風邪の特効薬ネコ
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体が熱く喉が切れるように痛い。
そんな寝苦しい夜を越えた早朝。
「37.3度」
「今日はおやすみした方がいいわね」
カスカスと掠れた風邪声で体温計を読み上げると、母親から間髪入れずに告げられた。
食欲はあまりなかったが喉に優しいプリンを食べて薬を飲んだ後、ベッドに戻ると黒尾にメールをした。
風邪を引いたので学校を休むという主旨の文章を送信し、バフッと倒れ込むように横になった。
授業はともかく部活が心配だ。
マネージャーがいないのでは1年生部員の負担が大きいだろう。…申し訳ない。
(喉痛い…。咳が止まらないよ…)
眠気はあるものの、微睡むと咳が出てを繰り返し、中々安眠できない。
ム゙ーム゙ーと震動する携帯に微睡みから覚醒すれば、いつの間にか時刻は12時をすぎていた。
携帯が受信したメール。その受信者は――
「鉄朗…」
差出人は黒尾だ。
どうやら昼休みに送信してくれたらしい。
『体調どうだ?』
『元気元気♪』
『嘘つけ』
素早く返信されたツッコミに思わず小さく笑った。
『ホントに大丈夫だよ。薬飲んで安静にしてるから』
『おう、それがいい』
『それより部活ごめんね。みんなの負担大きくなっちゃうよね』
『風邪っぴきが余計な心配すんな。きちんと自分の体を治すことだけ考えて大人しく寝てろ』
『うん…』
『それと、夜久がお大事にとさ』
『ありがとうって伝えておいて』
『りょーかい』
同じクラスである夜久にまで気遣わせて申し訳ないと思う反面、労りの言葉が身に染みる。
そんな寝苦しい夜を越えた早朝。
「37.3度」
「今日はおやすみした方がいいわね」
カスカスと掠れた風邪声で体温計を読み上げると、母親から間髪入れずに告げられた。
食欲はあまりなかったが喉に優しいプリンを食べて薬を飲んだ後、ベッドに戻ると黒尾にメールをした。
風邪を引いたので学校を休むという主旨の文章を送信し、バフッと倒れ込むように横になった。
授業はともかく部活が心配だ。
マネージャーがいないのでは1年生部員の負担が大きいだろう。…申し訳ない。
(喉痛い…。咳が止まらないよ…)
眠気はあるものの、微睡むと咳が出てを繰り返し、中々安眠できない。
ム゙ーム゙ーと震動する携帯に微睡みから覚醒すれば、いつの間にか時刻は12時をすぎていた。
携帯が受信したメール。その受信者は――
「鉄朗…」
差出人は黒尾だ。
どうやら昼休みに送信してくれたらしい。
『体調どうだ?』
『元気元気♪』
『嘘つけ』
素早く返信されたツッコミに思わず小さく笑った。
『ホントに大丈夫だよ。薬飲んで安静にしてるから』
『おう、それがいい』
『それより部活ごめんね。みんなの負担大きくなっちゃうよね』
『風邪っぴきが余計な心配すんな。きちんと自分の体を治すことだけ考えて大人しく寝てろ』
『うん…』
『それと、夜久がお大事にとさ』
『ありがとうって伝えておいて』
『りょーかい』
同じクラスである夜久にまで気遣わせて申し訳ないと思う反面、労りの言葉が身に染みる。