フクロウの加勢
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夕飯を済ませた孤爪と犬岡に烏野高校の日向は、仲良く会話を交わしながら連れ立って食堂を出ていった。
タオルを洗濯していて遅れて食堂に現れた幸子は、その姿をひっそりと見送った。
(研磨、良い友達が出来たんだね)
黒尾や幸子、それに音駒バレー部一同以外と孤爪が人見知りしないで話してるなんて…なんだか感無量だ。
そうやって孤爪も自分だけの世界を作って行くのかと思うと嬉しい反面寂しさもある。
(――なんて。本当に研磨の保護者みたいだな、私)
そんな自分が可笑しくて苦笑した直後、食器を下げていた宮ノ下に話しかけられた。
「幸子ちゃんもご飯食べちゃいなよ」
「ありがとう。もう少ししたら食べるよ」
「さっきから出入口の方ばっか見てるけど、もしかして黒尾君を待ってるの?」
「なっ、ち、違…っ!!!」
指摘され顔から火を吹きそうになっていると「本当にラブラブだねー」と追い打ちを掛けられた。なぜ自分はこんなにも簡単に顔に出てしまうのだろうか。
(…でも、確かに鉄朗遅いな)
孤爪や灰羽といった音駒勢の大半が夕食を取りに来たが、肝心の黒尾はまだ現れていない。
木兎や赤葦も姿を見せていない所をみると、まだ練習をしているかバレーの話で盛り上がっているのだろう。
三度の飯よりバレーの好きな面子だ。
熱中しすぎて夕食を食いっぱぐれないとも限らない。
(声かけて来た方がいいかな)
食堂が開いている時間には限りがある。
それに…黒尾と一緒に夕食を食べたい気持ちもある。幸子は体育館を覗いてみる事に決めた。
「木梨さん、だよね」
食堂から廊下に出てすぐ。背後から声をかけられた。
タオルを洗濯していて遅れて食堂に現れた幸子は、その姿をひっそりと見送った。
(研磨、良い友達が出来たんだね)
黒尾や幸子、それに音駒バレー部一同以外と孤爪が人見知りしないで話してるなんて…なんだか感無量だ。
そうやって孤爪も自分だけの世界を作って行くのかと思うと嬉しい反面寂しさもある。
(――なんて。本当に研磨の保護者みたいだな、私)
そんな自分が可笑しくて苦笑した直後、食器を下げていた宮ノ下に話しかけられた。
「幸子ちゃんもご飯食べちゃいなよ」
「ありがとう。もう少ししたら食べるよ」
「さっきから出入口の方ばっか見てるけど、もしかして黒尾君を待ってるの?」
「なっ、ち、違…っ!!!」
指摘され顔から火を吹きそうになっていると「本当にラブラブだねー」と追い打ちを掛けられた。なぜ自分はこんなにも簡単に顔に出てしまうのだろうか。
(…でも、確かに鉄朗遅いな)
孤爪や灰羽といった音駒勢の大半が夕食を取りに来たが、肝心の黒尾はまだ現れていない。
木兎や赤葦も姿を見せていない所をみると、まだ練習をしているかバレーの話で盛り上がっているのだろう。
三度の飯よりバレーの好きな面子だ。
熱中しすぎて夕食を食いっぱぐれないとも限らない。
(声かけて来た方がいいかな)
食堂が開いている時間には限りがある。
それに…黒尾と一緒に夕食を食べたい気持ちもある。幸子は体育館を覗いてみる事に決めた。
「木梨さん、だよね」
食堂から廊下に出てすぐ。背後から声をかけられた。