当てた。
「ダブルヒールトリガー!」
「もしかしてレン君、本当にヒールトリガーを三枚引き当てられるんじゃ…」
先導と幸子は淡い希望を抱いたが、この時既に渦中の本人達には勝敗は見えていた。
「俺の勝ちだ」
「分かっています…」
ス…と櫂が目を細め勝利を宣言すると、雀ヶ森は観念したように弱く微笑んだ。
場には既にヒールトリガーが四枚。
この状況で雀ヶ森がヒールトリガーを引き当てる確率は0%だった。