迫りくる終焉
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「知力は剣よりも強し。神の知識よ、ここに結集せよ!」
三和と戸倉のファイトは終盤を迎えていた。
「我を導け!リミットブレイク!!!」
手札を3枚捨てコストを払った事により、全知の神器ミネルヴァのリミットブレイクが発動する。ミネルヴァは再びスタンドし、更にパワー+5000を得た。
「ファイナルターンか…」
玄関上部の屋根からファイトを見守っていた櫂が呟いた。
櫂には確信があった。このターンで決着がつく――。
「櫂の邪魔はさせない! 完全ガード!」
「ツインドライブ……クリティカルトリガー。効果は全てユピテールに!オーダインがブーストしたユピテールでアタック!」
「ノーガード…!!」
トリガーは――なし。
「うわあああっ!」
敗北した三和の体内から赤黒いものが抜けていく。それは空に吸い込まれるようにして消えた。
がくりと膝をつき、顔をあげた三和は元の彼だった。
「………」
駆け寄る先導達と三和のやりとりを櫂は黙って眺めていた。
「トシキ…」
隣に立っていた幸子が櫂を見上げていた。リバースにより光を失った暗い瞳が寂しげに櫂を映している。
「大丈夫だ。そんな顔をするな」
腰を抱いて引き寄せれば、幸子は安心したような笑みを見せた。
「俺には幸子、お前がいればいい」
「うん。私も。…トシキの傍を絶対に離れない」
「それでいい」
強さを求め信念を捨てた。
だが、この女だけは手離す気は毛頭ない。
櫂は幸子を横抱きにすると、玄関屋根からするりと飛び降りた。
着地したその視線の先には――蒼き先導者。
「櫂君……」
「……アイチ」
櫂と先導。
両雄が今、激突する。
三和と戸倉のファイトは終盤を迎えていた。
「我を導け!リミットブレイク!!!」
手札を3枚捨てコストを払った事により、全知の神器ミネルヴァのリミットブレイクが発動する。ミネルヴァは再びスタンドし、更にパワー+5000を得た。
「ファイナルターンか…」
玄関上部の屋根からファイトを見守っていた櫂が呟いた。
櫂には確信があった。このターンで決着がつく――。
「櫂の邪魔はさせない! 完全ガード!」
「ツインドライブ……クリティカルトリガー。効果は全てユピテールに!オーダインがブーストしたユピテールでアタック!」
「ノーガード…!!」
トリガーは――なし。
「うわあああっ!」
敗北した三和の体内から赤黒いものが抜けていく。それは空に吸い込まれるようにして消えた。
がくりと膝をつき、顔をあげた三和は元の彼だった。
「………」
駆け寄る先導達と三和のやりとりを櫂は黙って眺めていた。
「トシキ…」
隣に立っていた幸子が櫂を見上げていた。リバースにより光を失った暗い瞳が寂しげに櫂を映している。
「大丈夫だ。そんな顔をするな」
腰を抱いて引き寄せれば、幸子は安心したような笑みを見せた。
「俺には幸子、お前がいればいい」
「うん。私も。…トシキの傍を絶対に離れない」
「それでいい」
強さを求め信念を捨てた。
だが、この女だけは手離す気は毛頭ない。
櫂は幸子を横抱きにすると、玄関屋根からするりと飛び降りた。
着地したその視線の先には――蒼き先導者。
「櫂君……」
「……アイチ」
櫂と先導。
両雄が今、激突する。