常夏にライド!
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NAL4の他にチームQ4も招待されていた。
元々櫂に連れられてカードキャピタルに通っていた幸子にとって、これは嬉しい誤算であった。
「櫂君と幸子さんも来てたんだね!!」
「うん、トシキに誘われてね…来ちゃった。でもまさか、アイチ君達も来てるなんて知らなかったから、嬉しい驚きだよ」
早速先導が話しかけてきてくれた。
幸子と話している間も、先導は櫂を気にしているように見えた。おそらくは櫂に聞きたい事が山積みなのだろう。
彼が無事に思いの丈を浄化でき、次回のサーキットへ向けての英気を養えればいいなと願う。
新田の用意してくれたコーヒーを頂き、暫し談笑したあと、ご飯を作る前に荷物を置いて来ようという話になった。
「ちゃんと一人一部屋ずつ用意されてるんですよ」
NAL4に宛がわれたペンションに着くやいなや、雀ヶ森が楽しげに発表した。
「へえ、豪華だね。それも優勝のご褒美なのかなぁ。レン君、テツさん、アサカさん、それにトシキ…ありがとうございます」
NAL4の活躍のおかげで厚待遇を受けられるのだ。感謝、感謝である。
「はいはーい。今から部屋の鍵を配りますね」
片手に鍵をじゃらじゃらさせながら雀ヶ森が言った。まず櫂に手渡され、そして鳴海、新城と鍵が渡される。
「15分後にまたここに集合しましょう。かいさーん!」
「待ってレン君。私、まだ鍵を……」
「鍵なら貰っている」
答えたのはなぜか櫂。
どう考えてもひとつしかない鍵を見て、幸子は首を傾げた。
「えっ!? でも…」
「はい。鍵はもう渡してあります」
「???」
片手を上げてのほほんと櫂に同意する雀ヶ森。
幸子が戸惑っている間に、櫂はさっさと宛がわれた部屋に行くべく廊下を歩き出した。
「行くぞ」
「えっ、行くって……トシキ!?」
ひとつしかない鍵。部屋に先導する櫂。
もう、この事態が導きだす答えはこれしかない。
「まさか……トシキと私って…!?」
「はい、そのまさかです」
「っ!!!!?」
屈託ない雀ヶ森の言葉に、幸子は一気に顔から火を吹きそうになった。
恋人だと言ってしまえばそれまでだ。しかしそれが暗に容認されているのが恥ずかしい。
「何をしている幸子。早く来い」
「は、はい…っ!」
やけに大声で応えてしまい、幸子は更に羞恥に赤くなりながら櫂の後を追った。
元々櫂に連れられてカードキャピタルに通っていた幸子にとって、これは嬉しい誤算であった。
「櫂君と幸子さんも来てたんだね!!」
「うん、トシキに誘われてね…来ちゃった。でもまさか、アイチ君達も来てるなんて知らなかったから、嬉しい驚きだよ」
早速先導が話しかけてきてくれた。
幸子と話している間も、先導は櫂を気にしているように見えた。おそらくは櫂に聞きたい事が山積みなのだろう。
彼が無事に思いの丈を浄化でき、次回のサーキットへ向けての英気を養えればいいなと願う。
新田の用意してくれたコーヒーを頂き、暫し談笑したあと、ご飯を作る前に荷物を置いて来ようという話になった。
「ちゃんと一人一部屋ずつ用意されてるんですよ」
NAL4に宛がわれたペンションに着くやいなや、雀ヶ森が楽しげに発表した。
「へえ、豪華だね。それも優勝のご褒美なのかなぁ。レン君、テツさん、アサカさん、それにトシキ…ありがとうございます」
NAL4の活躍のおかげで厚待遇を受けられるのだ。感謝、感謝である。
「はいはーい。今から部屋の鍵を配りますね」
片手に鍵をじゃらじゃらさせながら雀ヶ森が言った。まず櫂に手渡され、そして鳴海、新城と鍵が渡される。
「15分後にまたここに集合しましょう。かいさーん!」
「待ってレン君。私、まだ鍵を……」
「鍵なら貰っている」
答えたのはなぜか櫂。
どう考えてもひとつしかない鍵を見て、幸子は首を傾げた。
「えっ!? でも…」
「はい。鍵はもう渡してあります」
「???」
片手を上げてのほほんと櫂に同意する雀ヶ森。
幸子が戸惑っている間に、櫂はさっさと宛がわれた部屋に行くべく廊下を歩き出した。
「行くぞ」
「えっ、行くって……トシキ!?」
ひとつしかない鍵。部屋に先導する櫂。
もう、この事態が導きだす答えはこれしかない。
「まさか……トシキと私って…!?」
「はい、そのまさかです」
「っ!!!!?」
屈託ない雀ヶ森の言葉に、幸子は一気に顔から火を吹きそうになった。
恋人だと言ってしまえばそれまでだ。しかしそれが暗に容認されているのが恥ずかしい。
「何をしている幸子。早く来い」
「は、はい…っ!」
やけに大声で応えてしまい、幸子は更に羞恥に赤くなりながら櫂の後を追った。