カラスの遠征
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「幸子ちゃーーん!!」
合宿所に現れた音駒高校の中に幸子の姿を見つけた木兎は、バッと両手を広げ抱きしめんばかりの勢いで迫ってきた。
咄嗟に黒尾が幸子の腕を取り自分の方へ引き寄せて事なきを得る。
「うがぁ! また黒尾のブロックに阻まれた!!」
「当たり前ダロ。それコイツにしていいの俺だけだからな」
「うぬぬ…任務失敗!」
「心の声洩れてっぞー」
オーバー気味に頭を抱える木兎へ黒尾からの容赦ないツッコミが入った。
ちょうど一年前。初めて梟谷グループの合宿に参加した時以来、木兎は惜しみない愛情表現をおこなってくる(…が、残念ながら撃沈しまくっている)
幸子が黒尾の恋人だと知ってからもめげない所が木兎らしくて逆に清々しい(好きなモンは好きでいいだろ、別に)
「黒尾さん、木梨さん。いつも木兎さんが迷惑かけてすみません」
木兎の脇から現れた赤葦がぺこっと頭を下げた。彼は梟谷学園バレー部副主将であり、木兎の世話係でもある苦労人だ。
「赤葦、お前も色々大変だな」
「…まあ、いつもの事ですから」
「俺のことドーシヨウもないヤツみたいに話すのやめて下さい!!!」
木兎がいると本当に賑やかで楽しい。
「もう他の連中も集まってんのか?」
「音駒さんが推薦した烏野高校以外は全校揃ってますよ」
「アイツら宮城から来っからなー」
「お前らが苦戦したヤバい1年も来んだろ!? 今年は面白くなりそうだな」
黒尾と赤葦、木兎の会話を聞きながら幸子は今年もこの季節がやって来たのだと肌で感じた。
熱い夏が――!!
合宿所に現れた音駒高校の中に幸子の姿を見つけた木兎は、バッと両手を広げ抱きしめんばかりの勢いで迫ってきた。
咄嗟に黒尾が幸子の腕を取り自分の方へ引き寄せて事なきを得る。
「うがぁ! また黒尾のブロックに阻まれた!!」
「当たり前ダロ。それコイツにしていいの俺だけだからな」
「うぬぬ…任務失敗!」
「心の声洩れてっぞー」
オーバー気味に頭を抱える木兎へ黒尾からの容赦ないツッコミが入った。
ちょうど一年前。初めて梟谷グループの合宿に参加した時以来、木兎は惜しみない愛情表現をおこなってくる(…が、残念ながら撃沈しまくっている)
幸子が黒尾の恋人だと知ってからもめげない所が木兎らしくて逆に清々しい(好きなモンは好きでいいだろ、別に)
「黒尾さん、木梨さん。いつも木兎さんが迷惑かけてすみません」
木兎の脇から現れた赤葦がぺこっと頭を下げた。彼は梟谷学園バレー部副主将であり、木兎の世話係でもある苦労人だ。
「赤葦、お前も色々大変だな」
「…まあ、いつもの事ですから」
「俺のことドーシヨウもないヤツみたいに話すのやめて下さい!!!」
木兎がいると本当に賑やかで楽しい。
「もう他の連中も集まってんのか?」
「音駒さんが推薦した烏野高校以外は全校揃ってますよ」
「アイツら宮城から来っからなー」
「お前らが苦戦したヤバい1年も来んだろ!? 今年は面白くなりそうだな」
黒尾と赤葦、木兎の会話を聞きながら幸子は今年もこの季節がやって来たのだと肌で感じた。
熱い夏が――!!