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チン…と目的階に到着した音が響きエレベーターが開く。立っていたのは――
「コーリンちゃん!!」
「木梨幸子…」
宮地学園の制服に身を包んだ立凪コーリンがそこにいた。
エレベーターが開き最初に目にした人物が、幸子もよく知るコーリンだった事に安堵しながらエレベーターを降りる。
コーリンは幸子の登場に僅かな戸惑いを見せているようだった。心なしか青ざめているように見える。
「顔色優れないよ。大丈夫…?」
「触らないで!!」
心配した幸子がコーリンの額へ手を伸ばすと、彼女はその手を払い拒絶した。
「コーリンちゃん…!?」
「…なんで来たの!?」
そう問うたコーリンの表情は、強い口調とは裏腹に幸子を心配しているようなそれに感じられた。
「ご、ごめんなさい。どうしても確かめたいことがあって…」
「あんたはここへ来ちゃいけないの。来るべきじゃない。ここは――」
「コーリン」
ふいに背後から聞こえてきた声にコーリンの肩がぴくりと反応した。彼女は俯き、それきり黙ってしまった。
「彼女はタクトに逢いに来たのよ。そうでしょ?木梨幸子」
「スイコさん…」
コーリンの背後、幸子の目の前に、優雅な動作で現れたのは立凪スイコであった。
「コーリンちゃん!!」
「木梨幸子…」
宮地学園の制服に身を包んだ立凪コーリンがそこにいた。
エレベーターが開き最初に目にした人物が、幸子もよく知るコーリンだった事に安堵しながらエレベーターを降りる。
コーリンは幸子の登場に僅かな戸惑いを見せているようだった。心なしか青ざめているように見える。
「顔色優れないよ。大丈夫…?」
「触らないで!!」
心配した幸子がコーリンの額へ手を伸ばすと、彼女はその手を払い拒絶した。
「コーリンちゃん…!?」
「…なんで来たの!?」
そう問うたコーリンの表情は、強い口調とは裏腹に幸子を心配しているようなそれに感じられた。
「ご、ごめんなさい。どうしても確かめたいことがあって…」
「あんたはここへ来ちゃいけないの。来るべきじゃない。ここは――」
「コーリン」
ふいに背後から聞こえてきた声にコーリンの肩がぴくりと反応した。彼女は俯き、それきり黙ってしまった。
「彼女はタクトに逢いに来たのよ。そうでしょ?木梨幸子」
「スイコさん…」
コーリンの背後、幸子の目の前に、優雅な動作で現れたのは立凪スイコであった。